【アメブロの誹謗中傷・著作権侵害】通報・削除依頼を出す方法!法的手段も検討を

この記事では、アメブロ(アメーバブログ)上での誹謗中傷・著作権侵害に対策する方法を紹介していきます。

アメブロで悪口・暴言コメントを書き込まれた
アメブロで自分の著作権が侵害されている

このような方に向けて、アメブロ上の迷惑コンテンツの削除方法をまとめて紹介していきます。

また、逆SEO業者への依頼やGoogleへの依頼を検討している方もいると思いますが、まずは「自力での削除」を試みたい方もいるかもしれません。

規約・ヘルプに基づいた自力での削除依頼の方法もご紹介するので、そちらを参考にしていただければと思います。

「侵害」「訴訟」「弁護士」など法的な内容でもわかりやすく解説していくので、初心者の方でも問題なく実践できる内容となっています。

これから解説する内容を少しずつ試していきましょう。

削除の前に!アメブロ運営の対応状況と基礎知識

削除を始める前に知っておきたい情報を紹介しますので、ご確認ください。

通報が必要なワケと運営の対応状況

國次 将範
アメブロ上の問題のコンテンツ(書き込み、投稿、メッセージなど)に対して削除依頼を出すためには、 報告する必要があります。

運営にアメブロ上のコンテンツを削除させるためには、通報する方法が手っ取り早いです。

以下はアメブロの利用規約となります。

7.当社は、会員サービス上のあらゆる情報を、運営上の必要な範囲内において閲覧することができるものとし、当該情報が本利用規約に抵触すると判断した場合には、会員への事前通知なく、当該情報の全部又は一部を非公開とし又は削除することができるものとします。

引用元:Ameba利用規約「第9条(会員サービス)

このように、 アメブロの運営は通報されたコンテンツが利用規約に違反していた場合、削除する権利があると定めています

アメブロの規約に違反していれば削除ができるというわけですね。

つまり、今からみなさんがすべきことは 「違反コンテンツの見極め」と「運営への通報・報告」です。

「そんなことはわかっていても、そんな簡単にできない」という方も少なくはないと思うので、順を追って説明していきます。

規約違反コンテンツの見極め方

規約違反コンテンツを見極めるために、アメブロの利用規約のルールを押さえておきましょう。

例えば、「禁止事項」という項目があります。

以下はその一部の抜粋です。

2.会員又は利用者が、本条第4項に違反したと当社が判断した場合には、送信等をした内容の削除、本サービスの全部又は一部の利用停止、退会処分、その他当社が適切と判断する措置をとることができるものとします。

引用元:Ameba利用規約「第13条(禁止事項)

つまり、アメブロ運営はコンテンツが「禁止事項に該当する」と判断した場合、コンテンツの投稿者に対して利用停止・退会処分など制裁を加えるというわけです。

具体的にどのような禁止事項があるのですか?基準がないと違反なのかそうじゃないのか中々判別できませんよね。
國次 将範
その基準については禁止事項(アメブロ利用規約第13条)に詳しく記載されています。
これからその一部を紹介しますが、ご自身の目で確かめながら、規約違反の報告をすることをおすすめします。

禁止事項には以下のようなものがあります。

  • (1) 良識に欠けるものや、品位に欠けるもの
  • (2) 他の会員や利用者、当社、その他第三者を中傷したり、名誉を傷つけたりするもの、権利を侵害するもの
  • (3) 社会倫理や法令に反するもの

このようなコンテンツが規約違反となります。

誹謗中傷や著作権侵害の場合は、特に「(2)他の会員や利用者、当社、その他第三者を中傷したり、名誉を傷つけたりするもの、権利を侵害するもの」に該当します。

(2)の内容について利用規約にはさらに詳しい記載がありました。

① 他の会員や利用者、当社、その他第三者について、誹謗中傷もしくは侮辱する、又は名誉や信用を傷つける行為、表現・内容の送信等
② 人種、民族、性別、信条、社会的身分、居住地、身体的特徴、病歴、教育、財産等による差別につながる表現・内容の送信等
③ 本人の承諾のない個人情報(但し、一般に公開されている著名人などの情報は除く)の送信等
④ 第三者の商標権、著作権、著作者人格権等の知的財産権、肖像権及びパブリシティ権等の権利を侵害する、又はその恐れのある行為、表現・内容の送信等
⑤ 第三者の財産、プライバシー等個人の権利を侵害する、又はその恐れのある行為、表現・内容の送信等

