youtubeの低評価は動画を視聴するユーザーからの「意思表示」の手段ですが、最近では「アンチ」と呼ばれる集団がこれを悪用していわゆる“低評価爆撃”による嫌がらせを行う例も存在しています。
また、低評価はランキングを考慮するための指標の一つとされており、低評価が多いとYouTubeのおすすめに表示されにくくなる可能性もあります。
こうした背景がわかると、なおさらyoutubeの低評価には「恨み」しか感じません!
単純に低評価にショックを受けて「誰がこんな評価を付けたのか」「特定したい」という気持ちもありますけど・・・。
この記事の前提として、単に「誰が低評価を押したか気になるから」というよりも「“低評価爆撃”を受けている」「嫌がらせを受けている」という方に向けた内容となります。
低評価は「公平な評価」であることが大半なので、好奇心や安易な気持ちで低評価ユーザーを特定しないようにしてくださいね。
残念ですが、結論から言えば、2021年6月現時点で低評価を押したyoutubeユーザーを明確に特定することはできません。
ですがこれは公式の特定方法が存在しないだけです。対策もできます。この記事ではyoutubeの低評価「特定」に関する気になるポイントを詳しく解説します。
youtubeの低評価、特定する方法は・・・
早速youtubeの低評価ユーザーを特定する方法を解説していきます。
youtube公式では低評価を特定する方法は“存在しない”
youtubeのシステム上、低評価だけではなく高評価に関しても「評価しているユーザーが誰かなのか」調べることは一切できません。
無論、そのユーザーを特定したり、ブロックすることなどもできないです。
以下のyoutubeヘルプは動画ではなく「コメント」に付けられた「評価」の通知について解説されていますが「評価時に相手に名前が通知されない」つまり「匿名」であることが分かります。
高評価、低評価は匿名です。コメントを高く評価すると、コメント投稿者に「コメントに高評価が付けられました」という通知が届く場合があります。コメントを低く評価した場合は、コメント投稿者に通知が送られることはありません。
youtube側はコメント欄の評価についてもこのような「匿名」の姿勢をみせており、動画欄に関しても同様に「匿名」となります。
コメントに関しては高く評価された場合は「高く評価しました(もちろん高く評価したユーザー名は記されていない)」という通知が届きます。
低評価の場合は通知が届きません。
youtubeの低評価を特定する方法「エゴサ」
youtubeの低評価(または低評価ユーザーのipアドレスなど)を特定するツール・アプリがあるというウワサがありますが、youtube上でそのような評価したユーザーのデータを外部に一切公開していない以上、外部ツールによる特定は技術的に不可能です。
公式で低評価の評価ユーザーが通達されるシステムが存在しない以上「エゴサ(エゴサーチ)」して探すしかありません。
例えば、Twitterや5chなどのSNS・匿名掲示板などで・・・
- 「〇〇の動画に低評価を付けてやった」
- 「〇〇に一斉に“低評価爆撃”をしよう」
・・・といった声明や報告があれば、「誰が」あるいは「いつ」低評価したのか、ある程度特定することはできます。
もちろん特定はできても単に「低評価した」というだけであれば、公正な意思表示であり、誹謗中傷や侮辱などが添えられていない限りは人権侵害として扱うこともできません。
ただ、こうした声明や報告だけではなく、投稿者本人への誹謗中傷がある場合は以下の記事を参考に「名誉毀損」として低評価ユーザー(ip)を特定・損害賠償請求、そして刑事告訴することもできます。
“特定できない苛立ち”「低評価」youtubeユーザーに対してできることは・・・?
残念ながらyoutubeの低評価ユーザーを特定できないケースの方が多いと思います。そこで低評価ユーザーを特定できないにしても「何か対策がないか」一緒に考えていきたいと思います。
対策:youtubeの評価(高評価・低評価)を非表示にする
もし“低評価爆撃”のような嫌がらせの場合「そもそも低評価を表示できなくする」ことで他ユーザーに低評価数を見られる機会がなくなり、名誉が守られるでしょう。
この方法では高評価の数も表示されなくなるので注意です。
まずは以下の手順で評価(低評価・高評価)の数を非表示にしましょう。
- STEP1youtube studioにアクセスyoutube studioにアクセスし、動画一覧から低評価を押されたくない動画を開く。
- STEP2動画の編集画面へ動画の編集画面を開き「詳細」タブを選択。「この動画の評価をユーザーに表示する」のチェックを外して「保存」する。
- STEP3低評価が非表示になっているか確認本当に動画の低評価(高評価)が非表示になっているか確認。
上記の手順で低評価(高評価)を非表示にできます。執拗な低評価嫌がらせを減らせる可能性があります。
動画が複数ある場合は、youtube studioの公開済みの動画に対して1つ1つ評価を非公開にするのは大変です。
そのような方は評価を非公開にしたい動画をすべて選択肢、動画の一覧上部からから「編集」「ユーザーの評価」、新しい値を「オフ」にするだけで一括で評価を非公開にできます。
また、デフォルト(動画投稿のタイミング)で、評価を非公開にしたい場合は、youtube studioの「設定」から「アップロード動画のデフォルト設定」「詳細」へと進み、「この動画の評価をユーザーに表示する」のチェックを外します。
低評価ユーザーを特定できるわけではないんですね。
低評価ユーザーの特定に繋がるわけではありませんが、視聴者側からすれば「低評価の数が見えない」→「低評価しても他のユーザーに低評価(の数)を表示できない」として、嫌がらせ目的の低評価の抑止につながる可能性はあります。
対策:概要欄に「低評価」「ご意見」を受け付けている姿勢をみせる
動画内や動画の概要欄、チャンネル概要欄に「低評価を押したい方へ。至らぬ点があればご報告願います。」「ご意見はTwitterのリプ欄や動画コメント欄にどうぞ。」といった文言を添えておくことで、なぜ低評価としたのか視聴者側が教えてくれる可能性があります。
この文言を添えるメリットは、低評価の理由から改善に繋げられるだけではありません。低評価の理由を答えるように誘導することで、低評価ユーザーのあぶり出し・特定が可能になります。
コメント欄やTwitter上にて誹謗中傷をともなう過激なアンチコメントを行う場合、名誉毀損罪や侮辱罪としても立証が可能です。
あえて低評価ユーザーを文章へと誘導することで低評価ユーザーの特定へとつなげる方法となります。
まとめ
youtube上の低評価ユーザーの特定は困難ですが、この記事で紹介した内容で特定する「工夫」をすることは可能です。
- 非公式特定方法:「低評価した」というユーザーがいないかエゴサ
- 低評価への対策:youtubeの評価(高評価・低評価)を非表示にして名誉を守る
- 低評価への対策:概要欄に「低評価」「ご意見」を受け付ける姿勢をみせ、過激なコメントに対してはしかるべき措置をとる
もし低評価の嫌がらせを受けている場合はこの記事の内容でみなさんの名誉が守られることを祈っております。
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