「5ちゃんねるで削除依頼を出すと公開されてしまうから、メールで依頼したい」
たしかに、削除フォームで削除依頼を公開してしまうと炎上や罵倒の対象となりそうで恐怖心を感じますよね。
そこで今回は、削除依頼板で削除依頼文の公開の必要がないメールでの削除依頼方法と再発防止のための投稿者特定方法を紹介します。
この一記事で、5ちゃんねるの投稿削除方法というみなさんの悩みを解決できる情報を集めておきましたので、参考になれば幸いです。
5chの削除ガイドラインは必ず目を通す
5ちゃんねるで誹謗中傷投稿を削除するにあたり、5ちゃんねるでの投稿削除方法や投稿削除に関する約束事が記載されている削除ガイドラインを確認しましょう。
この削除ガイドラインを読み、5ちゃんねるの削除に対する姿勢について理解を深めてから削除依頼を出すことで、運営が円滑に削除を進めることができるため、削除が成功しやすくなる傾向があります。
しかし、投稿から時間が経つと拡散の恐れもある中で、冷静に削除ガイドラインをすべて読み、理解することは困難です。
そこで、この章ではガイドラインを参考に、削除の対象となる情報をいくつか紹介します。
例えば、次の5つの情報は5ちゃんねるの削除対象です。
- 本名/住所/所属
- 電話番号
- メールアドレス
- 誹謗中傷
- プライベート情報
ガイドラインに記載されている上記5つの詳細について紹介してから、5ちゃんねるの投稿削除依頼時の注意点を説明します。
それでは、各項目を詳しく解説していきます。
削除対象その1:本名/住所/所属
本名や住所、所属は削除対象です。
これらの情報は、誹謗中傷の際に特定の個人を攻撃する際に利用されることが多く、個人の特定が可能である情報はすべて削除対象となっています。
削除対象その2:電話番号
電話番号は番号の羅列はもちろんですが、一部が伏字になっている場合や電話番号を示唆する暗号などの場合も原則としてすべて削除対象となります。
削除対象その3:メールアドレス
特定の個人を攻撃する意図のメールアドレスの公開は削除対象となります。
削除の判断は問題の投稿の文脈によります。
削除対象その4:誹謗中傷
侮辱や名誉棄損などで特定の個人を攻撃する内容は誹謗中傷として扱われ、削除の対象となります。
削除対象その5:プライベート情報
プライベート情報はすべて削除対象となります。
そのプライベート情報が完全に個人を特定するものではないけれど、攻撃の対象となる人物に不利益が発生する可能性がある場合も削除の対象です。
5ちゃんねる投稿の削除依頼時の注意点
5ちゃんねるでは、5つの情報が削除対象となることがわかりましたね。
しかし、さきほど紹介した5つの削除対象のうち、いずれかの対象の条件を満たしていても、5ちゃんねる運営によって削除の対象とはならないと判断されるケースがあります。
その原因は、次の3つの注意点を考慮していないためです。
- 公益性のある情報
- 権利侵害が認められない情報
- 元から公開していた個人情報
個人情報や誹謗中傷で削除対象となる情報であっても、以上3つのいずれかを満たすだけで削除の対象から外れるため、注意が必要です。
それでは、詳しく説明していきます。
注意点1:公益性のある情報
公益性のある情報は、公開されることでアクセスする不特定多数の人間が得をする情報です。
例えば、政治家の汚職や企業の不正な取引などの情報は正確な情報が公開されることで、逮捕のきっかけや裁判の証拠にもなります。
また、そのような汚職や不正の情報は公開されることで、その正当性の議論や批判の材料になるでしょう。
このような公益性のある情報は、掲示板にて良識を生む話題となるため、運営は削除依頼に応じずに放置します。
注意点2:権利侵害が認められない情報
権利侵害は、日本の法律が保護している個人の権利や利益を侵害する行為となっています。
例えば、個人情報の公開はプライバシーの侵害、誹謗中傷は名誉毀損罪や侮辱罪などに該当するケースが多いです。
しかし、5ちゃんねるへの削除依頼文に侵害されている権利の詳細が明らかでない場合やそもそも何の権利も侵害されていない場合は削除がされないので注意が必要です。
どうしても侵害されている権利がわからない場合は、弁護士に相談するのも良いでしょう。
注意点3:元から公開されていた個人情報
個人情報の公開は5ちゃんねるの削除ガイドラインや日本の法律でも違反とされる行為です。
