自分の名前でヒットするGoogle検索結果の削除依頼をする方法

  • Googleで自分の名前を検索すると自分に関する記事が出てきて困っている
  • 誹謗中傷記事の削除依頼を行ったが、サイト管理者に連絡を取ることができない

あらゆる対策をしても思うように削除ができなくて焦ってしまいますよね。

そこで、この記事では自分の名前で検索を行ったときに、ヒットする自分に関する記事を検索結果から除外する方法をご紹介します。

 

まず、第一段階としてふまえていてほしいポイントが、「Googleに頼んでも根本的には解決はしない」点です。

問題の記事の削除はGoogleではなく、記事を載せている各サイトの管理人に依頼しなければけません。

 

今回の記事では、あくまでも「検索結果から特定の記事を除外すること」をゴールとしています。

記事自体の削除方法は別の記事で紹介しているため、そちらを参考にしていただければ幸いです。

 

また、すでにサイト管理者に連絡を取り、記事を削除をしてもらっているのにも関わらず、Googleの検索結果にだけ表示が残っている方もいるかもしれません。

そのような方に向けた解決方法も別の記事で解説します。

 

それでは、Googleの検索結果削除方法についてお伝えしていきます。

 

【重要】Googleに削除依頼をしても根本的な解決にならない

Googleに削除依頼をしても記事は削除できず、検索結果表示から外すことしかできません。

Googleのサポートでは、Googleの検索結果の情報削除方法について、次のように述べています。

 

Google から情報を削除する – Search Console ヘルプ

Googleのサポートの趣旨は次の通りです。

  • Googleはウェブサイトではない
  • Googleに各ウェブサイトの記事を削除できる権限はない
  • 記事をネット上から完全に削除をするにはサイトの管理人に削除依頼をする

1つずつ詳しく解説します。

 

Googleはウェブサイトではない

検索結果を削除する前提として、Googleは「ウェブ」ではないことを理解しておきましょう。

ウェブは、ウェブサイトのことを指します。身近なものだと、次のようなウェブサイトがあるでしょう。

  • ニュースサイト:東洋経済オンライン、nikkei BPnetなど
  • 動画配信サイト:Youtube、niconico動画など
  • 電子掲示板サイト:2ちゃんねる、爆サイ.comなど
  • レビューサイト:食べログ、転職会議など

ウェブサイトは、上記のようにニュース、動画、掲示板、レビューなどを記事として投稿するサイトです。

 

Googleはこのようなウェブサイトではなく、「検索エンジン」です。

この検索エンジンは膨大なウェブサイトの中から、ユーザーが入力した検索キーワードに沿って、ユーザーに必要な情報がなるべくたくさん掲載されている記事を見つけ出してくれる便利ツールです。

 

つまり、Googleに検索を依頼すれば、Googleにネット上にあるさまざまな記事を整理してもらい、必要な記事だけを見せてくれるわけですね。

このように、あくまでGoogleは便利ツールであり、記事を作成し投稿するようなウェブサイトではないのです。

 

記事をネット上から完全に削除をするにはサイトの管理人に削除依頼をする

Googleの検索結果表示から自分の名前の入った記事を除外するだけではなく、完全にネット上から削除したい場合は、記事が投稿されているサイトの管理人に削除依頼を出します。

Googleのサポートでは以下のような見解を示しています。

Google からの情報の削除 – Google 検索 ヘルプ

「ウェブマスター」は、各ウェブサイトの管理人のことです。

Googleは、ウェブページ(記事)を検索結果から除外しても記事自体は削除できないということを警告しています。

そこで、記事を管理する各サイトの管理人に連絡して、問題の記事を削除してもらうべきと述べているわけですね。

 

たとえば、某匿名掲示板サイトに有名芸能人への誹謗中傷記事が検索結果のトップにある場合、Googleに依頼して、その誹謗中傷記事を検索結果表示から除外してもらいます。

しかし、Googleに依頼したところで、大元の誹謗中傷記事を削除したことにはならないのです。

 

この場合、次に取るべき行動は、その匿名掲示板サイトに削除依頼を申し出ることとなります。

以上の例のように、完全にネット上から削除するには、サイト管理人への削除依頼を行う必要があります。

 

Google検索結果から削除してもらえる内容は6つのみ

そもそもGoogleで表示される記事はGoogleのものではなくウェブサイトのものです。そのため、Googleの裁量で勝手に削除できる記事は限られています。

Googleが削除できる記事は、以下のGoogleの削除ポリシーに違反する6つの内容を含むものです。

削除対象となる可能性のある情報

  • 国が発行する識別番号(米国の社会保障番号、アルゼンチンの個人納税者識別番号、ブラジルの納税者番号、韓国の住民登録番号、中国の身分証明カードなど)
  • 銀行口座番号
  • クレジット カード番号
  • 署名の画像
  • 当人の承諾なしにアップロードまたは共有された、ヌードや露骨な性描写を含む画像
  • 個人の秘密である一般人の診療記録

