LINEなりすましとはLINEの実在の友だち、あるいは架空の友だちになりすますことです。なりすますだけなら被害も少ないですが、たいていは詐欺で利用されます。
知人や著名人、行政機関などになりすますことで不正にお金を騙し取りやすかったり、フィッシングサイトに誘導しやすかったりするためです。
なりすましの主な手口としては、特定のアカウントに不正にログインして乗っ取るか、同じ画像やプロフィール文を使ってアカウントを似せて作るかの2パターンです。
LINEなりすましの概要がわかったところで対処方法をご紹介します。
LINEなりすましに対応するためにまず、なりすましの特徴を知る
なりすましに気づかずに提示されたリンクにアクセスしてしまうのは大変危険です。LINEなりすましの特徴としては次のようなものがあります。
- 携帯番号とSMSに届いた認証番号を聞こうとしてくる
- プリペイドカードを購入するように頼み、そのコードを聞こうとしてくる
- リンクを貼ってフィッシングサイトにアクセスさせようとする
無論この限りではありません。ただ根幹にあるのは相手の金銭を騙し取ろうとするであり、久しぶりの会話で個人情報や金融機関情報、急なお金の話などをしてくるようであれば疑った方がいいですね。
LINEなりすましの対処方法
LINEなりすましの対処方法として次の2つです。
対処方法1:なりすましユーザーを通報する
LINEのなりすましユーザーを通報しましょう。
トークの右上にあるハンバーガーアイコンから下にスクロールしたあと「その他」「通報」と選び、通報内容は「その他」を選びましょう。(選ぶと同時に通報されます)
ユーザー通報ではなりすましという名目でユーザーを通報することができません。通報の仕方は以下でも詳しく解説します。
対処方法2:なりすましに乗っ取られてLINEが開けないならLINEのカスタマーサポートに通報
なりすましアカウントにログイン情報を教えてしまうなどしてLINEのアカウントが乗っ取られてしまい、ユーザーの通報機能が使えない場合、LINEの問い合わせフォームから乗っ取りの事実を通報します。
対処方法3:なりすまし詐欺で情報が流出してしまったら、警察や金融機関に連絡
もし情報が流出した場合、詐欺罪でなりすまし相手を検挙することができるかもしれません。警察に通報しましょう。不正利用を防ぐためにも金融機関にも利用停止の手続きをして止めてもらいます。
LINEなりすまし詐欺の対策
なりすましに騙されないための対策、なりすましに騙されても乗っ取りに合わないための対策の2種類があります。おすすめするLINEなりすまし詐欺の対策は次の5つです。
LINEの文面で普段の友人や家族の印象と違うなと感じたらすぐに怪しむ
相手が身内になりすましている場合、やり取りをしていると普段と違うなと違和感を感じる場面が必ずあると思います。「久しぶりに話すからこういうものか」と思うのではなく「なりすましではないか」と真っ先に疑うようにしておいた方が安全です。久しぶりに話すのにお金のことばかり話すようであれば要注意です。
LINEで送られてきたURLを安易に開かない・安易に個人情報を入力しない
URLが送られてきても安易に開かずにコピーしたのち、ダブルクオーテーション(””)で囲んでGoogle検索してみましょう。「偽サイトに注意」「フィッシングサイト」といった検索結果が出てきたら怪しいです。URLを送ってきた相手がなりすましではなく例え知人であってもそのURLが安全とは限らないので、普段から癖付けをしておくと良いですね。
またURLを開いても安易に個人情報を入力しないようにしましょう。またLINEの文面で「ログインIDを教えて」「電話番号を教えて」などと個人情報を聞き出そうとしている場合は必ず怪しみ、情報を教えないようにしてください。
LINE文面の片言の日本語やたどたどしい日本語に注意
LINEに限らず、なりすましの詐欺は海外犯も少なくありません。片言の日本語やたどたどしい日本語を使うようであれば本当に本人か確かめましょう。目先の利益に走るあまり、乱暴な文章になる可能性もあるので、文章からしっかりと発言の目的や感情を読み取るようにしておくとなりすまし詐欺の対策になるかもしれません。
LINEではスマホ端末以外からログインを許可しない
なりすまし詐欺により個人情報が流出した結果、自分のアカウントが乗っ取られてしまう可能性もあります。アカウントを乗っ取られないためにもLINEの「設定」から「アカウント」「ログイン許可」を「オフ」にしてスマホ端末以外からのログインを許可しないように設定しておくのが吉です。
LINEの2段階認証をオンにする
同じくLINEの「設定」「アカウント」から「WEBログインの2要素認証」を「オン」にして2段階認証をオンにしましょう。スマホ以外の端末がログインする場合は、スマホのLINEアプリ上に表示される番号を入力しないとログインできなくなるので乗っ取りを防ぎやすくなります。
LINEに見覚えのない端末がある場合は速やかにログアウト
同じくLINEの「設定」「アカウント」から「ログイン端末」と進み、自分のスマホ以外の見覚えのない端末があればすぐに「すべてのサービスからログアウト」しましょう。
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