しかし、5ちゃんねるにおいて、元からインターネット上や電話帳などで公開されていた個人情報は削除の対象となりません。
例えば、Twiiterのアカウント上で本名や出身高校、住所などの情報を公開していた場合、電話帳に本名とセットで電話番号を公開していた場合などは、「自己責任」として削除の対象とはならないことが多いです。
削除依頼を送る前に、対象となる個人情報が本当にあらかじめ公開されていない個人情報か否かをきちんと確認しておきましょう。
5ちゃんねるがメールでの削除依頼を認める条件
5ちゃんねるでは、メールアドレス「meiyokison@5ch.net」あてに削除依頼文を送信することで削除依頼が可能です。
ただし、5ちゃんねる運営がメールでの削除依頼を認めるには、以下の表のように4つの条件があります。
条件 | 該当するもの | ||
5ちゃんねるの規定で削除対象となる投稿内容に合致 | さきほど紹介した削除対象となる投稿内容
(本名/住所/所属、電話番号、メールアドレス、誹謗中傷、プライベート情報の5種類) |
差別や蔑視を含む投稿内容 | 荒らしに該当する投稿内容 |
特殊な扱いとなる削除依頼者 | 法人や団体 | 著名人/前科者 | 掲示板で責任問題が問われた人物/
著作物や創作物、活動を販売または提供して対価を得ている人物/何らかの被害を発生させたもの |
警察に相談中の削除依頼者 | ただし警察への通報前の場合は例外 | ||
裁判により削除命令の判決を受けた削除依頼者 | 裁判所の判決が出ている方に限定 |
以上の4つの条件に該当する方は、重要削除対象として、メールでの削除依頼が可能になります。
裁判の仮処分が出たなどの嘘の削除依頼や削除対象にならない情報の削除依頼、削除依頼を送信した時点でまだ警察に通報していない削除依頼などは5ちゃんねるに重要削除対象として認められず、NGになるため、注意が必要です。
そこで、削除依頼を送る際は、上記の表を参考に、これから送る削除依頼が「削除対象の情報であるか」「削除依頼者の条件を満たすか」をあらかじめ確認しておきましょう。
5ちゃんねるのメール削除依頼には本人確認書類が必要
5ちゃんねるのメール削除依頼は、旧2ちゃんねるには存在しなかった新しい削除依頼方法です。
旧2ちゃんねるの削除フォームからの削除依頼と比べて、5ちゃんねるのメールでの削除依頼では本人確認書類が必要となります。
旧2ちゃんねるの削除方法のように、削除フォームから削除依頼を行うと、依頼内容や個人情報の一部が掲示板にさらされた状態になり、削除依頼が第三者に公開されてしまいます。
しかし、5ちゃんねるのメールでの削除依頼は、誰にもバレることなく削除依頼が出せるため、魅力的です。
ただし、5ちゃんねるのメールでの削除依頼は、5ちゃんねる運営に本人確認書類の提出として個人情報を渡すという点に注意しなければいけません。
本人確認書類として認められる資料
本人確認書類として認められる資料は以下のようなものです。
- 免許証(運転免許証、船員手帳など)
- パスポート
- 写真付き住民基本台帳カード
- 外国人登録証明書
- 特別永住者証明書
また、本人確認書類のうち、いずれかの2種類があれば身分を証明できるものとして、次のような資料もあります。
- 健康保険被保険者証
- 国民健康保険被保険者証
- 国民年金手帳
- 国民年金証書
- 共済組合員証
上記のようなものは本人確認書類として認められるため、写真ないしコピーで本名や写真、住所など、本人の確認に必要な情報が記載された情報をメールに添付しましょう。
投稿者側が異議申し立てができるため、投稿の再掲載の恐れがある
5ちゃんねるがメールで削除依頼を受け取ると、その内容を判断し投稿の削除を行います。
ただし、この投稿削除後、削除した投稿の投稿者による異議申し立て期間が設けられます。この異議申し立ての期間は投稿の削除から7日以内です。
その7日間の間に投稿者から削除に対する異議申し立てがあれば、5ちゃんねる運営は異議申し立ての内容を判断して、削除した投稿を再掲示するか判断します。
つまり、異議申し立てが通ってしまった場合は、削除できても再掲載されてしまう恐れがあるわけです。
もし再掲載された場合は、弁護士や裁判所を通して、法的な措置をもって削除依頼を行うことで再度削除が可能となります。
5ちゃんねるの削除依頼の 方法・手順
ここまでの章の内容は複雑でしたので、この章でもう一度整理します。
5ちゃんねるにおけるメールでの投稿削除方法の流れを把握して、削除に関する不安感を解消しましょう。
