インスタには不快な投稿や問題のある投稿者を運営側に報告できる「通報機能」があります。通報された相手は運営によって審議された後、BANされることもあるでしょう。
ところが「この通報の仕方や仕様がいまいちわからない」というインスタユーザーは意外と多い印象を受けます。
そこで今回はインスタでの通報の仕方について“わかりやすく”解説していきます。
現在インスタで特定の投稿やユーザーの報告を検討している方は必見です。
インスタでの「通報」の仕方
まずはインスタでの通報前に知っておきたいノウハウからご紹介していきます。
通報前に確認!インスタ通報の条件
インスタの通報の手順は非常に簡単です。ただし「自分にとって都合が悪いから」と単に連続で投稿を通報するなどしても意味はありません。
そもそも通報機能は運営側に相手を規約違反として対処してもらうためのものですので、インスタ上での規約違反の発生が通報の条件となります。
この点を理解しておくと、より効果的に通報の内容が伝わり、通報相手がBANされやすくなります。
実際に利用規約の「Instagramで禁止されている行為」やコミュニティガイドラインを確認し、問題の投稿やユーザーに以下のような特徴がないか確認しておきましょう。
- 脅迫やヘイトスピーチ、誹謗中傷、名誉毀損、嫌がらせなど攻撃的な投稿 → コミュニティガイドラインに違反
- 性的なコンテンツ → コミュニティガイドラインに違反
- なりすまし行為 → 利用規約の禁止行為に該当
- 不正ログイン → 利用規約の禁止行為に該当
- 著作権侵害 → 利用規約の禁止行為に該当
上記のうち、通報の根拠として明確に理由付けできるものを選んでおきましょう。後で解説しますが、理由のない通報は規約違反であるためです。
上記のような規約違反が発生していれば、通報した内容で問題のユーザーアカウントや投稿が対処されやすくなるでしょう。
規約の読解や通報の手続きが分かりづらいと感じる場合は弁護士に依頼して投稿を強制的に削除させ、投稿者に損害賠償を請求する方法もあります。
誰かに頼ると不安感も解消されるので、一人で悩まないようにしてくださいね!
インスタでの通報の仕方と手順【重要】
インスタの通報の手順はインスタのアプリを使うのが手っ取り早いです。以下の手順に沿って通報していきましょう。
- STEP1“三点”のタップ投稿またはプロフィールの上部にある「三点(iPhoneの場合は横並び・Androidの場合は縦並び)」をタップ。
- STEP2「報告する」をタップ相手の投稿やプロフィールに関する画面が出てくるので「報告する」を選んでタップ。
- STEP3報告する理由の選択報告する理由として適切なものを選ぶ。利用規約の「Instagramで禁止されている行為」やコミュニティガイドライン参照。
パソコンやタブレットなどのブラウザで通報する場合も投稿またはプロフィール上部の「三点(横並び)」から上記とほぼ同じ流れで手続き可能です。
相手の投稿が見れない場合などはどうしたらいいんですか?
