この記事ではヘアログの口コミに削除依頼を出す方法を解説しています。
ヘアログに投稿された口コミは会員以外でも閲覧できますので、ヘアログに投稿された悪質な口コミの情報が拡散され、風評被害を招く恐れがあります。
そこで今回は「ヘアログの悪質な口コミの削除依頼方法」を解説していきますよ。
具体的には、
を解説していきますので、すぐに削除を依頼できますよ。
読み進めながら、ヘアログに削除依頼を出す準備を進めていきましょう。
それでは解説していきます。
まずはヘアログで禁止されている口コミかチェック
出典ヘアログ
ヘアログで削除できる口コミは、利用規約に違反している口コミです。
利用規約に違反している口コミとは、利用規約で禁止されている口コミとなっています。
つまり、ヘアログで削除できる口コミは、利用規約で禁止されている口コミです。
まずは利用規約上に記載されている以下の一文(書き込み内容の削除)をご覧ください。
以下の事由に該当するもしくは該当するおそれがあると思われる書き込み内容が投稿された場合、当社はお客様に対して予告無く、書き込み内容の削除・変更、又は本サービス利用の停止ないし制限等の措置をとる場合があります。
「以下の事由」とは書き込み内容の禁止事項のことです。
口コミ上でそのような問題が起きた場合、運営はきちんと削除などの措置をとることを示していますよね。
整理すると、禁止事項に該当する(と思われる)場合に、口コミを削除する場合があるということです。
ヘアログの口コミは削除できるということですね。
その通りです。
しかし、削除できるのは禁止事項に該当する口コミだけです。
ここからは禁止事項に該当している口コミ(削除できる口コミ)かどうか見極めていきます。
また、ヘアログには「口コミガイドライン」も存在します。
利用規約の禁止事項に該当している場合や口コミガイドラインに違反している場合は、口コミを通報・削除依頼していきましょう。
通報・削除依頼の方法は次章「ヘアログの口コミを削除してもらう方法」で解説します。
削除できる口コミその1:誹謗中傷口コミ
誹謗中傷とは、特定の人物に対する暴言や悪口のことです。
例えば、
といった口コミを指します。
このような他人を攻撃する意図が明確な口コミは禁止事項に該当し、規約違反です。
誹謗中傷、名誉棄損にあたる口コミ
例)〇〇(ユーザー名)がここを褒めているけど、気が知れない。(NG)
例)〇〇というスタッフは、接客が最悪だった。(NG)etc…
3.他者への誹謗中傷、揶揄、攻撃又はこれに準ずると当社が判断した書き込み内容及び当該内容が記載された外部サイトへのリンク等を掲載する書き込み内容
このように禁止事項に該当するので、口コミが削除できる可能性があります。
運営に通報して悪質な口コミの存在を知らせましょう。
削除できる口コミその2:評価を下げるような口コミ
禁止事項の一つに「評価を操作する行為」があります。
8.評価や評判を意図的に操作する行為、又はそれに準ずると当社が判断した書き込み内容
口コミで評価を意図的に下げようと操作する行為なども該当します。
ヘアログの例ではありませんが、実際にお店の評価を不当に下げるような口コミも存在しています。
このような口コミはライバル他店による投稿のケースが少なくありません。
でも、こういう口コミは通常のレビューとさほど変わりがなく、特徴や傾向がつかみにくいため、見極めが難しいですよね。
店舗の経営姿勢に対する批判が混じっていたり、内容がネガティブなものであるなど、内容に「偏り」がある場合が多いです。
口コミガイドラインでは以下のように定めてありました。
営利目的や不当に店舗を貶める目的と受け取れる口コミ
ヘアログでは、店舗関係者による関係店舗への口コミ投稿を独自のチェック体制で日々監視しております。
発覚した場合又は、疑わしい場合は、事実の是非を問わずに口コミを削除する場合が御座います。
また、競合店や近隣店舗への悪意のある口コミなど、悪質な場合はヘアログのご利用を停止させていただきます。例)1店舗に低評価の口コミを何度も投稿する。(NG)etc…
明確に評価を操作する行為が認められる場合のみ、違反行為として運営に通報しましょう。
削除できる口コミその3:お店の信用を損なうような口コミ
口コミでの過度なお店へのマイナスな批判により、お店が信用を損なう場合があります。
そのような口コミ内容は禁止事項に該当しています。