引用元:Ameba利用規約「第13条(禁止事項)

誹謗中傷、著作権侵害が禁止事項に該当することが明確に定義されていますね。

この禁止事項を根拠に、規約違反コンテンツとして問題のコンテンツを通報していきましょう。

誹謗中傷は法律にも違反している可能性が高い

國次 将範
アメブロ上での著作権侵害は「著作権」と呼ばれる権利を侵害される立派な違法行為です。民法では「不法行為」と呼びます。
誹謗中傷はどうなんですか?
國次 将範
誹謗中傷を禁止する法律はありません。ただ、誹謗中傷には様々な見方があり、見ようによっては「違法」とみなすことが可能と考えられています。

アメブロ上での誹謗中傷(悪口・暴言)は刑法の「名誉毀損」に該当する可能性が高いです。

この「名誉毀損」とは、誹謗中傷などによって他人の名声・信用といった人としての価値を傷つけられることを指します。

名誉毀損は名誉権を傷つける行為として「権利侵害」の一種と考えられています。

名誉毀損とは実際にどのような法律でどのような場合に成立するのか、刑法の「名誉毀損」の条文を見てみましょう。

公然と事実を摘示し、人の名誉を毀損した者は、その事実の有無にかかわらず、三年以下の懲役若しくは禁錮又は五十万円以下の罰金に処する。

引用元:刑法「第二百三十条」

これが名誉毀損の厳密な定義です。

この一文から分かるように名誉毀損が成立する条件は「 公然と事実を摘示し、人の名誉を毀損した者」となります。

このままではわかりにくいので、条件を1つずつ分解して考えていきましょう。

  • 「公然と」:誰でも閲覧できる場所で= アメブロ上でコンテンツ(ブログ記事・コメントなど)を投稿・公開して
  • 「事実を摘示(てきし)し」: ウワサ・デマ・ガセなど何らかの情報を示して=コンテンツ(ブログ記事・コメントなど)の内容で
  • 「人の名誉を毀損した者」: 他人(みなさん)の名声・信用といった人としての価値を傷つけた人物

つなげてみると「アメブロ上でコンテンツ(ブログ記事・コメントなど)を投稿・公開し、その内容で人の名誉を傷つけた投稿者」となります。

國次 将範
例えば、「特定の芸能人を傷つける目的でデマを流したブロガー」「特定の政治家に対して信用を貶める目的で事実無根の嘘情報を流したブロガー」などですね。
國次 将範
このように、何らかの情報を示して、人の価値を傷つけたコンテンツ投稿者は名誉毀損行為に該当する可能性があります。

