楽天の利用者数は2020年時点で5,000万人を超えています。ゆえに、楽天の口コミの影響力・拡散力は強く、顧客の購買意欲向上につながるでしょう。
逆に、誤った内容であればネガティブな印象を広めかねないので、他のユーザーが見る前に即座に削除する必要がありますね。
みなさんもお困りでこの記事にたどり着いたことでしょう。
この記事では楽天のレビュー削除方法(自分のレビュー・他者のレビュー)を専門家が詳しく、そしてわかりやすく解説していきますので是非ご参照くださいませ。
楽天で「自分のレビュー」を削除する方法
自分が投稿したレビューの場合、簡単に削除できます。削除したいレビューがある商品を購入履歴から探すか、レビュー管理画面(レビュー一覧)を開きましょう。
- STEP1該当レビューを表示・選択my Rakutenから購入履歴またはレビュー一覧を開いて削除したいレビューを表示・選択。
- STEP2「レビューを削除する」をクリック・タップレビューの編集画面に移るので「レビューを削除する」をクリック・タップ
- STEP3即時レビュー削除レビューは即刻削除
自分が投稿したレビューであれば、このような手順で簡単に削除できるのでご安心ください。
楽天で「出品商品へのレビュー」を削除する方法
自社商品や楽天上のショップ、自分が好きな商品に対して迷惑レビューが届いたら困ります。
特に「担当者への誹謗中傷」や「根も葉もないデマ」「商品と直接関係のないレビュー」等、風評被害につながる投稿も散見されます。
楽天で自分が投稿したレビューを削除するのは容易なのですが、このように他人が投稿したレビューを削除するのは、少し手間がかかります。
ここからは楽天で迷惑レビューの削除を「依頼」する方法を解説していきます。
楽天で迷惑レビューの削除を依頼する方法
楽天の迷惑レビューは運営に通報して削除を依頼します。その方法は以下の通りです。
- STEP1規約違反発生の有無をチェック問題の迷惑レビューを開いて、規約違反が起きていることを確かめる。
- STEP2「報告」規約違反が起きている場合、右下の「不適切なレビューを報告する」からレビューを運営に通報。
- STEP3確認画面の内容を確認後送信削除確認画面を開くので内容をよく確認後、送信。
- STEP4レビュー内容が審議され、規約違反なら削除報告されたレビューは規約違反の発生の有無が確認され、規約違反が発生していれば削除。
明記はされていませんが、経験上、報告後1ヶ月以内には対応されると思われます。
なお、すでにお気づきのように、楽天のレビューの削除依頼をするためには「規約違反の発生」が絶対条件です。
つまり「規約違反が発生していなければレビューは削除されない」ということになりますね。
はい。ですが、みなさんが通報したい投稿はほとんどの場合が「(商品のレビューとは無関係に)誰かを傷つけている可能性が高いもの」と想定します。
そうしたものは規約違反の発生が見込まれるので、おそらくは削除できるでしょう。
誹謗中傷・暴言等、攻撃的なレビューは弁護士に依頼して削除だけではなく、慰謝料を請求してみてはいかがでしょうか?弁護士費用も慰謝料に含めることが可能です。
楽天で削除されやすい投稿の例
楽天で削除されやすい投稿は「規約違反が発生している投稿」です。この際参照される規約は「みんなのレビュー」利用規約と投稿ガイドラインという楽天の規則となります。
以下のような投稿が規約違反と定められていました。
- 商品と関係ない投稿
- 他人を差別・誹謗中傷するレビュー内容
- 個人を特定できるレビュー内容
- 低俗下品な表現、暴力的な表現等、公序良俗に反するレビュー内容
- 他サイトへの誘導・宣伝等
レビューだからといえど何を書き込んでもいいわけではありません。「ゴミ商品」「バカ運営」「つぶれろ」等低俗で暴力的なレビューは「公序良俗に反する」として規約違反で削除される可能性があります。
楽天でレビューの削除依頼が失敗した場合の対処法2つ
何らかの不都合で楽天でレビューの削除依頼が失敗することも十分に考えられます。そうした場合もレビューを強制的に削除する方法はあるのであきらめないでください。
方法1:送信防止措置依頼書の作成・送付
送信防止措置依頼書とは、ネット上で人権侵害が発生した際に、Webサイトの管理者に対して問題のコンテンツの削除(送信防止)を依頼する書面です。
例えば「楽天のレビュー上で誹謗中傷された」という場合、「名誉(権)の侵害」として送信防止措置依頼書を楽天宛に送ることが可能となります。
手続きは法的な内容となりますので弁護士への協力は必須でしょう。詳しくは以下の記事で解説しますのでご参照くださいませ!
方法2:仮処分の申立
仮処分とは「レビュー内容が違法かは本訴訟で決めるとして、訴訟の手続きの間にレビューが閲覧できると被害が拡大するので、仮の処置として違法とみなす」という手続きのことです。
この仮処分が裁判所で認められれば、そのレビューは「ひとまず違法」となり、強制的に削除されます。
レビューが削除されない時の最終手段ですが、レビュー内容に「名誉毀損・侮辱」「業務妨害」等違法性が認められなければなりません。
こちらも法的な手続きであるため、弁護士に依頼することが必須です。
楽天の悪質レビュー投稿者を特定・損害賠償請求
楽天にレビューを投稿した投稿者を、プロバイダ責任制限法に基づいて法的に「特定」する方法があります。いわゆる「開示請求」のことです。
ただし、投稿者が特定できるのは楽天レビューに「名誉毀損」「プライバシー侵害」等「人権侵害」の内容が含まれる場合のみとなります。
誹謗中傷や個人情報流布といった場合に限定されますね。
こうした投稿者に対して損害賠償を請求することも可能です。弁護士費用も請求することができるので悪質なレビューを投稿されたという方はぜひご検討ください。
もし楽天のレビューで誹謗中傷されたら弁護士と協力して人権侵害として訴え、相手に法的な措置を講じましょう。
この記事のまとめ
今回は楽天のレビューを削除する方法を紹介してきました。
- 自分の楽天レビューを削除:マイページからレビュー管理で簡単に削除可能
- 他人に投稿された楽天のレビューを削除(出品者・販売者向け):投稿下部から「報告」
- 削除されない場合、出品者や商品の風評被害が拡散する前に、送信防止措置依頼書や仮処分等法的措置で問題の楽天レビューを強制削除
この記事をまとめると、楽天のレビューを削除したいときは上記のような対応をとります。
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