4.根拠なく特定の事業者の評判を毀損するなど、信用不安を引き起こす書き込み内容
お店の信用を損なう行為は法律では「信用毀損」と呼ばれています。
信用毀損とは、お店の経営に関わる「信用」を根拠のない嘘の内容を含む口コミ(嘘の風説)で傷つける行為のことです。
運営に通報して周知させることもできますが、違法性の高い口コミとなりますので、法的な措置をとることもできます。
法的な措置について、詳しくは次章「ヘアログの口コミを削除してもらう方法」をご覧ください。
削除できる口コミその4:権利侵害とみなされた口コミ
禁止事項には以下のようなものもあります。
2.著作権、著作者人格権、商標権等の知的財産権、プライバシー権等、他者の権利又は利益を侵害する書き込み内容
口コミの中には「権利侵害」とみなされるような口コミも存在します。
この「権利侵害」とは、法律で守られている権利を侵害される行為のことです。
例えば、
- 名誉権(人としての信用・名声・評判)の侵害(名誉毀損)
- プライバシーの権利の侵害(プライバシー侵害)
- 肖像権侵害
などが有名ですよね。
このような権利の侵害とみなされた場合、法的な措置も可能となるので、最も削除できる可能性が高いです。
詳しくは次章「ヘアログの口コミを削除してもらう方法」をご覧ください。
ヘアログの口コミを削除してもらう方法
ヘアログの口コミを削除する方法は以下の2つです。
- 方法その1:運営に口コミを通報し、利用規約違反を説いて削除してもらう
- 方法その2:法的な措置をとり、「送信防止措置依頼書」を送付して削除を要請する
「送信防止措置(削除)依頼書」とは、プロバイダ責任制限法に基づく、法的な手続きで削除を「要請」するものです。
そのため、まずは穏便な方法その1から試してみることをおすすめします。
下記の記事では口コミサイトの削除依頼の準備について解説しています。
初めて削除を依頼する方は特に参考して頂ければと思います。
方法その1:運営に口コミを通報して削除依頼
まずはこの方法で口コミの存在を運営に知らせて、削除依頼しましょう。
ヘアログのヘルプには以下のような記載がありました。
万が一、「誹謗中傷の意図が明確な口コミ」や「公序良俗に反する口コミ」を見つけた場合はご連絡ください。
※退会された場合でも、投稿した口コミはサイト上に残ります。
このように口コミ内容に問題を見つけた場合は運営への連絡(通報)が推奨されています。
以下の手順で問題のある口コミを通報していきましょう。
- ステップ1「お問い合わせ」を開く運営への連絡手段が「お問い合わせ」だけなので、そちらを開く
- ステップ2必要事項を記入お名前やメールアドレス(日中でも通知に気づけて連絡が取れるもの)といった必要事項を記入し、お問い合わせ種別は「問題のある口コミの報告」を選択
- ステップ3「お問い合わせ内容」に削除依頼文口コミの削除を依頼する文章を記入
- ステップ4通報・削除依頼完了内容を「確認」し、送信したら口コミの通報・削除依頼は完了
ステップ3の削除依頼文には以下のような内容を記載しましょう。
〇〇(店名など)の〇〇と申します。この度は問題のある口コミの削除を依頼したく、ご連絡申し上げました。
問題の口コミは「〇〇」というユーザーが当店の掲載ページの口コミ(URL)に「〇〇(投稿日)」に投稿した口コミです。まず、この「〇〇(問題の投稿の全文)」という内容は、ヘアログ利用規約の「第6条(書き込み内容の削除等)」の「〇〇(該当する削除基準をコピペ)」に該当し、削除基準を満たしています。
実際に精神的な苦痛を被るなど、被害が出ています(説得力を持たせるために実際に被った被害の内容を記載)。
該当投稿の内容確認と口コミの削除のご検討をよろしくお願い申し上げます。
赤字部分は状況に合わせて適宜変更してください。
また、削除までにかかる期間は不明です。
運営に削除依頼を送ってから削除が完了まで、1~2週間程度がかかるとされます。
1ヶ月以上変化がない場合は削除に失敗している可能性が高いです。
方法その2:「送信防止措置依頼書」を送付する
つまり、送信防止措置依頼書をヘアログ運営に送付すれば、口コミの削除を要請できるわけですね。
ヘアログ側でも送信防止措置依頼書の案内が掲載されています。
A. 《口コミの削除について》
