この記事はYouTubeの動画の削除依頼方法をまとめた記事です。
「YouTube上にある悪質な動画・コメントを削除したい。」
文面で誹謗中傷するようなコメントだけではなく、視覚的に主張できる動画内での誹謗中傷はたちが悪いですよね。
そこで今回はそのような悪質な動画・コメントの対処方法をお伝えしていきます。
この記事を読むに当たり、法律などの予備的な知識は不要です。
分かりやすく解説するので、YouTubeの動画・コメントの削除方法を実践していきましょう。
YouTubeとは
参照元:YouTube
動画配信サービス「YouTube」は2007年のサービス開始からわずか10年で、 国内のネットユーザーの10人中8人が利用経験があるメジャーなサービスへと発展しました。
1日当たりの動画視聴時間の累計は10億時間を超えるとされ、 企業は次々と広告出稿を検討しています。
また、世界では19億人のユーザーを抱えて、 月間で世界総人口の約3割に相当するユーザー数を誇るサイトです。
さらには、日本でも月間6200万人が利用するなど、 国民の2人に1人が利用するサイトとなっています。
さらに、2016年前後から話題となった「YouTuber(ユーチューバー)」の誕生により、2016年から2017年の動画投稿数は約2倍に増加したとされています。
スマートフォンアプリからのアクセスが増え、若年層はほぼスマートフォンで視聴しているとされ、YouTubeは手軽に視聴できるコンテンツとして認識されるケースが多いです。
動画内での誹謗中傷発言や心無いコメントも多く、「そういうもの」で済まされてしまうこともあります。
YouTubeのコメントを削除する方法
「自分(他人)のチャンネル・動画に悪質なコメントが投稿された」という場合の対処方法となります。
YouTubeコメントの通報・削除の方法は以下の流れです。
- ステップ1:Youtubeで通報・削除できるコメントを見分ける(ガイドラインは要確認)
- ステップ2:「動画ページからの報告」「プライバシー侵害の申し立て手続き」「YouTubeからコンテンツを削除する」のいずれかの方法でコメントを通報して削除依頼
自力での削除が困難な場合は弁護士に相談・依頼しましょう。
また、 「コメントが名誉毀損だ」と訴える場合、大まかな流れは以下の通りです。
- ステップ1:弁護士への相談・依頼
- ステップ2:犯人の特定
- ステップ3:特定した犯人を警察に通報・逮捕・起訴/損害賠償を請求
以上の流れでYouTubeの悪質なコメントに手を打つことができます。
ガイドラインを確認しながら見分けていくのですが、この流れが結構難しいのでわかりやすく解説していきます。
YouTubeの動画を削除する方法
YouTubeの動画削除方法は以下の3つのケースに分けて説明していきます。
- 削除方法1:プライバシー侵害・肖像権侵害
- 削除方法2:特定の個人への誹謗中傷・名誉毀損
- 削除方法3:企業への誹謗中傷・名誉毀損
3つのケースに分けた理由は、YouTubeの動画削除依頼フォームがいくつかあり、削除依頼方法が異なるためです。
まずはプライバシー侵害・肖像権侵害動画の対処方法を見ていきましょう。
削除方法1:プライバシー侵害・肖像権侵害
YouTubeでは、自分に関する情報を勝手に利用・公開されるケースがあります。
例えば、以下のような情報です。
- 画像(顔写真など)・音声
- フルネーム
- 財務情報(銀行口座、クレジットカードなど)
- 連絡先情報(自宅の住所、電話番号など)
- 政府が発行した個人番号
- その他
このような情報が流出している場合、プライバシー侵害・肖像権侵害として申し立てできます。
このような 規約違反動画の削除依頼の方法は、大きく分けて3つあります。
- 方法その1:投稿者に交渉して削除依頼
- 方法その2:youtubeに削除依頼「プライバシー侵害の申し立て手続き」
- 方法その3:弁護士に依頼して削除依頼
主に3つの方法があります。
詳細を理解して、勝手なプライバシー侵害・肖像権侵害を対処しましょう。
削除方法2:特定の個人への誹謗中傷・名誉毀損
YouTubeの動画内で、特定の個人に向けられた誹謗中傷内容を「名誉毀損」として報告する方法があります。
- ステップ1:誹謗中傷内容の確認
- ステップ2:利用規約を確認
- ステップ3:利用規約と照らし合わせながら、名誉毀損に該当しないか確認
- ステップ4:動画の削除依頼を提出
以上の流れは自力でこなすこともできますが、弁護士に依頼することも可能です。
具体的なステップや名誉毀損に関する規約の読み取り方、削除依頼の提出方法を理解して、迷惑な誹謗中傷動画の削除を依頼しましょう。
削除方法3:企業への誹謗中傷・名誉毀損
動画内での企業への攻撃的な発言は違法行為の可能性があるため、YouTube・投稿者に対して法的な申し立てを申請することを念頭に置きましょう。
この申請には法律の知識が必要になるため、弁護士に相談・依頼することをおすすめします。
経営を妨害するような行為が行われた場合は、法的な申し立てを行うことで動画の削除が可能です。
弁護士に依頼する際は削除だけではなく、特定・損害賠償請求も可能となります。
仮に「違法な動画」である場合は、どこまで動画投稿者に責任を負ってもらうか検討しておきましょう。
動画・コメント削除依頼の疑問を解決
実際にYouTube上の動画・コメントを削除するとなると、様々な疑問を浮かんでくると思いますので、よくある疑問とその回答を整理しておきました。
削除依頼すると動画投稿者にバレる(通知される)か
- 結論:通知はされますが、「匿名」での通知となります。
依頼の通知は匿名で通知されるとしてます。
不適切なコンテンツの報告
YouTube では、不適切と思われるコンテンツを YouTube コミュニティのメンバーに報告していただいています。コンテンツの報告は匿名で行われるため、誰が動画を報告したかは他のユーザーに開示されません。
YouTubeには様々な報告の方法がありますが、いずれの場合も削除依頼は氏名は開示されず、匿名とされています。
ご安心下さいませ。
動画ページからの報告では匿名で報告されますが、YouTubeや動画投稿者に対して法的な措置をとる場合は手続きの中でみなさんの氏名などが相手方に開示される場合があります。
開示されたくない場合は各手続きで一度その旨を明記しましょう。
削除依頼すると依頼内容が公開されるか
YouTubeが削除を対応する以上、基本的に依頼者・依頼内容が公開されることないとされます。
削除が完了すると、「動画が削除されました: 不適切なコンテンツ」「動画が削除されました: 利用規約違反」などと表示されます。
削除依頼の進捗が知りたい
報告された動画の対応進捗状況は「報告履歴」から確認できます。
- 有効:未対応・違反していないと判断された動画
- 削除済み:削除が完了した動画
- 制限付き:年齢制限など制限が設定された動画
報告された動画は新着順に表示されます。同一の動画を複数回報告しても、表示される動画は直近に報告した1つだけです。
場合によっては報告した動画が表示されないケースもありますが、すでに他のユーザーに報告されている場合は表示されません。YouTubeが対応しているとされます。
まとめ
まずは規約を確認して、問題の動画・コメントが違反している箇所がないか確認しましょう。
この作業がすべての削除依頼の基本ですので、なるべく抜け目のないように削除を冷静かつ慎重に読み解いていきましょう。
みなさんの成功を祈っております。
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