この記事は、ヤフーショッピングの評価削除方法を徹底解説する記事です。
早く解決したくても削除方法が複雑で、ただ時間が過ぎるばかりではありませんか?
特にストアの評価はペナルティーとなり、検索結果に表示されなくなるため、一刻も早く削除したいですよね。
そこで今回は、ヤフーショッピングの評価削除依頼について、予備知識なしでも削除できる方法をお伝えしていきます。
簡単に実践できる内容であるため、参考にしながら削除を依頼しましょう。
それでは、解説していきます。
まずは準備!ヤフーショッピングの悪い評価は削除できる
結論から言えば、ヤフーショッピングの悪質な評価は削除可能です。
削除依頼を出す準備として、評価の削除を依頼する相手と悪質な評価の基準について押さえておきましょう。
評価の削除依頼の送り先
まずは評価の削除を依頼する相手です。
ヤフーショッピングのガイドラインには以下のような記載がありました。
2.いったん投稿された内容は公開され、当社または投稿者以外は削除できません。
引用元:Yahoo!ショッピングガイドライン – Yahoo!ショッピング
確かに一度投稿された評価について、ストア側の勝手で削除はできないとしています。
しかし、これは裏を返せば、ヤフーショッピングまたは投稿者に頼めば削除できるということもできるのです。
悪質な評価の基準は「本当に悪質と言えるのか」
ストア側でいくら悪質だと訴えても、基準を満たしていなければ削除することはできません。
投稿された評価が本当に悪質と言えるのか、「悪質」という評判の線引きが必要となります。
この悪質の線引きがどのようなものなのか利用規約から考えていきます。
再びヤフーショッピングのガイドラインを確認しましょう。
2.いったん投稿された内容は公開され(中略)名前や住所などの個人情報や、無関係な情報、他のお客様の権利を害する内容、読む人に不快感を与える内容は投稿しないでください。
3.方法のいかんを問わず評価を操作して、投稿者自身または第三者の評価を不当に向上させるまたは低下させることは禁止します。
引用元:Yahoo!ショッピングガイドライン – Yahoo!ショッピング
ここから分かることは以下の通りです。
- プライバシーを侵害するような情報や関係のない情報、他のユーザーの権利を侵害する内容はダメ
- 不正に誰かの評価を下げる(上げる)のもダメ
このような約束に違反する評価は「悪質」と言えます。
さらに、ガイドラインに以下のような記載がありました。
1.当社は、販売者または注文者がYahoo! JAPAN利用規約第1編第1章第12項に該当する場合、Yahoo!ショッピングガイドラインもしくは法令等に違反しているまたはそのおそれがある場合、その他本サービスにふさわしくないと当社が判断した場合、同項に定める措置を講じることができます。当社が講じることができる措置とは、IDを削除することのほか、販売者または注文者による本サービスの利用を停止し、商品等の掲載を削除することも含みます。
引用元:Yahoo!ショッピングガイドライン – Yahoo!ショッピング
具体的にどんな違反がいけないのか見ていきましょう。
こちらから分かることも整理します。
- 「Yahoo! JAPAN利用規約第1編第1章第12項」「Yahoo!ショッピングガイドライン」、そして法律などに違反しているようなら、相応の措置を行う
- 措置とは、ID削除、利用停止などを指す
ガイドラインや法律に違反しているものには、ID削除や利用停止などの制裁を加えることが分かりました。
「Yahoo! JAPAN利用規約」とはヤフーショッピングだけではなく、ヤフー株式会社が提供するサービスすべてに共通する約束事です。
先ほどの「Yahoo! JAPAN利用規約第1編第1章第12項」には以下のようなことが記載されています。
12.投稿などの削除、サービスの利用停止、ID削除について
(中略)
(1)お客様が本利用規約に定められている事項に違反した場合、もしくはそのおそれがあると当社が判断した場合
引用元:第1編 基本ガイドライン – サービス利用規約 – ヤフー株式会社
この利用規約には、禁止事項が定めてありました。
(1)日本国またはご利用の際にお客様が所在する国・地域の法令に違反する行為
(2)社会規範・公序良俗に反するものや、他人の権利を侵害し、または他人の迷惑となるようなものを、投稿、掲載、開示、提供または送信(以下これらを総称して「投稿など」といいます)したりする行為
(中略)
(5)当社のサービス、当社の配信する広告、または、当社のサイト上で提供されているサービス、広告を妨害する行為
この項目では全部で10個の約束事がありましたが、「悪質な評価」に関係していそうな項目は以上の3項目でした。
こちらを整理すると以下のようになります。
- 日本の法律に違反する行為
- モラル・マナーに反する行為、権利を侵害する行為、迷惑行為
- ストアのサービスを妨害するような行為
このような行為はヤフーにとって悪質な行為とされており、禁止行為です。
ここまでに紹介した「悪質」の基準を整理すると以下のようになります。
- ヤフーショッピング:プライバシーを侵害するような情報や関係のない情報、他のユーザーの権利を侵害する内容
- ヤフーショッピング:不正に誰かの評価を下げる(上げる)
- ヤフー全体:日本の法律に違反する行為
- ヤフー全体:モラル・マナーに反する行為、権利を侵害する行為、迷惑行為
- ヤフー全体:ストアのサービスを妨害するような行為
- 投稿者が以上のような行為を行ったときは、ID削除、利用停止などの措置を行う
評価の削除依頼を出す際は、「以上の項目を満たすような悪質な評価だ」ということを伝えましょう。
