sms詐欺に遭った時の通報方法を専門家が解説

sms詐欺の場合、まず公式サイトに似せて作られた偽サイト(フィッシングサイト)に誘導され、そこでログイン情報を入力を要求されます

ここで個人情報を入力してしまうと情報を抜き取られ、さらにその情報をもとにブランドサイトにログインして口座情報やクレジットカード情報など金融機関情報が抜き取られます。これを「フィッシング」といいます。

國次 将範
國次 将範

sms(ショートメッセージ)詐欺は「スミッシング(sms+フィッシング)」とも呼ばれています。

もしsms詐欺と疑わしいメッセージが届いたら、こちらの記事を参考に通報しましょう。

これってsms詐欺?通報前に見分け方を知る

sms詐欺は巧妙で本物と偽物の見分けがつかないこともあります。smsに届いたメッセージはすべて警戒する、という気持ちでいたほうが良いです

そもそも心当たりがない

smsに届いたようなメッセージ内容に心当たりがないのであればまずは疑いましょう警察や公共機関の名を語るなど厄介な場合もあります。

一番確実なのはメッセージに記載してあるサイト名で調べて、その問い合わせ窓口やカスタマーサポートに対して「〇日の〇時〇分にこういうメッセージが届いているんだけど本当に送った?」と確認するのが確実です。

URLが本物サイトと異なる

sms詐欺の場合、偽サイト(フィッシングサイト)へのリンクが必ず貼ってあります公式サイトのURLの文字配列(リンク表記)に似せてあることがほとんどです。

メッセージ内のサービス名やサイト名で検索をかけ、公式サイトのURLをメモしておき、見比べてみましょう

「.(ドット)」や「/(スラッシュ)」の位置にも注意です。ここで間違っていたらsms詐欺の可能性が高いです。

メッセージの内容が不自然である

詐欺グループは国外犯のケースも少なくありません

日本語の作文力に乏しく、翻訳っぽい感じが見受けられるなどメッセージ内の日本語が不自然というのはsms詐欺を見分けるポイントの一つとなっています

ログインや個人情報提示を求めてきている

sms詐欺ではログインや個人情報の提示を求めてきます。最近そのサービスを利用していない場合や、そもそも利用したことすらない場合など心当たりがないのであれば怪しいと疑いましょう。

sms詐欺の通報先はどこ?

sms詐欺の通報先は次の5つです。できればすべての通報先に通報して情報共有をしたほうが良いですね。

通報先①:フィッシング110番またはサイバー犯罪相談の窓口

フィッシング110番は各都道府県警察が設置するフィッシング専用の相談ダイヤルです。詳しくは以下をご覧ください。

https://www.npa.go.jp/cyber/policy/phishing/phishing110.htm

まずは消費者被害について誰かに相談したいという場合はこのフィッシング110番がおすすめです。

偽サイトに情報を入力してしまいカードの不正利用や預金の身に覚えのない出金など被害が発生している場合は最寄りの警察署、または各道府県警察のサイバー犯罪相談窓口に問い合わせましょう

https://www.npa.go.jp/cyber/soudan.html

通報先②:全国の消費生活センターなど

消費生活センターは商品やサービスなど消費生活全般に関する悩みの相談を受け付けている独立行政法人です。

もちろんフィッシング詐欺に関する相談も受け付けています。188というホットラインが敷設されており、最寄りの消費生活センターを教えてくれます。

通報先③:迷惑メール相談センター

迷惑メール相談センターは「特定電子メールの送信の適正化等に関する法律」に違反していると思われる迷惑メールを収集する総務省の委託機関です。

専用の転送先アドレス meiwaku@dekyo.or.jpがあるので、smsの内容に「受信日」「送信元の電話番号」を追記し、本文には手を加えずに送信しましょう。

通報先④:各スマホキャリア

電話番号を管轄する各種キャリアにもsms詐欺を通報できます

ドコモ smsで届いた文面をメモしておきドコモ宛にメールで送付。

「受信日」「受信時刻」「送信元の電話番号or送信元アドレスに記載されている文字列」を本文の先頭へ入力し、件名に「SMS」を記入。

「imode-meiwaku@nttdocomo.co.jp」を宛先に設定して転送

au 0077-7089に通報。受付時間は9:00~17:00(平日)。通話料無料。

SMSを受信した電話番号、発信元の電話番号、受信日、受信時刻、メール内容などを報告

ソフトバンク smsで届いた文面をメモしておきドコモ宛にメールで送付。

「迷惑メール送信元の電話番号」「受信日」を「,(カンマ)」で区切り、件名に「SMS」を記入。「a@b.c」を宛先に設定して転送

偽サイトに情報を入力してしまった場合の相談先【早急】

警察です。最寄りの警察署、または各道府県警察のサイバー犯罪相談窓口に問い合わせましょう。sms詐欺は一刻も早い対処が必要です。以下の記事でも対処方法を紹介しているのでぜひご覧ください。

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この記事の監修者

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