【ネットいじめの件数】現状はどうなのか【2020年】

 

この記事ではネットいじめの件数について解説しています。

ネットいじめって年間どれくらい起きているのでしょうか。

國次
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小学校~高校におけるネットいじめの件数は増加傾向にあります。この記事では具体的な数字について扱っていますのでご参照ください。

今回のテーマはネットいじめの件数です。

文部科学省が公開するデータを元にネットいじめがどのくらい起きているのか、どのように推移しているのか、ネットいじめの「現状」を見極めるための数値について解説していきます。

参考とするデータは文部科学省が公開している「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」と呼ばれる調査結果です。

この調査は学校機関で発生したいじめについて統計的にまとめられた調査結果となっており、文部科学省が「いじめ」の実態を正確に把握、教育指導の充実を図るために毎年度行う調査です。

この「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」は、平成22年度(2010年度)から平成30年度(2018年)の調査結果まで閲覧できますのでそちらを参考にします。

この調査結果を参考にネットいじめの件数と推移を見ていきたいと思います。ネットいじめの実態を知りたい方は参考にしていただければ幸いです。

國次
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ネットいじめの特徴や原因を知りたい方は下記の記事もご覧ください。

「ネットいじめ」はどのくらい起きているのか

まずは「いじめ」が認知された件数である「認知件数」に注目します。

いじめの認知件数(件)
H22(2010) 77,630
H23(2011) 70,231
H24(2012) 198,109
H25(2013) 185,803
H26(2014) 188,072
H27(2015) 225,132
H28(2016) 323,143
H29(2017) 414,378
H30(2018) 543,933

※文科省「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査(H23~H30)」に記載されたいじめ認知件数を元に筆者が作成

このようにいじめの認知件数自体は増加傾向にあります。グラフでも見てみましょう。

いじめの認知件数推移

このようにいじめ自体の認知件数は増加傾向にあります。これはつまり「いじめ自体は増えている」ということに他なりません。

このうちネットいじめの割合を考えていきます。この調査にて「ネットいじめ」にあたる項目はいじめの態様8区分のうち「パソコンや携帯電話等で、誹謗中傷や嫌なことをされる。」という項目です。

この項目の2010年からの推移が以下のようになっています。

ネットいじめ
発生件数(件)
認知件数
に占める割合(%)
H22(2010) 3051 3.93
H23(2011) 2992 4.26
H24(2012) 7855 3.96
H25(2013) 8788 4.73
H26(2014) 7898 4.20
H27(2015) 9187 4.08
H28(2016) 10779 3.34
H29(2017) 12632 3.05
H30(2018) 16334 3.00

※文科省「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査(H23~H30)」の調査項目「パソコンや携帯電話等で、誹謗中傷や嫌なことをされる。」を元に筆者が作成

ネットいじめの発生件数は数字上増えていますが、いじめの認知件数に占める割合は減っています。

ネットいじめ発生件数と認知件数に占める割合の推移グラフ

いじめの認知件数やネットいじめの発生件数が増えているなか、ネットいじめの割合が減っているので、他のいじめ区分の割合が増えていることが分かります。

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小学校のネットいじめ件数と推移

小学校のネットいじめ発生件数と割合の推移グラフ

小学校で発生したいじめの件数と推移は以下の通りです。

小学校での
ネットいじめ発生件数(件)
認知件数(小学校)
に占める割合(%)
H22(2010) 273 0.74
H23(2011) 358 1.08
H24(2012) 1679 1.43
H25(2013) 1712 1.44
H26(2014) 1607 1.31
H27(2015) 2075 1.37
H28(2016) 2679 1.13
H29(2017) 3455 1.09
H30(2018) 4606 1.08
※文科省「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査(H23~H30)」の調査結果「パソコンや携帯電話等で、誹謗中傷や嫌なことをされる。」を元に筆者が作成

小学生のネットいじめは認知件数に占める割合は減少傾向にありますが、件数自体は増加傾向にあります。

中学校のネットいじめ件数と推移

中学校のネットいじめ発生件数と割合の推移グラフ

中学校で発生したいじめの件数と推移は以下の通りです。

中学生での
ネットいじめ発生件数(件)
認知件数(中学校)
に占める割合
(%)
H22(2010) 1712 5.14
H23(2011) 1732 5.63
H24(2012) 3700 5.81
H25(2013) 4835 8.38
H26(2014) 4134 7.80
H27(2015) 4644 7.80
H28(2016) 5723 8.03
H29(2017) 6411 7.97
H30(2018) 8128 8.32
※文科省「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査(H23~H30)」の調査結果「パソコンや携帯電話等で、誹謗中傷や嫌なことをされる。」を元に筆者が作成

中学校でのネットいじめの発生件数は増加傾向にあり、認知件数に占める割合も増加傾向にあります。

また、小学校の1%前後と比べると5~8%と多く、中学校でのネットいじめは小学校と比べて他のいじめの中で比率の大きないじめと言えます。

高校のネットいじめ件数と推移

高校のネットいじめ発生件数と割合の推移グラフ

高校で発生したいじめの件数と推移は以下の通りです。

中学生での
ネットいじめ発生件数(件)
認知件数(高校)
に占める割合
(%)
H22(2010) 1048 14.93
H23(2011) 870 14.45
H24(2012) 2401 14.75
H25(2013) 2176 19.71
H26(2014) 2078 18.22
H27(2015) 2365 18.67
H28(2016) 2239 17.39
H29(2017) 2587 17.49
H30(2018) 3387 19.13
※文科省「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査(H23~H30)」の調査結果「パソコンや携帯電話等で、誹謗中傷や嫌なことをされる。」を元に筆者が作成

発生件数自体は増減を繰り返しており、直近(2018年度)ではやや大きく増加していることが分かります。

また、認知件数に占める割合が10%以上で、直近のデータでは20%近くもあるなど高校でのいじめの6分の1~5分の1程度がネットいじめであることがわかります。小中学校と比べても高い水準です。

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まとめ:ネットいじめへの対処・対策

全体的にネットいじめの件数自体は増えていますが、認知件数に占める割合に減少の傾向が見られます。

ただし、全体のいじめ認知件数は増えていることから、学校で起きる他のいじめ行為の割合が増えていることが分かります。

つまり、学校ではネットいじめ以外の方法でいじめが発生している(ネットいじめから別の方法にシフトしている)ということが言えるでしょう。

それでもネットいじめの件数自体には減少傾向が見られません。こういったネットいじめを早期に認知し、対処・対策できるかが子どもたちを守る鍵です。詳しくは以下の記事もご参照くださいませ。

 

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