- 手順1:削除ガイドラインにもう一度目を通す
- 手順2:削除判断基準を確認する
- 手順3:メールでの投稿削除の条件を満たしているか確認する
- 手順4:メールで5ちゃんねる運営に削除依頼を申請する
- 手順5:運営が削除をするか否か判断し、削除が必要と判断されれば削除される
それぞれの手順について詳しく説明していきます。
手順1:削除ガイドラインにもう一度目を通す
削除ガイドラインに目を通して、5ちゃんねるの削除に対する姿勢をおおよそでいいので、把握しましょう。
どの項目を読んでも難解であるときは、せめて削除ガイドラインの*印の項目を読むようにすることをおすすめします。
なぜなら、この*印の項目はメール削除に関する基本的な規定を示している項目であり、この項目を理解することで、5ちゃんねるの削除に対する姿勢の根幹がみえてくるためです。
以下の画像のような*印が付いた項目は必ず確認しておきましょう。
削除ガイドライン内でこの*印がついた項目は4つです。
- 「削除対象*」
- 「差別・蔑視*」
- 「荒らし依頼*」
- 「判決・仮処分の決定など*」
この項目を読んで、5ちゃんねるの削除に対する姿勢を把握しておきましょう。
手順2:削除判断基準を確認する
削除判断基準は5ちゃんねる削除体制のページで確認できます。
こちらのページは削除ガイドラインから一歩進み、実際に削除する際の留意点を説明するページとなっています。
その項目の中に、削除判断基準があり、こちらの基準を理解したうえで、削除依頼文を作成することで運営に円滑な対応を促すことができますよ。
以下は5ちゃんねるの削除判断基準からの引用です。
4.【削除判断基準】
- 権利侵害とは何か。
法的保護に値する利益を侵害すること、をいう。法的保護に値する利益は、時代と ともに、変化するものである。以下は、一般的に裁判上も認められている利益である。- 削除は、リクエストのあった記事について、対応の可否を判断するものとする。
- 名誉
個人ないし法人の社会的評価を低下させる事実を摘示するもの。- プライバシー
人の名前(イニシャル等であっても、個人の特定)、住所、家族の名前、電話番号等の組み合わせで、個人のプライバシーを侵害していると判断できるもの。- 平穏に生活する利益
他人に危害を加えることを予告するもの。
悪質な殺害予告については、掲示板上で公開することがある。- 社会に害悪が生じる現実的危険性がある情報
例えば、爆弾を製造する方法、薬物の売買をうかがわせる情報
- 犯罪に関する情報及び法人に関する情報の場合は、原則として、裁判手続きによって仮処分を取得して、司法判断を待つことにする。
引用元:5ちゃんねる削除体制
権利侵害は日本の法律で定められた権利が何者かの投稿によって侵害されている状態を意味します。
その法律で定められた権利とは、名誉やプライバシー権のことです。
5ちゃんねるではそのほかにも、「平穏に生活する利益」や「社会に害悪は生じる現実的危険性がある情報」を権利侵害の可能性のある情報として扱っています。
メールに記載する削除依頼文では、投稿内容がこの4つの項目のうち、どの項目に違反しているかを明確に示し、権利侵害を証明しなければいけません。
権利侵害が認められる場合のみ、運営は削除に応じるため、削除依頼文を記載する際はこの削除判断基準を参考にしましょう。
手順3:メールでの投稿削除の条件を満たしているか確認する
メールでの投稿削除の基準とはこの記事の「5ちゃんねるがメールでの削除依頼を認める条件」で紹介した以下の4つの条件です。
- 5ちゃんねるの規定で削除対象となる投稿内容に合致
- 特殊な扱いとなる削除依頼者
- 警察に相談中の削除依頼者
- 裁判により削除命令の判決を受けた削除依頼者
メールでの削除依頼の場合はこれらの条件のうち、1つ目と2~4つ目のうちいずれかに当てはまる必要があります。
これから送信する削除依頼がその条件に沿っているか否かもう一度確認しましょう。
手順4:メールで5ちゃんねる運営に削除依頼を申請する
メールでの削除依頼の場合は、5ちゃんねる運営のメールアドレス(meiyokison@5ch.net)に対して、以下のような削除依頼文を送ります。
件名 削除依頼申し立てについて |
内容
|
以上の内容を含んだ削除依頼文をメールで送信し、運営による審議の結果を待ちます。
手順5:運営が削除をするか否か判断し、削除が必要と判断されれば削除される