専用の問い合わせフォームがあるのでそれを利用します。その方法を解説してきます。
また「インスタはやっていないが、インスタ上で嫌がらせを受けていると聞いた」などインスタのアカウントを持っていない場合やブロックされていて相手の投稿が見れない場合は以下のような手続きで報告します。
- STEP1報告専用のフォームにアクセス「Instagramでの嫌がらせまたはいじめを報告」にアクセス。
- STEP2質問に答えていくインスタアカウントの有無や発生場所などを聞かれるので、自分の状況に合ったものを選ぶ。詳細な情報の記入が求められる場合もあるので「何が起きているのか」事細かに説明できるようにしておく。
上記の流れで手続きが可能です。嫌がらせまたはいじめ以外を通報したい場合は「コミュニティガイドラインの違反を報告」から通報しましょう。
インスタでの通報にかかる日数
インスタの通報にかかる日数はインスタの運営側が審議に要する日数でもあります。
明確な期間はケースバイケースでしょうから分かりませんが、こういった類の真偽にはおおよそ1週間から1ヵ月程度かかるとされています。
インスタでの通報の“しすぎ”に注意
先ほどインスタの通報には規約違反の発生が必要あるとしましたね。
理由もなくインスタ上で通報機能を利用するとかえって以下の利用規約に反する行為とみなされてしまう可能性もあります。
意図されたサービスの運用に支障をきたす行為や、これを損なう行為は禁止されています。
これには、詐欺的または根拠のない報告や異議申し立てを行うことなどよって、報告、申し立て、または異議申し立てを濫用することが含まれます。引用元:Instagram「利用規約」
このように根拠のない申立が規約違反として定められていることが分かりますね。
理由のない通報はかえって自分が規約違反とみなされてしまうので注意しましょう。
インスタで通報された相手はどうなるのか
インスタで通報された「側」はどうなるのでしょうか。インスタの通報による効果についても知っておきましょう。
インスタで通報された相手はどうなる?BANだけ?
インスタで通報されると、運営に審議された上で以下のような制裁を受けることになります。
- 投稿の削除
- アカウントの停止(アカウント無効化・凍結)またはアカウントの完全削除
- その他の制限(不明だが、いいねやフォローなどの制限か)
通報は結果として上記のように問題のユーザーに対して制裁措置を講じることにつながる可能性があります。
インスタで通報相手に「通知」が?身バレも?
通報相手に通知が行くことはありません。これは以下のようにインスタ公式のお墨付きですのでご安心ください。
知的財産権侵害の報告を除き、報告は匿名で行われます。相手のアカウントからは、誰が報告したかを把握することはできません。
引用元:Instagram「Instagramで不適切なコメントまたはスパムのコメントを報告するにはどうすればよいですか。」
このように匿名で通報が行われると明言されていますのでご安心ください。インスタの通報で身バレの心配はありません。
インスタは何回・何人に通報されたらBAN?
こちらは公式で発表されておらず、未知数ではありますが、Twitterや匿名掲示板などの報告例を参照する限りだと「複数アカウントから複数回の通報が寄せられた場合」に最もBANの確率が高くなるようです。
これは単一のアカウントよりも複数のアカウントに通報されていた方が「社会的に迷惑」と合理的にみなされやすいためでしょう。
複数アカウントから通報するのは難しそうですね・・・。
TwitterやInstagram上でハッシュタグを付けるなどして「問題のユーザーや投稿を通報するように呼びかける」というアイディアもあります。ぜひご利用ください。
ところが、インスタ上では以下のような記載もあります。
Instagramでは、あなたからの報告に基づいてアカウントのブロックなどの措置を検討します。
記載上は「あなたから」ですので、単一ユーザーによる報告の内容も審議され、制裁措置をとる可能性もあることが示唆されています。
何回・何人に通報されればインスタのアカウントが凍結されるかは事態の深刻度といったケースバイケースで変わるものと推察されます。
また、インスタのヘルプ上には以下のような記載がありました。
コミュニティガイドラインまたは利用規約に繰り返し違反しているアカウントは完全に削除される場合があります。
通常は凍結(アカウント無効化)で済むようですが、「繰り返し」違反していることが認められた場合には完全に削除されるようです。
規約違反の通報は必要ですが、インスタの運営にきちんと審議させるためには、複数のアカウントから違反通報があったなど合理性に足る条件が必要と考えます。
まとめ
インスタの通報機能の使い方や仕様については理解できたでしょうか。
インスタの通報で運営側に相手に対して制裁措置を講じてもらうには、利用規約違反の発生と通報時に適切な選択肢を選ぶこと、そして可能であれば複数のユーザーに通報を呼びかけることが肝心です。
その際はぜひこの記事を参考にして徹底的に対処していただければと思います。
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