キャリコネに事実とは異なる口コミを投稿され、困っていませんか?
悪評が広まってしまうと会社のイメージダウンに繋がり、入社を希望する人が減ってしまうのではないか…と不安になってしまいますよね。
今回はそんな悩みを抱える人事担当者の皆様のために、キャリコネに投稿された悪質な口コミの削除方法を徹底解明していきます。
削除依頼における例文や注意点はもちろん、投稿者の特定方法なども併せて紹介していくので、一刻も早く解決を図りたい人は必見です!
キャリコネの口コミを削除する方法
結論から言うとキャリコネに投稿された悪質な口コミは、削除できる可能性が高いです。
まずは削除を依頼するにあたって必要な情報を確認していきましょう。
利用規約を確認しよう
キャリコネは、企業に関するアンケートの利用規約第3条において禁止事項を明記しています。
禁止事項に当てはまる行為はいくつかありますが、削除を申請する上で特に知っておきたい項目は以下の通りです。
虚偽の内容の投稿
- 他人の著作権、名誉、プライバシーその他の権利を侵害する或いはそのおそれのある内容の投稿その他の行為
- 他者を差別もしくは誹謗中傷する行為
- 理由が書いていない批判や、意図的に特定事業者の名誉又は信用を毀損する行為
- 犯罪行為、又は重大な危険行為に結びつくおそれのある行為
引用元:企業に関するアンケートの利用規約
禁止事項に該当する口コミはキャリコネの利用規約に違反しているため、削除の対象となります。
そのため、削除を依頼したい口コミが禁止事項に該当しているかどうか、今一度確認しておきましょう。
[surfing_voice icon=”https://sakujo.or.jp/wp-content/uploads/2019/01/AdobeStock_99318373.jpeg” name=”” type=”r” font_color=”000″]キャリコネは「利用規約に違反していない口コミの削除は行わない」と明言しているので、利用規約の確認は非常に大切ですよ!
削除を依頼する前に証拠を保全しよう
一刻も早く悪質な口コミを削除して欲しいという気持ちも分かりますが、念のため当該口コミは証拠として保全しておくことをおすすめします。
印刷や写真等形態は問わないので、必ず証拠を残しておきましょう。
削除依頼フォームへ移行しよう
利用規約の確認と証拠の保全ができたら、以下のURLから削除依頼フォームへと移行しましょう。
削除依頼フォーム:https://careerconnection.jp/src/reviewDel.html
削除依頼フォームでは、下記の項目を入力及び選択する必要があるので、入力漏れには注意が必要です。
- お問い合わせの種類
- 貴社名
- URL
- 担当部署
- 氏名
- 電話番号
- メールアドレス
- メールアドレス(確認)
- 削除依頼記事番号
- 削除依頼理由
- 添付資料
【注意点1】削除依頼理由は明確に述べよう
削除依頼フォームにおいて特に重要な項目となっているのが、削除依頼理由です。
上記でも触れた通り、キャリコネは利用規約に違反していない口コミの削除は行っていません。
そのため、対象の口コミが利用規約に反している旨をしっかりと伝える必要があります。
どのような内容を送れば良いのか分からない人は、下記の例文を参考にしてみてくださいね。
お世話になっております。
株式会社〇〇で人事を担当している〇〇と申します。
今回は、キャリコネに投稿された口コミの件でご連絡させていただきました。
20〇〇年〇月〇日に投稿された記事番号〇〇番において、弊社社員のメールアドレスが投稿されています。
当該口コミの内容は以下の通りです。
「社員Aのメールアドレスは○○だ!」
個人情報をみだりに公開する行為はプライバシーの侵害に当たり、キャリコネの企業に関するアンケートの利用規約第3条「禁止事項」に該当します。
悪質な迷惑メールが頻繁に届くなどといった被害も受けているため、削除のご検討の程、よろしくお願い申し上げます。
株式会社〇〇 人事部 〇〇太郎