運営が削除依頼文を参考に削除をするか否かを判断し、個人情報の公開や誹謗中傷が認められた場合は、投稿が削除されます。
ただし、さきほど言及したように、異議申し立ての期間が7日間あり、投稿の再掲示の可能性もあるため、注意しましょう。
5ちゃんねるの書き込み投稿者を特定する方法
誹謗中傷投稿は問題の投稿が削除されれば解決ではありません。誹謗中傷投稿を行う投稿者が再度同じ内容の投稿を行う可能性もあります。
投稿者を特定し、慰謝料を請求することで、無責任な投稿の責任を取らせることが可能です。
以下の2つの手順で犯人を特定していきましょう。
- IPアドレスの情報開示請求を行う
- プロバイダへの情報開示請求を行う
それぞれの手順について、詳しく説明していきます。
IPアドレスの情報開示請求を行う
IPアドレスとは、インターネットに接続するパソコンやスマホなど割り当てられたナンバーのことです。
IPアドレスは「123.45.678.90」といった数字の羅列であり、このIPアドレスによって、誹謗中傷投稿を書き込んだ機器の情報がわかります。
このIPアドレスが投稿者特定への貴重な手がかりとなるわけですね。
まずはこのIPアドレスを開示させる開示請求を5ちゃんねるの運営に対して行います。
はじめはメールなどで任意で行っても構いませんが、成功する確率は低いため、裁判所にIPアドレス公開の仮処分を出してもらいましょう。
仮処分は裁判所が個人の法的権利を守るための一時的なガードのようなもので、この裁判所の判断をもとにIPアドレスの公開を5ちゃんねるに請求が可能です。
このIPアドレス公開の仮処分の手続きから、IPアドレスの公開まで1ヶ月程度かかります。
プロバイダへの情報開示請求を行う
取得したIPアドレスをもとにプロバイダを特定します。プロバイダはインターネット接続を仲介する業者のことです。
インターネット利用者は必ずこのプロバイダと契約するため、誹謗中傷投稿の投稿者もプロバイダと契約していることになります。
つまり、プロバイダはインターネット契約の際に誹謗中傷投稿の投稿者から預かった情報(名前、住所、電話番号など)を持っており、プロバイダにこの情報を開示させることで、投稿者の特定ができるわけです。
プロバイダが持つ情報は、プロバイダ責任制限法では発信者情報と呼ばれています。
この発信者情報は裁判によって開示させることが可能です。
こうして、プロバイダに情報を開示させることで、誹謗中傷投稿の投稿者の名前や住所、電話番号を取得できるため、これらの情報をもとに投稿者への慰謝料請求ができます。
プロバイダの開示請求は、開示請求の手続きから、慰謝料の請求まで1ヶ月程度かかります。
全ての手続きを弁護士に任せることもできる
ここまで5ちゃんねるの投稿削除や投稿者特定の手順を紹介してきましたが、権利侵害の理解や裁判所の仮処分手続きなど要所に法的な知識が必要となる手続きがありましたね。
このような法的な手続きを含め、すべての手続きを弁護士に任せることがで可能です。
弁護士はお金がかかりそうと思うかもしれませんが、そのようなデメリットよりもメリットの方が多いため、弁護士に頼ることをおすすめします。
そこで、この章では5ちゃんねるに対する法的な手続きを弁護士に依頼するメリットと費用について、紹介していきます。
弁護士に依頼するメリット6選
5ちゃんねるに対する法的な弁護士に依頼するメリットは6つあります。
- 法律のエキスパートで的確な対処
- 豊富な法的手続きの経験
- 問題の解決にかかる時間がわかる
- さらなるトラブルを回避
- 手続きに必要な書類や証拠の準備や相談
- 手続きの際の精神的負担の軽減
1つずつ説明していきます。
法律のエキスパートで的確な対処
法律の知識が要所で必要となるため、自力で対処する際には、法律について調べる無駄な労力や時間が発生してしまいます。
しかし、法律のエキスパートである弁護士に任せれば、さまざまな手続きを法的知識を持って的確に対処してくれます。
豊富な法的手続きの経験
弁護士はクライアントに相談された多様な法律問題を解決するために、法的な手続きを何度も経験しています。5ちゃんねるへの仮処分や権利侵害の通告も法的な手続きの一環でしょう。
弁護士ならば、このような手続きも豊富な経験に基づくノウハウで、無駄なく手続きをこなすことが可能です。
問題の解決にかかる時間がわかる
法律の知識がないと、本当に削除依頼が成功するのか不安を感じると思います。