また、「バカ」「死ね」「低脳」など 情報が伴っていない表現についても、「侮辱」として名誉毀損に該当する可能性があります

以下も刑法上の一文です。

事実を摘示しなくても、公然と人を侮辱した者は、拘留又は科料に処する。

引用元:刑法「第二百三十一条」

こちらの条件は、ウワサ・ガセ・デマなどの何らかの事実(情報)を示さなくても、人の名誉を傷つけた人物です。

例えば、ブログ記事・コメント内で「〇〇はバカだ」「〇〇は死ね」などと、特定の人物の価値を否定するような行為は「侮辱」に該当します。

國次 将範
他にも、記事内で個人情報が勝手に流出されているケースもあると思います。
このような場合はプライバシーの権利を侵害する「 プライバシーの侵害」となり、 著作権侵害同様に不法行為として、違法行為として扱われます。
名誉毀損も名誉権を侵害する権利侵害の一種でしたね。
國次 将範
その通りです。しかし、ここまでの説明では理解しきれない部分もあると思うので、以下の2記事で疑問点を解消しておきましょう。
ネット上の誹謗中傷は訴える事ができる!訴える為に知っておきたい必要最低限の知識
「誹謗中傷っていまいちわからない」 「誹謗中傷を訴えるにはどのような流れがあるのか知りたい」 ひょっとしたら、このようなお悩みをお持ちではないでしょうか。 誹謗中傷を訴えるには法的な知識が必要で、告訴を諦めてしまうかもしれません。 今回の記...
ネット誹謗中傷の名誉棄損罪と侮辱罪の違い
名誉毀損罪と侮辱罪って似たような犯罪ですけど、何が違うんですか? 名誉毀損罪と侮辱罪が成立する条件に注目して説明していきます。 ここではネット誹謗中傷における、名誉棄損罪と侮辱罪の違いを押さえておきましょう。 ネット誹謗中傷で名誉毀損罪が成...
実績ナンバーワン!誹謗中傷ドットネット

削除したいなら、相談実績1500件の誹謗中傷ドットネットにご連絡を!
削除のプロが迅速に対応してくれ、しかも費用はリーズナブル。投稿者の特定までバッチリやってくれます。
代表の藤吉修崇氏は、現代の法律問題をわかりやすくかつコミカルにyoutubeで解説している現役弁護士。
わかりにくい専門的な説明をできるだけわかりやすい言葉で伝えてくれます。
私たちの味方になってくれる心強い法律家。
きっと、あなたの問題もスッキリ解決してくれます!

誹謗中傷記事(投稿者)を通報・削除依頼する方法

アメブロのブログ記事上で「誹謗中傷された」「個人情報が書き込まれている」という場合に有効な方法です。

方法その1:まずはコメント欄・メッセージで記事の削除を交渉

まずは該当記事のコメント欄・メッセージを利用して、ブログ記事の投稿者に直接問題の記事の削除を交渉します。

相手は規約違反を犯す不届き者ですので、きちんとした対応を求めなければいけません。

何もしなければ泣き寝入りとなってしまうため、勇気を持って交渉しましょう。

まずは投稿者にコメント・メッセージを送付します。

そのためにはアメブロのアカウントが必要ですので、まずはアメーバID登録登録ページからアメーバブログへの会員登録を行いましょう。

後は以下の流れで会員登録を済ませ、ログインできるようにしておきます。

  • ステップ1:登録用のメールを記入・送信
  • ステップ2:登録案内用のメールの返信が来たら、メール上のURLからユーザー情報入力
  • ステップ3:規約に同意してアカウント登録

アカウントを作成したら、問題の記事の投稿者に記事の削除依頼を送りましょう。

コメント欄にメッセージを記入しても良いかもしれませんが、より確実なのはメッセージです。

「コメント欄で公開されるのが嫌」という方におすすめします。

國次 将範
問題の記事の横にあるプロフィール部分に「メッセージを送る」というボタンがあります。
ボタンがないときは、相手のプロフィールページに飛んでから「メッセージを送る」ボタンを探しましょう。

ボタンを押すと、メッセージ作成用のページが表示されます。

「件名」には「【緊急】〇〇(名前)です。〇〇(問題の記事のタイトル名)の件について」などと記事のタイトルと名前を明記して、相手に伝えましょう。

「メッセージ」には以下のような文章に沿って記事の削除依頼文を送付します。


お世話になります。
〇〇と申します。

この度は私への誹謗中傷が含まれる 「〇〇(問題の記事のタイトル名とURL)」という記事の削除を依頼したく、ご連絡申し上げました。

この記事内の「〇〇(問題の表現・内容)」という部分は私への誹謗中傷行為です。
アメブロ上での誹謗中傷行為は利用規約(https://helps.ameba.jp/rules/post_104.html)の第13条(禁止事項)4項、「(2)他の会員や利用者、当社、その他第三者を中傷したり、名誉を傷つけたりするもの、権利を侵害するもの」に該当します。
利用規約違反ですので、現在アメブロ運営への通報を検討中です。

また、「〇〇(問題の表現・内容)」という部分は根も葉もない情報であり、このままこの記事の公開を続けるのであれば「名誉毀損」に該当する可能性が高いです。
実際に精神的な苦痛を被るなど、被害が出ています。
こちらについては弁護士と協力し、場合によっては訴訟、慰謝料請求など適切な法的措置を求める予定です。

