LINEの国内月間アクティブユーザー数は8,600万人と日本の総人口の約半数が利用しています。
それだけのユーザーが利用しているので、中には悪質なユーザーもおり「LINEで嫌がらせを受けた」「LINEで誹謗中傷された」「lLINEでいじめられた」などLINEでのトラブルも発生しています。
「通報」はそのような悪質ユーザーに対する対処の一手段です。
LINEを利用する上で通報は基礎的な「自衛」の知識となるのでぜひこの記事で理解して問題のユーザーに対処しましょう。
LINEの通報の仕方は簡単です。この記事ではみなさんがすぐに通報機能を使いこなせるような内容を解説していますよ!
【LINE】通報の仕方ステップ1:“通報する条件”を満たしているか確認
LINEの通報の仕方で以外と知られていないのが「通報する条件を満たしているか」確認することです。その点も含めて見ていきましょう。
LINEの通報では相手の投稿やアカウントが削除されるというだけあり、単に「自分にとって都合が悪い」だけでは運営が対処してくれるわけではありません。
通報に関するヘルプでも運営は以下のように記載しています。
通報を確認後、それを基に弊社側で調査を行い、利用規約に抵触する行為が確認できた場合は、対応いたします。
なお、調査結果や対応などの詳細は、相手のプライバシーに関連するため、お伝えできないことをご了承ください。
このようにLINEには「利用規約」が存在し、LINEの運営はこの規約に基づき、違反する投稿を削除しています。
10.9. 当社は、お客様が投稿コンテンツに関し法令もしくは本規約に違反し、または違反するおそれがあると認めた場合、その他業務上合理的な必要がある場合、あらかじめお客様に通知することなく、投稿コンテンツを削除する等の方法により、本サービスの利用を制限できます。
上記は実際の利用規約の抜粋ですが、LINEの利用規約では規約違反など何らかの違反行為があった場合にのみ、コンテンツを削除すると明記されていますね。
例えば「ある日突然投稿が削除された・・・」といった場合、こうした規約違反が考えられます。
通報は、運営にこうした規約違反コンテンツの存在を知らせるという意味合いがあるわけです。
それでは利用規約にはどのような規約違反があるのでしょうか。LINEの利用規約の「13. 禁止事項」を確認してみましょう。
このままでは難しいので、さらにわかりやすく解説していきます。この禁止事項では以下のような行為が禁止されていました。
- その1(13.2):常識的に考えてダメなことをしている(公序良俗違反)
- その2(13.3):著作権侵害、名誉権侵害(名誉毀損)、プライバシー権侵害など他人の権利を侵害している
- その3(13.4):性的な表現、差別的な発言など不快感を与える表現をしている
- その4(13.5):自分に対するなりすまし行為を行っている
- その5(13.8):出会い目的で利用している
みなさんの通報相手はおそらく上記のうちいずれかに該当しているものと思われます。
本当に規約違反しているのか見極めておきましょう。
通報を際は説明の必要はありませんが、(運営に規約違反として対応してもらうため)問題の投稿コンテンツのどの部分が上記に違反しているか説明できるようにしておきましょう。
自分に都合が悪いというだけで通報してはいけませんからね・・・。見極めるためにも大切ですね。
なお、ネット上での誹謗中傷は名誉権を侵害する「名誉毀損」に該当し、権利侵害であると共に違法行為です。詳しくは以下の記事をご覧くださいませ。
【LINE】通報の仕方ステップ2:通報機能を使って相手を通報【図説・フロー付】
LINEの通報の仕方事態は非常に簡単です。投稿コンテンツごとに通報の仕方を考えていきます。
※以降のスクリーンショットはiOS版LINEアプリからの出典です。
ケース1:「メッセージ」の通報の仕方
「誹謗中傷された」「差別的な発言を受けた」などメッセージ単位で通報したい場合は以下のステップで通報します。
- 【STEP1】通報したいメッセージを「長押し」
- 【STEP2】メニューが表示されるので「通報」を選択
- 【STEP3】通報内容を選択できるので「スパム/宣伝目的」「性的いやがらせ/出会い目的」「迷惑行為」「その他」の4種類から最も適切なものを選ぶ
規約違反が発生しているかどうか、しっかりと確認してから通報しましょう。
ケース2:「トーク相手(ユーザー)」の通報の仕方
「しつこくわいせつな行為を迫ってくる」などメッセージ単位での通報では間に合わず、ユーザー自体を通報したい」という場合、トーク相手の通報をトークメニューから行います。以下のフローをご覧ください。
- STEP1トークメニューを開く右上の「三」からトークメニューを開く
- STEP2下にスクロールするメニューが表示されたら下にスクロールし「その他」をタップ
- STEP3さらに下にスクロールして通報設定画面が開くのでさらに下にスクロールして「通報」をタップ
- STEP4通報内容を選んで確定通報内容は「スパム/宣伝目的」「性的いやがらせ/出会い目的」「迷惑行為」「その他」の4種類であり、適切なものを選ぶ。
また、友達登録していない相手を通報したい場合は以下のようなメニューがトーク画面上部に表示されますので右の「通報」を選びましょう。通報内容の選択肢は同じです。
ケース3:「タイムライン(TL)」の通報の仕方
タイムラインにある投稿の通報の仕方は以下の通りです。
- STEP1問題のTL投稿の右上をタップ右上の「三点」をタップ
- STEP2通報をタップ「通報」の吹き出しが出てくるので「通報」をタップ
- STEP3通報内容を選んで確定通報内容は「スパム/宣伝目的」「性的いやがらせ/出会い目的」「迷惑行為」「その他」の4種類であり、適切なものを選ぶ。
ケース4:「グループ」の通報の仕方
グループ単位でも通報できます。「グループの全員からいじめを受けている」といった場合に活用できますね。
- STEP1トークメニューを開く右上の「三」からトークメニューを開く
- STEP2下にスクロールするメニューが表示されたら下にスクロールし「その他」をタップ
- STEP3さらに下にスクロールして通報設定画面が開くのでさらに下にスクロールして「通報」をタップ
- STEP4通報内容を選んで確定通報内容は「スパム/宣伝目的」「性的いやがらせ/出会い目的」「迷惑行為」「その他」の4種類であり、適切なものを選ぶ。
トーク相手を通報するやり方と同じですね。
LINEの通報は相手に伝わる?
通報のヘルプを読むと「※相手に通報したことは伝わらないのでご安心ください」と記載されているので、通報した事実が相手に伝わることはないです。
LINEの通報の仕方まとめ
LINEの通報の仕方はとても簡単です。
- 【STEP1】“通報する条件”を満たしているか確認
- 【STEP2】通報機能を使って相手を通報
簡単ではありますが、必ずしも投稿コンテンツが削除されたり相手のアカウントが凍結されるわけではありません。
相手により効果的な制裁を求めるのであれば、問題の投稿をスクリーンショットで保存しておき、弁護士を介して人権侵害の発生を訴え、損害賠償を請求する、といった方法が考えられます。
弁護士を頼れば慰謝料請求で社会的な制裁も!泣き寝入りせずしっかりと対応していきましょう。
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