[surfing_voice icon=”https://sakujo.or.jp/wp-content/uploads/2019/01/AdobeStock_99318383.jpeg” name=”” type=”r” font_color=”000″]利用規約に反していることだけではなく、プライバシーの侵害や名誉毀損といった法的な根拠も提示できるとより良いですね。
【注意点2】感情的になるのはやめよう
悪質な口コミで迷惑を被っているからといって感情的な文章を送っても、削除はしてもらえません。
感情的でまとまりのない文章では解決が遠のくだけなので、しっかりと気持ちを落ち着かせることが大切です。
【注意点3】削除依頼を出しても削除されない可能性がある
誹謗中傷に関する対策や知識が備わっていないと十分な根拠を示すことが難しいため、削除依頼が承認されないケースもあるでしょう。
その場合は、専門の弁護士等を通じて削除依頼を行うのが早期解決への近道となります。
費用は掛かりますがその分確実性が増すので、検討してみるといいかもしれませんね。
[surfing_voice icon=”https://sakujo.or.jp/wp-content/uploads/2019/01/AdobeStock_99318355.jpeg” name=”” type=”r” font_color=”000″]ちなみに削除請求に関する弁護士費用は、着手金や報酬金を合わせて15万円前後が相場となっていますよ。
【注意点4】誹謗中傷と感想を間違えないようにしよう
会社の評判を揺るがすような内容であっても、必ずしも誹謗中傷に該当するとは限りません。
たとえば「〇〇部の仕事はつまらなかった」「自分には合わない会社だった」といった内容は、誹謗中傷ではなくあくまでも個人の感想として捉えられてしまうでしょう。
低評価の口コミが全て削除の対象となるわけではないため、注意が必要です。
悪質な口コミの投稿者を特定する方法
心無い口コミの投稿者を特定したいと思うのは当然です。
ここではそういった想いに応えるためにも、投稿者を特定する方法について解説していきます。
弁護士に依頼をしよう
対象の口コミが個人の権利を侵害するほど悪質性がある場合、キャリコネの運営元に発信者情報開示請求書を送付することができます。
発信者情報開示請求書が承認されれば、IPアドレスはもちろん、氏名やメールアドレスといった投稿者の情報を得ることが可能です。
しかし、素人が侵害された権利を導き出したり発信者情報開示請求書を作成したりするのは困難を極めるでしょう。
そのため、まずは専門の弁護士へ相談することをおすすめします。
【注意】発信者情報開示請求は応じてもらえない可能性もある
運営元が発信者情報開示請求書に応じるかどうかは任意なため、応じてもらえない可能性ももちろんあります。
その場合は、仮処分を申し立てて裁判を行う必要があるでしょう。
ただし、裁判といっても弁護士に依頼をすれば弁護士主体で動くことになるので、裁判所に出向くことはほとんどありません。
弁護士費用の相場
- 裁判外の場合:着手金と報酬金を合わせて30万円前後
- 裁判へ発展する場合:着手金と報酬金、裁判費用を合わせて50万円前後
上記の費用が、投稿者を特定する際にかかる弁護士費用の目安です。
ただし、弁護士費用は依頼する弁護士事務所や依頼の内容によって異なるので、注意しましょう。
[surfing_voice icon=”https://sakujo.or.jp/wp-content/uploads/2019/01/AdobeStock_99318332.jpeg” name=”” type=”r” font_color=”000″]投稿者に損害賠償を請求する場合は、15万円前後の着手金や報酬金が発生することもおさえておくといいですよ。
まとめ
キャリコネは、他の口コミサイトに比べると悪質な口コミに対して迅速な対応を行っている傾向にあります。
そのため、対象の口コミが悪質且つ利用規約に違反していることを指摘すれば、削除してもらえる可能性が高いでしょう。
「放っておけばいいだろう」と軽視していると悪評がどんどん広まってしまい、企業のイメージダウンは免れません。
今回紹介した手順や注意点を参考に早めの対処を心掛け、現状を打破していきましょう。
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