1ヶ月以上ご返答・削除が確認できない場合は、権利者向け窓口から運営に記事並びに投稿者に適切な処置を求めるように報告致しますので、早急に該当記事の削除をよろしくお願い申し上げます。


※利用規約違反や名誉毀損については前章「削除の前に!アメブロ運営の対応状況と基礎知識」をご確認ください

「同意して確認する」ボタンで確認画面を表示させ、内容を確認してあやまりがなければ、送信します。

國次 将範
メッセージとコメント欄のどちらにも削除依頼文を送ると効果的です。削除依頼文はコピペしておき、コメント欄にも書き込みましょう。

方法その2:交渉に応じない場合は、権利者向け窓口から対応依頼

問題のブログ記事の投稿者が交渉に応じない場合は運営に対応を求めます。

まずは「誹謗中傷(悪口・暴言)による名誉毀損」として記事の報告を行いましょう。

問題のブログ記事の報告場所は「権利者向け窓口」となります。

國次 将範
ご存じの方もいるかと思いますが、アメブロには「利用規約の違反報告」という報告場所も存在しています。
しかしこちらのページを確認すると、 誹謗中傷や著作権侵害などは「権利者向け窓口」から連絡を行うようにとの誘導があります。
お間違えのないように注意しましょう。

権利者向け窓口を開いたら、以下の項目を正しく記入していきましょう。

  • 「あなたのアメーバID」
  • 「メールアドレス」
  • 「サービス名」:「ブログ」を選択
  • 「あなたの権利が侵害されているページURL」:問題のブログ記事のURL
  • 「上記URLに記載されている侵害内容」:「記入例」は後述
  • 「侵害されている権利」:「名誉」と記入
  • 「希望の対応」:「削除依頼」を選択
  • 「あなたの立場本人」:「権利者」「代理人(弁護士に依頼している場合)」のうちいずれか
  • 「権利者であることが証明できるwebページのURL」:「記入例」は後述

上記の項目を記入していきましょう。
記入が完了したら、送信し、運営の対応を待ちましょう。

恐らくつまづきやすいのは「上記URLに記載されている侵害内容」と「権利者であることが証明できるwebページのURL」の記入でしょう。

記入例を紹介していきます。

國次 将範
削除の準備がまだできていない方はこちらの記事を参考に準備しておきましょう。
ネット誹謗中傷を削除する前の準備と書き込みを削除する方法
誹謗中傷によって名誉が傷つけられるだけではなく、客足が遠のく、従業員が辞めるなど被害が大きくなることもあります。 誹謗中傷を早く削除したい ネット上で誹謗中傷を受けた!許せない! この記事は、誹謗中傷を受けて悩んでいる方に、一番最初に読んで...

「上記URLに記載されている侵害内容」の記入内容

「誹謗中傷によって名誉が毀損(侵害)されている」といった 内容で証明ができれば大丈夫です。

「記事内の『〇〇』という内容・表現は私に対する明確な誹謗中傷であり、この情報が不特定多数に公開されている状態は「名誉毀損」に該当する大変危険な状態であり、私の名誉が傷つけられる」という点を伝えましょう。

「権利者であることが証明できるwebページのURL」の記入内容

「名誉毀損」として運営に対して名誉権の侵害を訴えていますので、権利者はみなさんです。

つまり、みなさんご自身であることを証明できる(本人確認できる)webページのURLを記入する必要があります。

フェイスブックやTwitterなどのSNSアカウント、ホームページ、企業・学校などで発行されたみなさんの個人ページなどのURLを記入し、「名誉権を侵害されているので私自身が権利者です。本人確認できるWebページを挙げましたのでご確認ください」と一言添えましょう。