引用元:Googleの削除ポリシー

以上6項目のうち、いずれかに違反する記事ならば、スムーズに削除できる可能性が高いです。

 

Googleの削除対象となるような情報は、身元詐称や金融詐欺、苦痛な内容などで、ユーザーに被害をもたらす情報となっています。

ゆえに、Googleにスムーズな削除対応を求める場合は、上記6つのうちいずれかの情報の流出を報告することが重要です。

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Google検索結果の削除を申請する方法

Googleの検索結果を削除する方法は以下の2通りです。

  1. 「Googleからの情報の削除」から削除依頼
  2. 「法的な削除リクエスト」から削除依頼

1つ目はGoogleの社内の規約違反を報告するもので、2つ目は法律の違反を報告するものです。

問題の記事の削除成功率をあげるため、両方の方法で削除依頼を送ると良いでしょう。

 

「Googleからの情報の削除」から削除依頼

Googleの「Googleからの情報の削除」から検索結果の削除を申請します。

こちらのURLを開きます。

Personal Content and Product Policies, and Removal Requirements - Google Search Help

 

クリックすると、次のようなページに移ります。

 

ページを下にスクロールすると、「該当するリンクをクリックしてください」という一文がありますね。

2つの選択肢のうち「Google検索に表示される情報を削除する」をクリックします。すると、「削除したい情報」が表示されます。

 

こちらは「Googleの検索結果とウェブサイトに表示」を選択します。

 

つづいて「サイトのウェブマスターに連絡しましたか?」という項目が表示されます。

この項目は、問題の記事を掲載するサイト管理人に連絡を取ったかという確認の項目です。

 

7つも選択肢がありますが、2番目の「いいえ。連絡方法が記載されていません」、6番目の「はい。彼らは応答しません」を選択するパターンが多いでしょう。

2番目はウェブマスター(サイト管理人)に連絡がつかないとき、6番目は連絡したけれど返答が返ってこないときに選択します。

 

みなさんの状況にあった選択肢をお選びください。連絡の有無について選択すると、「削除したい」という項目が表示されます。

 

問題の記事の内容に近いものを選びます。

この後のチェックと入力は記事の内容によって異なりますが、Googleの説明に沿って該当する選択肢や記入項目の入力をして、Googleに削除リクエストを送信します。

 

「法的な削除リクエスト」から削除依頼

Googleの「法的な削除リクエスト」から検索結果の削除を申請します。

法的な理由でコンテンツを報告する - Legal ヘルプ
法的な理由に基づく、Google サービスからのコンテンツ削除リクエスト Google は不適切なコンテンツを厳重に取り締まります 法律に違反している、またはお客様の権利を侵害していると思われるコンテンツを Google サービスで見つけた...

このURLをクリックすると以下のようなページに移ります。

上記のURLを開いたら、ページを下にスクロールします。

「法的リクエストを送信する」を選択します。

少しわかりずらいかもしれませんが、こちらの「ツール」をクリックします。すると、ページが「Googleからコンテンツを削除する」に移動します。

 

「ウェブ検索」をクリックして、削除を申し立てます。

該当する選択肢を選択します。

誹謗中傷記事の場合は一番下の「上記以外の法的な問題が発生している」をクリックします。

ここからは誹謗中傷記事の削除方法を紹介します。

 

4つ目の「Google検索結果に名誉棄損に当たるコンテンツを見つけた」をクリックします。

 

「以下の国に関する情報の表示」が「日本」になっていることを確認して、「問題を報告」をクリックします。

すると「法律に基づく削除に関するほかの問題を報告する」というページにジャンプします。

 

フォームの説明に従って、記入項目を入力していきます。

入力時の注意点として、法律で保証されているどの権利が、どのように侵害されているのかを明確に記述します。

 

以下の記事で誹謗中傷で侵害される権利について扱っておりますので、参考にしていただければ幸いです。

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まとめ

Googleは記事の削除まではしてくれません。

それでも検索結果に表示される記事を除外してくれるため、さきほどの2つの方法で一度削除依頼を出しましょう。

 

また、Googleが削除を断る可能性もあり、それでも削除を要請する場合は裁判所で仮処分の申し立てという手続きを行います。

しかし、この手続きに法的な知識が必要です。もし、法的な知識に自信がない場合は、弁護士に依頼することをおすすめします。

Google検索結果風評被害対策
この記事の監修者

インターネットの誹謗中傷対策、削除の専門家。5ちゃんねるを始めとする、各種書き込みの削除、下位表示させるプロ。特に企業案件を得意とし、ネガティブな口コミ、サジェストキーワードを常に監視、対策している。携わった案件は1,000以上。お困りの場合は、以下↓LINEからお気軽にお問い合わせください。

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