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口コミの削除を希望される場合は、「プロバイダ責任制限法」に基づいてなされる法定の手続き(送信防止措置の申出)を行って頂く様お願いいたします。
送信防止措置の申出は、下記URLの「侵害情報の通知書兼送信防止措置依頼書」をダウンロードし、必要事項をご記入の上、FAXにてお送りください。
※送信防止措置では情報発信者への意見照会を行う場合がございます。
引用ヘアログヘルプ「掲載されている口コミを削除してほしい」
※赤字加工
このように、掲載されている口コミの削除を依頼する際は、送信防止措置(削除)を依頼するように案内されています。
「送信防止措置依頼書」はテンプレートが決まっているので、こちらからダウンロードしておきましょう。
- ステップ1権利侵害の発生の有無を確認送信防止措置依頼書は権利侵害が発生している場合のみに依頼できる法的措置であるため、権利侵害の発生の見極めが重要
- ステップ2準備物の用意テンプレートの「侵害情報の通知書 兼 送信防止措置依頼書」をプリントアウトし、必要事項を記入
- ステップ3FAXで送付FAX(03-6417-9769)に送付
- ステップ4ヘアログ側で書類の審議ヘアログ側は書類の内容を元に、1週間程度の問題の投稿の審議を行い、申し立てが妥当である場合はステップ6へ、権利侵害が発生していることが確認できない場合は削除失敗
- ステップ5ヘアログ側が投稿者に自主的な削除を求める口コミ投稿者に対して自主的な削除を求める(ここで投稿者が削除すれば削除完了だが、困難であればステップ7へ)
- ステップ6ヘアログ側が投稿者に送信防止措置の受取を通知ヘアログ側が口コミ投稿者に送信防止措置依頼書を受け取ったことを通知し、プロバイダ責任制限法に基づき、口コミ投稿者へ7日間の「異議申し立て期間」を設ける
- ステップ7投稿者からの反論がなければ削除完了反論がなかった場合、プロバイダ責任制限法に基づき、投稿の削除を行う(ステップ1からここまで1~2週間程度)
最も重要なのはステップ1です。
送信防止措置依頼書を送るためには権利・利益の侵害が発生している必要があるので、その見極めが肝心となります。
詳しいコツや書き方・ポイントは下記の記事で詳しく解説していますよ。
間違いなく削除を成功させるためにも、下記の記事をチェックしておきましょう。
削除に失敗した場合の対処方法
ヘアログへの削除依頼は必ず成功するわけではありません。
法的な措置である「送信防止措置依頼書」も権利侵害の立証ができない場合や口コミ投稿者からの異議が通った場合、削除が失敗する場合もあります。
このように、もちろん失敗のリスクもあるので注意が必要です。
削除に失敗した場合は、裁判所で「仮処分」を申請して、口コミの削除を要請しましょう。
仮処分とは、一時的に権利を保護する措置で、強制的なコンテンツの削除が可能になります。
この仮処分の申請には法的な手続きが多いため、弁護士に依頼するのが基本です。
- ステップ1弁護士を探す
- ステップ2ネット上のトラブル対処(特に「投稿の削除」)を得意とする弁護士を選ぶ
- ステップ3候補に挙げた弁護士と法律相談する
- ステップ4弁護士にヘアログ上の投稿の削除を依頼する
- ステップ5弁護士がヘアログに対して直接交渉を行うか、「仮処分」の申立をするなどして訴訟を行う
- ステップ6問題の投稿を削除させる
上記の手続きで強制的にヘアログ上の口コミ投稿を削除できます。
詳しい弁護士の探し方や選び方、弁護士費用、問題解決までにかかる期間などは下記の記事が参考になりますので参考にしていただければ幸いです。
まとめ
ヘアログで削除できる口コミは「禁止されている口コミ」でしたね。
以下の口コミは削除が可能です。
まずは口コミが利用規約に違反していることを「お問い合わせ」フォームらから運営に通報しましょう。
通報しても削除できない場合は、ヘアログに「送信防止措置依頼書」をFAXで送付します。
「送信防止措置依頼書」は作成が困難ですので、この記事の内容を参考にしていただくか、弁護士に作成を協力してもらうことも可能です。
もし失敗した場合でも、弁護士に依頼することで強制的な口コミ削除依頼が可能ですので、解説した流れを参考に、弁護士に仮処分の申立を依頼してみましょう。
ヘアログの口コミ削除を成功率を高めていきましょう。
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