正しい通報の仕方を知らないと通報の効果はなくなり「通報しても意味ない」と思えてしまうかもしれません。今回はpixivの通報機能の正しい使い方を専門家が解説します。
pixiv通報についてわかりやすく解説するので迷惑行為などにお困りの方はぜひお試しください。
pixivの通報のやり方・方法|できない場合も解説
pixivの場合、各作品やユーザープロフィールにある「…」アイコンをタップ・クリックして「問題を報告」から通報を行います。
この「…」アイコンはログインしていないと表示されません。アイコンが表示されず、通報できない場合は一度pixivにログインしてみてください。
特にスマホブラウザからpixivにアクセスする場合、このアイコンが表示されていないことがあります。ご注意ください。
【まずは確認】端末別のpixiv通報の流れ
pixivの通報できるものは大きく分けて「作品」「ユーザー」の2つです。そしてアプリケーションごとに通報の仕方が若干異なります。まずはpixiv通報の基本を押さえた方が混乱しないと思います。
スマホのWEBブラウザ(safariやGoogleアプリなど)の場合【おすすめ】
pixivアプリだと通報理由の項目が少なかったりユーザープロフィール上で通報ができなかったりしますので、スマホで通報するならsafariやGoogleアプリなどのWEBブラウザアプリからの通報がおすすめです。
まずは通報したい作品の下部にある「…」をタップしオプションから「問題を報告」を選びます。
「問題を報告」を開いたら「報告理由」から近しいものを選び「詳しい内容」に作品のどこに問題があるか記入します。
選べる報告理由は以下6つです。
- 過度な性的表現が含まれている
- プライバシーまたは肖像権を侵害している
- 無断転載している
- 商業用の広告や宣伝、勧誘を目的とする情報が含まれている
- 児童ポルノまたは児童虐待に相当する内容が含まれている
- その他、利用規約・ガイドラインに違反している
通報したい作品が上記のどれに該当しているか見極めて近しい報告理由を選びましょう。あとは「詳しい内容」に作品のどのあたりに問題があるのか補足して説明していきます。
ユーザーを通報する場合はユーザーのアイコンからプロフィールページに移動します。
ただ、このままだと「…」のアイコンが表示されていないのでWEBブラウザアプリ側で「PC版(デスクトップ版)のサイトをリクエスト」します。
- safari:URLバーにある「ぁあ」から「デスクトップ用Webサイトを表示」
- Google/Chromeアプリ:URLの横にある「…」から「PC版サイト」
するとpixiv上で「…」アイコンが表示されるようになります。あとは作品を通報する場合と同様にユーザーを通報する報告理由を選択し、詳しい内容を記入します。
選べる通報理由は以下の10個です。
- 不適切な作品を投稿している
- 嫌がらせ・荒らし行為を行っている
- 不適切なサイトへの誘導を行っている
- 不適切なプロフィールを掲載している
- 無断転載している
- プライバシーまたは肖像権を侵害している
- 児童ポルノまたは児童虐待に相当する内容が含まれている
- 自殺や犯罪の予告を行っている
- ピクシブ百科事典で問題のある行動をしている
- その他、利用規約・ガイドラインに違反している
あとは「詳しい内容」にユーザーを通報する理由を記入していきます。
スマホのpixivアプリの場合
スマホのpixivアプリの場合、通報できるのは作品のみです。通報したい作品の「…」からメニューを開き「不適切な作品を報告する」を選択します。
以下のフォームが表示されるので報告理由を選択します。
選択できる報告理由は「過激な性的表現」「過剰なグロテスク表現」「著作権違反」「その他の利用規約違反」の4つだけです。
スマホのWEBブラウザから通報した方が詳細に報告理由が選べるので、ブラウザ上で通報することをお勧めします。
pixivアプリではユーザープロフィールに「…」アイコンがないため、ユーザーを通報することはできません。
PCブラウザの場合
PCブラウザでも通報ができます。
- 作品を通報:下部の「…」から「問題を報告」を選び、通報する
- ユーザーを通報:ユーザーアイコンをクリック後、ユーザープロフィールの「…」から「問題を報告」を選び、通報する
基本的な流れはスマホブラウザの場合と同様です。
pixivで何を通報する?通報コンテンツ別通報のやり方
pixiv通報の基本的な流れを把握したので、次はいよいよ問題の投稿やユーザーを通報していきます。
絵・作品・ヘイト創作の通報
先ほどの方法で通報で近しい報告理由を選択します。
ヘイト創作に関してはpixivガイドラインの「投稿禁止作品」に該当する可能性があります。
