EPARKの口コミは削除できる?削除の可否と依頼を出す方法

この記事ではEPARKの口コミ削除について解説しています。

  • EPARKに投稿された悪質な口コミを削除したい

EPARKはサイトの使いやすさや「生活」に関係する施設の口コミサイトということで、月間1,000万人近くのユーザーが利用しており、非常に人気があります。

その反面、悪質な口コミが投稿されれば、悪評が立ち、風評被害を受けるリスクもあります。

そこで今回紹介するのが、EPARKに口コミ削除依頼を出す方法です。

具体的には、

  • そもそも削除ができるのか
  • どんな口コミが削除できるのか
  • どのような形式で削除依頼を出すのか

といってポイントを解説していくので、冷静に削除依頼を出せるようになりますよ。

國次 将範

今はまだ何も分からなくても大丈夫です。

必要な知識は”すべて”この記事で紹介するので、ぜひEPARKの口コミの削除依頼を出してみてくださいね。

それでは解説していきます。

EPARKで削除の対象となる口コミとは

出典EPARK

ご安心ください。

EPARKの口コミは削除できます。

ただし、どんな口コミでも削除できるわけではありません。

削除できる口コミと削除できない口コミがあります。

削除を依頼する前にその点を確認しておきましょう。

まずは運営の削除に対する姿勢から解説していきます。

EPARKの運営は違反口コミをどうしてるのか

EPARKの口コミ利用規約には以下の記載がありました。

当社は投稿者により投稿された内容が本規約に違反する内容またはそのおそれがあると判断した場合、当社は投稿者に対して予告無く、投稿内容の不掲載又は全部若しくは一部削除又は修正します。

なお、削除又は修正の要否は、全て当社が判断するものとし、措置理由の開示はいたしません。

また、本サービスの管理運営の都合上、やむを得ず口コミ内容の削除等を行う場合もあります。

引用EPARK 口コミ利用規約「第6条(当社の権利)」
※赤字加工

つまり、規約違反が発生した場合に、問題のある口コミを削除するとしているわけですね。

削除できる口コミには「利用規約違反」が発生していることが分かりました。

ただし、EPARK口コミ利用規約では、削除対応を「保証」しているわけではないとしているので、絶対に削除できるわけではないようです。

なるほど!

それでは口コミが利用規約に違反していれば削除するとしているので、口コミと利用規約を照らし合わせればいいんですね。

國次 将範

その通りです。

口コミと利用規約を照合して、口コミ内容に違反内容があればそれを「報告(通報)」して削除依頼する形となります。

規約違反口コミを通報するということですね。

 

削除できる口コミ1:誹謗中傷

従業員への悪口・暴言といった誹謗中傷は、規約違反です。

つまり、違反口コミなので、通報することで削除できる可能性があります。

誹謗中傷はEPARKの口コミ利用規約で以下のように定められています。

第三者に対する誹謗中傷、名誉毀損又は信用毀損等の内容又はそのおそれがある内容を投稿すること。

引用EPARK口コミ利用規約「第4条(投稿内容)」

「誹謗中傷」「名誉毀損」といったネット上の書き込みで誰かを攻撃するような口コミは禁止されています。

発見次第、通報しましょう。

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削除できる口コミ2:評価をマイナス操作するような内容

ライバル施設から評判を下げる目的で「企業批判」などを含むマイナスな内容の投稿を投稿されるケースがあります。

ただ、こういった口コミは通常の口コミと見分けがつきにくいですよね。

EPARKの口コミ利用規約では、以下のように規定しています。

掲載施設の評価や評判を不正に操作する行為、又はそれに準ずると当社が判断した書き込み内容。

(他の投稿と同一又は類似の内容の投稿、一定期間内の同一投稿者による同一施設への複数回の投稿、文字数の少ない内容、意味のない文字の羅列等)