評価削除の準備が完了したら、いよいよ削除依頼を出していきます。
ヤフーショッピングでストア評価の削除依頼を出す方法
どんな評価が悪質と見なせるか分かったところで、ヤフーショッピングに評価の削除依頼を出していきます。
個人情報が書き込まれているなど、不適切な内容のストア評価を発見した場合は、その評価で[不適切な評価として報告する]をクリックして、表示される報告フォームからお知らせください。
ご報告内容をもとに、違反と思われるストア評価は、Yahoo! JAPANが削除します。
なお報告に対して、Yahoo! JAPANが個別にお答えすることはありません。また、報告された内容について、Yahoo! JAPANが対応、処置することをお約束するものではありません。ご了承ください。
引用元:Yahoo!ショッピングヘルプ – 不適切なストア評価を報告する
ヤフーショッピングのストア評価には、コメント付きの評価とコメントなしの評価が存在します。
いずれの場合も問題の評価を表示して、「不適切な評価として報告する」ことで削除可能です。
(ストア評価は右サイドの緑色の星マーク横、「○○のストア評価」をクリック・タップし、ストアページを開いたら、トップの検索ボックス下にある「○○のストア評価」をもう一度クリック・タップすることで表示可能です。)
運営に報告することで、投稿者に対して適切な処置を求めることが可能でしたね。
まずは問題の評価の右下にある「違反報告する」をクリック・タップします。
参照元:Yahoo!ショッピング
報告画面を開いたら、「違反の種類」を選択し、違反の詳細を選択します。
参照元:Yahoo!ショッピング
「個人情報に関する違反」で個人情報が流出しているとき以外(誹謗中傷、権利侵害など)は、「その他の違反」を選択しましょう。
コメント内容が前章で紹介した「悪質な評価の基準」を満たしているかもう一度確認し、大丈夫そうなら報告します
誰が誰に対して、どのような行為を行い、どのような被害が出たのかと言うことを明確に示しておきましょう。
例えば、「AがB(自分)に対して、○○という表現で、営業上の信用を毀損する内容を投稿しており、売上が減少するなど被害を受けている。」とします。
500文字で伝わる簡潔な内容で構いません。
記入が完了したら、「報告する」でヤフーに違反報告しましょう。
救済措置!低評価率のペナルティを避ける方法
2018年3月に、この低評価率が検索結果に反映されるペナルティが追加されました.
過去60日間(およそ2ヶ月間)に、以下の2つの条件を満たすとペナルティが課せられます。
- 条件その1:低評価(星1・2)を5件以上つけられた
- 条件その2:低評価率が0.3%以上(低評価率=低評価数/過去60日間の注文数*100)
条件を2つとも満たすと、ストアは違反ラインを超えます。
このラインを超えると、商品の検索順位が最後尾まで落ちるという制裁です。
ゆえに、低評価の数は軽視できません。
低評価除外申請フォーム
低評価除外申請フォームとは、救済措置として設けられた低評価を除外することができる申請窓口です。
低評価が除外されることで低評価率が下がり、条件その2を満たさなくなるので、違反ラインを超えずに済むことになります。
低評価除外申請フォームはストアクリエイターProの評価チェックツール内で確認可能です。
審査に関することは連絡されないので、低評価が除外され、低評価率が下がるところを見守るほかありません。
また、一つの低評価は一度しか削除できないため、ご注意ください。
さらに、むやみに一つの低評価を削除しようと低評価除外申請フォームを利用すると、利用フォームの利用が規制されるペナルティーがあります。
必ず一つずつ冷静に対処していきましょう。
低評価除外申請フォームで除外可能な評価
どんな低評価でも除外できるわけではありません。
以下のような条件のいずれかを満たしていれば、低評価を除外可能です。
- 条件その1:配送関係のトラブルについてのクレーム(ストアは関係ない)
- 条件その2:商品へのレビュー(ストア評価と商品レビューは別者)
- 条件その3:コメント内容とスコア評価のあからさまな不一致(コメントでは「非常に良い」という内容なのに評価は低評価)
- 条件その4:その他、不当な評価
このように誤りによって低評価が付けられてしまった場合のみ、除外できるとしています。
条件その4の「不当な評価」は悪質な評価と考えても良いです。
悪質な評価は「悪質な評価の基準」で紹介した以下のような項目を指します。
- ヤフーショッピング:プライバシーを侵害するような情報や関係のない情報、他のユーザーの権利を侵害する内容
- ヤフーショッピング:不正に誰かの評価を下げる(上げる)
- ヤフー全体:日本の法律に違反する行為
- ヤフー全体:モラル・マナーに反する行為、権利を侵害する行為、迷惑行為
- ヤフー全体:ストアのサービスを妨害するような行為
このような行為によって、ストア評価が傷つけられている場合、低評価除外申請フォームで低評価の除外を依頼しましょう。
まとめ
まずは、コメント付きストア評価の違反報告から行い、低評価は低評価除外申請フォームから除外を依頼しましょう。
注意して欲しいことは、一つ間違えれば「評価をコントロールする行為」と取られてしまうことです。
そうならないためにも、本当に悪質なのか利用規約を参考にしながら、評価の質についてよく検討しなければいけません。
その検討の際に、この記事を参考にしていただければ幸いです。
不当な低評価に悩むみなさんの一助となれることを願っております。
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