ガイドラインの投稿禁止作品の中でもヘイト創作は 特に「中傷・脅迫・経済的もしくは精神的に損害や不利益を与えるもの」「いたずらに過度な思想を押し付けるもの」等に該当する可能性があります。
ヘイト創作を通報する場合は「報告理由」を「その他、利用規約・ガイドラインに違反している」で通報できると良いですね。
メッセージ通報
ユーザープロフィールに移動し、「…」から「問題を報告」し「報告理由」を「嫌がらせ・荒らし行為を行っている」または「その他、利用規約・ガイドラインに違反している」にします。
「詳しい内容」に「自分宛てに嫌がらせのようなメッセージが届いたこと」と、コピペでいいので「相手から届いたメッセージ内容」を記入していきます。
ユーザー通報
ユーザーを通報する場合、先ほどの方法でページをPC版表示にしてユーザープロフィールに表示されている「…」アイコンから通報します。
近しい通報内容を選択しましょう。
コメント通報
不快なタグが付いた場合は相手のユーザープロフィールから通報します。
「…」から問題を報告し「報告理由」は「嫌がらせ・荒らし行為を行っている」または「その他、利用規約・ガイドラインに違反している」を選びます。
「詳しい内容」には「○○という投稿に〇〇という不快なコメントをつけた」とコメントがどこに付いたのか記載します。コメントが付いた投稿のURLがあると良いです。
また誹謗中傷のような攻撃的な発言の場合は特に「○○という部分はガイドラインの禁止行為『中傷・脅迫・経済的もしくは精神的に損害や不利益を与えるタグ・コメント行為』に該当していると思います」などと記入し、通報します。
タグ・タグ荒らし通報
不快なタグが付いた場合も相手のユーザープロフィールから通報します。
タグの場合は「タグ編集」から相手のユーザー名が表示されているので、そこからプロフィールページに移動できます。
「…」から問題を報告し「報告理由」は「嫌がらせ・荒らし行為を行っている」、「詳しい内容」には「〇〇という不快なタグをつけた」「このユーザーがタグ荒らしを行っている」などと記入し、通報します。
またタグ荒らしは「中傷・脅迫・経済的もしくは精神的に損害や不利益を与えるタグ・コメント行為」「作品内容に無関係なタグを付加する行為」に該当し、pixivガイドライン違反です。
そのことを通報時に報告できると良いですね。
連投の通報
ただ単に連投しているだけでは通報することはできません。通報できるのはpixivの「投稿禁止作品」を連続投稿している場合のみです。
ガイドラインの「禁止行為」に「投稿禁止作品を大量・連続投稿する行為」とあります。
投稿禁止作品についてはpixivのガイドラインを確認しておきましょう。
主に相手が攻撃的な意図がくみ取れる作品を連投している場合に投稿禁止作品とみなせると思われます。
連投を通報する場合はユーザープロフィールページから通報します。
通報理由は「その他、利用規約・ガイドラインに違反している」として詳しい内容に「投稿禁止作品を連続投稿していること」と「投稿禁止作品の○○に該当する」とどのガイドラインに違反しているか明示して通報しましょう。
パクリ・転載・著作権侵害通報
著作権に関する問い合わせの場合は少し異なります。専用フォームに以下を記入の上、通報しましょう。
- 問題の作品タイトル
- 問題の投稿のURL
- どの部分がパクリなのか、作品自体の転載であるか
- 自分に著作権があることの証明(元作品のタイトル、出版社、日付、URLなど)
- 自分の連絡先
年齢詐称の通報
詐称行為はpixiv利用規約第14条7項で禁止されており、規約違反です。ユーザープロフィールから通報しましょう。
通報理由を「その他、利用規約・ガイドラインに違反している」として詳しい内容に「年齢詐称であること」と「pixiv利用規約第14条7項の詐称行為に該当すること」として通報します。
pixivで通報されたらどうなる?通報の結果、相手は…
通報されればpixiv側で通報内容が審議されます。その結果規約違反行為が認められた場合、問題のユーザーに対しては以下のような処置が講じられます。
- 差止や警告など
- 削除・訂正
- 公開範囲変更
- アカウント利用停止
- アカウント強制削除
- 以後のアカウント作成申込を承諾しないこと
pixivで通報したら相手にバレる?わかる?通知がいく?
pixiv上では明記されていませんが、こうした通報機能を利用した通報は基本的に「匿名」です。確証はありませんが相手に通知が行く心配はないと考えてよいでしょう。
pixivで通報を間違えた場合、取消はできる?
通報の取消機能はありませんので通報の取消はできません。どうしても通報内容を取り消したい場合は「先ほどの通報は誤りだった」とpixivにお問い合わせください。
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