引用EPARK口コミ利用規約「第4条(投稿内容)」

以上から以下のような基準があると考えられます。

  • 同じか内容が似ている口コミが複数
  • 同じ投稿者が複数回書き込み
  • 文字数が少ない
  • 内容に意味がない

このような口コミは規約違反として通報すれば、削除される可能性があります。

削除できる口コミ3:嘘や根拠のない発言

施設に関する嘘の内容を含む口コミが書き込まれるケースもありますよね。

また、事実関係が確認できない根拠のない口コミが書き込まれるケースもあると思います。

こういった口コミは、消費者を混乱させる非常に迷惑な投稿です。

もちろんEPARKでも規約違反となっています。

事実とは反する又は具体的な根拠に基づかない内容を投稿すること。

引用EPARK口コミ利用規約「第4条(投稿内容)」

発見次第、通報しましょう。

削除できる口コミ4:クレーム

口コミ上でクレームを目にするケースがありますが、これも規約違反です。

よくよく考えるとクレームは口コミとは異なり、サービスに対するレビューではありません。

多くの口コミサイトでも同様に利用規約違反とされています。

掲載施設の法令等への違反、生命・身体の安全に関わる内容その他抗議やトラブル解決を目的とする内容を投稿すること。

引用EPARK口コミ利用規約「第4条(投稿内容)」
※下線加工

このように規約違反ですので、通報しましょう。

削除できる口コミ5:権利侵害

権利侵害とは、法律で守られている権利を侵害する行為のことです。

例えば、

  • 名誉毀損(名誉権の侵害)
  • プライバシー侵害(プライバシーの権利の侵害)
  • 著作権侵害
  • 肖像権侵害

といったものが有名ですよね。

権利侵害の内容を含む口コミは以下の通り、規約違反です。

第三者に対する誹謗中傷、名誉毀損又は信用毀損等の内容又はそのおそれがある内容を投稿すること。

引用EPARK口コミ利用規約「第4条(投稿内容)」

この権利侵害は特殊で、違法性のある規約違反です。

例えば、名誉毀損自体は刑法で定められており、名誉権を侵害すると「名誉毀損」となります。

他にも、プライバシー権は憲法から導かれる権利であり、これを侵害すると「プライバシー侵害」です。

また、嘘の口コミなどで経済的な活動を妨害したり、施設の信用を落とすような口コミは「業務妨害・信用毀損」とされています。

このような違法性がある口コミは、通報する際にその違法性を言及することで説得力を高めることが可能です。

しかし、どのような口コミでも権利侵害をしているとは限りません。

そこでまずは一度下記の記事で権利侵害の条件を確認しておき、権利侵害が発生しているか確認しておきましょう。

EPARKの口コミを削除する方法

EPARKの口コミを削除依頼するためにはEPARK会員である必要があり、会員登録しなければいけません。

口コミが利用規約に違反しているのならば削除できる可能性がありましたね。

規約違反口コミは通報することで運営に存在を知らせましょう。

口コミの通報自体は口コミの掲載画面から簡単に手続きできます。

以下の流れで口コミを通報していきましょう。

口コミ通報までの流れ
  • ステップ1
    問題のある口コミを表示
    問題のある口コミの「続きを読む」をクリックし、口コミの詳細を表示すると、下部に「この口コミを通報する」という記載が表示される
  • ステップ2
    通報理由を記入
    ログインしたら通報理由に「削除依頼文」を記入し、「確認する」をクリック・タップ
  • ステップ3
    内容確認・送信
    通報理由の削除依頼文の内容を確認したら、送信する

たったの3ステップです。

問題は通報理由に記入する「削除依頼文」ですよね。

ここには

  • どの規約に違反しているのか
  • 違法性がある
  • だから削除してほしい

といった内容を記載していきます。

國次 将範

以下のようなテンプレに沿って記入できると良いでしょう。

お世話になります。
〇〇(法人・団体などであれば)の〇〇と申します。この度は問題の投稿の削除・非表示を依頼したく、ご連絡申し上げました。
この「〇〇(問題の表現)」という内容は、EPARKの「口コミ利用規約」の「〇〇(該当する禁止事項をコピペ)」に該当し、規約違反であり、削除の基準を満たしています。

また、「〇〇(個人を特定した誹謗中傷の表現・内容)」 という部分は、〇〇の名誉を傷つける誹謗中傷であり、このままこの記事の公開を続けるのであれば「名誉毀損」に該当する可能性が高いです(権利侵害・刑法違反の可能性について説明できると良い)。

実際に精神的な苦痛を被るなど、被害が出ています(説得力を持たせるために実際に被った被害の内容を記載)。
こちらについては弁護士と協力し、場合によっては訴訟、慰謝料請求など適切な法的措置を求める予定です。