その点、弁護士に依頼しておけば、ケースに応じて解決にどれだけの時間を要するのか、あらかじめ教えてくれます。
このように、解決にかかる時間がわかり、見通しが立つだけでも不安が和らぐのです。
さらなるトラブルを回避
法的な手続きの最中に誤って別のトラブルを発生させる可能性があります。
例えば、投稿者や運営への誹謗中傷や誤った慰謝料請求などです。
自分に被害が加わるとどうしても冷静に対処できずに、相手方と衝突してしまうかもしれませんよね。
そこで、弁護士が仲介役となり、交渉してもらうことで、そのようなトラブルのリスクを回避することができます。
手続きに必要な書類や証拠の準備や相談
誹謗中傷の法的な手続きには、必要な書類や証拠の準備が比較的多いです。
もちろん実生活もありますので、一日のすべての時間をそのような準備に当てることは困難でしょう。
弁護士に依頼すれば、そのような書類や証拠の準備をすすめてくれるほか、自力準備し無ければならない場合でも、きちんと相談に乗ってくれます。
弁護士に準備をお願いすることで、時間を割かずに済むことは魅力的です。
手続きの際の精神的負担の軽減
弁護士に依頼する一番のメリットは「弁護士に依頼すれば最適な答えを導いてくれる」という安心感です。
自力で法的な問題を解決しようとすれば、失敗してはいけないという緊張感やストレス、精神的なダメージは大きくなることが予想されます。
しかし、弁護士は豊富な知識と経験から適切な対応を効率的にこなすことができるため、信頼できるパートナーであり、依頼をすれば安心感を得ることが可能です。
5ちゃんねるの法律手続きで困ったら、迷わず弁護士に相談することをおすすめします。
弁護士に依頼する際の費用
弁護士に依頼する際にかかる費用として、以下のような費用があります。
- 相談料:弁護士に相談する際にかかる費用
- 着手金:弁護士が法的手続きを始めるにあたり支払う費用
- 成功報酬/報酬金:投稿が削除し、依頼が成功した際に支払う費用
- 裁判所費用:弁護士ではなく、裁判所に支払う費用、印紙代や切手代
- 日当:弁護士が出張する際の交通費、宿泊費など
それぞれの費用相場は、以下の表に整理します。
相談料 | 初回は無料の法律事務所が多い/2回目以降は30分で5,000円程度 | ||||||
着手金 | 投稿削除(交渉):50,000円 | 投稿削除(仮処分):100,000円 | 投稿者特定(交渉):50,000円 | 投稿者特定(訴訟):200,000円 | 損害賠償請求(交渉):100,000円 | 損害賠償請求(訴訟):200,000円 | |
成功報酬/報酬金 | 50,000円~200,000円 | ||||||
裁判所費用 | 10,000円~20,000円 | ||||||
日当 | 出張の有無によって異なる |
こうして表をみると、たしかに安価ではありません。
しかし、自力で法的手続きを行い、削除が失敗して誹謗中傷投稿の情報が拡散されるような事態と比べれば、妥当な代金といえます。
弁護士費用は法律相談所によって変わり、着手金無料型の法律事務所や成功報酬が無料になる相談所もあるので、あらかじめリサーチしておきましょう。
まとめ
5ちゃんねるの投稿削除については、次のような手順を追うことで、メールで削除依頼を送信することができます。
- 手順1:削除ガイドラインにもう一度目を通す
- 手順2:削除判断基準を確認する
- 手順3:メールでの投稿削除の条件を満たしているか確認する
- 手順4:メールで5ちゃんねる運営に削除依頼を申請する
- 手順5:運営が削除をするか否か判断し、削除が必要と判断されれば削除される
また、誹謗中傷投稿の投稿者を特定するためには、次の2つの手続きを行う必要があります。
- IPアドレスの情報開示請求を行う
- プロバイダへの情報開示請求を行う
しかし、このような手続きには法的な知識が必要となるため、法律のエキスパートである弁護士に依頼するのがおすすめです。
5ちゃんねるの投稿削除は、投稿内容が拡散される恐れもあるため、時間との勝負でもあります。
そのためには、なるべくスムーズに手続きができるように取り計らい、交渉相手が理解しやすいように論理的な交渉を行わなければいけません。
この記事の情報がそのための一助となれれば幸いです。
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