早急に該当投稿の削除をよろしくお願い申し上げます。

赤字部分は各自の状況に合わせて表現・内容を変更してください。

これはあくまでも「通報」であり、運営に口コミの存在を知らせるだけです。

ゆえに、通報しても必ず削除を検討してもらえるわけではありません。

さらに、EPARKの場合は利用規約の違反で絶対に削除できるわけではありませんので、特に投稿内容の違法性の主張に力を入れることをおすすめします。

國次 将範

「削除依頼しないよりは良い」という考え方に基づいています。

削除依頼文の内容は慎重に検討しましょう。

EPARKの口コミの削除に失敗してしまったら

EPARKは「基本的に投稿された口コミを削除しない」としているので、口コミの削除依頼は困難かもしれません。

削除が失敗するリスクも大きいでしょう。

ゆえに違法性を主張して、強制的に投稿の削除を要請する手段が有効です。

そこでおすすめなのが法律のスペシャリストである「弁護士」となります。

弁護士に依頼すれば以下の手順で口コミの削除を要請できますよ。

弁護士に削除依頼する際の流れ
  • ステップ1
    弁護士を探す
  • ステップ2
    EPARKの問題を解決してくれる弁護士を選ぶ
  • ステップ3
    弁護士と法律相談する
  • ステップ4
    弁護士に問題の口コミの削除を依頼する
  • ステップ5
    弁護士が裁判所を通じてEPARKに「仮処分」の申立を行う(仮処分とは、人権などを保護する権利保護の一種で仮処分が通ると投稿の削除が法的に可能になる)
  • ステップ6
    口コミの削除が完了する

弁護士や状況によっては他にも「プロバイダ責任制限法」に沿った「送信防止措置依頼書」の郵送をおすすめされる可能性もあります。

こちらも同様にEPARKに口コミの削除を要請するものですのでご安心ください。

弁護士の選び方や弁護士費用、具体的なステップも知りたいところですよね。

下記の記事では詳しく解説していますので、確認しておきましょう。

被害を被っている場合も弁護士に相談を!

EPARK上の口コミで権利侵害を受け、さらに風評被害を受け、売上が減少しているなど被害が大きい場合は口コミ投稿者に対して法的措置を講じましょう。

実は「プロバイダ責任制限法」に基づき、正規の手続きで問題の投稿者を特定することが可能です。

EPARK側でもプロバイダ責任制限法

(正式名称:
特定電気通信役務提供者の損害賠償責任の制限及び発信情報の開示に関する法律)

に関する手続きには、きちんと応じるとしています。

特定電気通信役務提供者の損害賠償責任の制限及び発信情報の開示に関する法律第4条(発信者情報の開示請求等)に基づく開示請求の要件が充足した場合には、当該開示請求の範囲で個人情報を開示、提供することがあります。

引用EPARK口コミ利用規約「第8条(情報の開示)」

問題なく対応してくれそうですね。

投稿者を特定さえできれば慰謝料が請求や告訴状を警察に提出もできます。

まずは、以下の流れで投稿者を特定していきましょう。

投稿者特定の流れ
  • ステップ1
    問題の投稿が「権利侵害」に該当するか(違法性があるか)確認
  • ステップ2
    違法性があれば弁護士がEPARK運営に訴訟を起こし、投稿者のIPアドレスなどの情報を開示させる
  • ステップ3
    IPアドレスなどの情報から投稿者のプロバイダを特定する
  • ステップ4
    プロバイダに訴訟を起こして、投稿者の記録を保存させる
  • ステップ5
    プロバイダに投稿者の名前、住所、メールアドレスを開示させる

上記の手続きは法的な手続きが大半です。

投稿者を特定する場合は、弁護士に依頼するのが通例です。

下記の記事では特定に関する具体的な手続きを紹介しますので、投稿を削除しただけでは気が済まないという方におすすめします。

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まとめ

今回はEPARKの口コミに削除を依頼する方法を解説してきました。

規約違反が発生した場合に、問題のある口コミを削除する可能性があるとしましたね。

続けて、以下のような口コミが削除できるとしました。

  • 削除できる口コミ1:誹謗中傷
  • 削除できる口コミ2:評価をマイナス操作するような内容
  • 削除できる口コミ3:嘘や根拠のない発言
  • 削除できる口コミ4:クレーム
  • 削除できる口コミ5:権利侵害

削除そうな投稿の場合は口コミ掲載画面の下部から簡単に通報できるので、削除できるかの見極めと削除依頼文の部分をよく考えてください。

もし自力での解決が困難な場合は、弁護士に相談・依頼しましょう。

また、下記の記事では風評被害を受けた場合の対処方法を解説していますよ。

ぜひ参考にしみてくださいね。

EPARK
この記事の監修者

インターネットの誹謗中傷対策、削除の専門家。5ちゃんねるを始めとする、各種書き込みの削除、下位表示させるプロ。特に企業案件を得意とし、ネガティブな口コミ、サジェストキーワードを常に監視、対策している。携わった案件は1,000以上。お困りの場合は、以下↓LINEからお気軽にお問い合わせください。

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