方法その3:運営からの返答がない場合は「送信防止措置」で削除請求

「送信防止措置」とは、Web上のコンテンツによってみなさんの権利が侵害されたときに、そのコンテンツの削除(送信防止)を講じることです。

そのお願いをアメブロを運営するサイバーエージェント社に送ります。

國次 将範
方法2でも送信防止措置の依頼書の提出を求められる場合がありますので、この方法に従って、送信防止措置の依頼書を記入していきましょう。

まずはアメブロが公式に用意している「送信防止措置の依頼書」をダウンロードしましょう。

記入内容には以下のようなものがあります。

  • 「掲載されている場所」:ブログ記事のURL
  • 「掲載されている情報」:誹謗中傷箇所
  • 「侵害されたとする権利」:名誉
  • 「権利が侵害されたとする理由」:実名を伴うなど明確に人物を特定した誹謗中傷であり、「名誉毀損」に該当する

基本的には、方法1や方法2で記入した通りに記入していきましょう。

他にも必要事項を記入する必要があるので、抜け目なく全項目記入していきます。

また、本人確認のために必要書類を同封する必要があります。

個人の場合は、住民票、パスポート、運転免許証、保険証などの本人確認書類、法人の場合は発行3ヶ月以内の「押印と同じ印影の代表取締役印の印鑑登録証明書」「代表者の資格証明書」です。

送信防止措置依頼書と必要書類の準備が完了したら、以下の宛先に郵送しましょう。

〒150-0042 東京都渋谷区宇田川町40番1号 Abema Towers 6階
(株)サイバーエージェント アメーバカスタマーサービス

削除の結果は2週間後に送付される回答書で分かります。

方法1や方法2が失敗していてこの方法で成功するか心配です。確実に削除を成功させるコツはありますか?
國次 将範
弁護士に相談・依頼、書類の執筆・添削に協力してもらいましょう。弁護士の探し方・依頼の仕方は下記の記事が参考になりますよ。
【ネット上の悪質な書き込み】弁護士への相談から解決までの流れ
悪質な書き込みトラブルの対処を弁護士に依頼しようと思ったら、まずこの記事を読んでください。 ネットで困ったら弁護士に相談すればいいや。 このように思っても、実際に依頼するところまでは知らないことも多いですよね。 そこでこの記事では、 ネット...

アメブロの誹謗中傷コメントを通報・削除依頼する方法

「ブログ記事に悪質なコメントがついたから削除したい」という場合は、わざわざ通報・削除依頼する必要はありません。

管理画面から簡単にコメントを削除できます。

  • ステップ1:ブログの管理画面から「コメント管理」にアクセス
  • ステップ2:コメントの一覧が表示されるので、削除したいコメントにチェックを入れて「削除」をクリック

スマホ版の場合は以下のステップで削除可能です。

  • ステップ1:Amebaホームから「ブログ管理」をタップ
  • ステップ2:「最近ついたコメント」で削除したいコメントをタップ(見つからない場合は「もっと見る」をタップ)
  • ステップ3:「削除」をタップ

コメントの管理はブログの管理人に一任されているので、 自由に削除できます。

また、誹謗中傷コメントが来てもいきなり公開されないように設定する方法もあります。

アメブロの基本設定ページで、「設定・管理」から「各種設定」「コメントの設定」と移り、「コメントの公開方法」を「承認後に公開」に設定しておきましょう。

これで承認したコメントのみを公開することができます。

アメブロの誹謗中傷で訴訟を起こす方法

誹謗中傷の犯人を訴訟するためには、本人を特定する必要があります。

「名誉毀損」を立証して、プロバイダ責任制限法による「発信者(記事・コメントの投稿者)情報開示」の手続きを行いましょう。

まず「発信者情報開示依頼書」で投稿者を特定

アメブロが公式に用意している「発信者情報開示依頼書」をダウンロードし、必要事項を記入していきます。

何だか記入事項が複雑ですね。
國次 将範
送信防止措置の依頼書と比べるとわかりますが、「開示を請求する発信者情報」の選択「証拠」の提示など記入事項が複雑です。
初めから弁護士に相談して、記入の協力をお願いすることをおすすめします。

また、送信防止措置の依頼時と同様に、以下のような 本人確認書類を同封する必要があるので準備しておきましょう。

  • 個人:住民票
  • 個人:パスポート
  • 個人:運転免許証
  • 個人:保険証
  • 法人:押印と同じ印影の代表取締役印の印鑑登録証明書
  • 法人:代表者の資格証明書

発信者情報開示依頼書と必要書類の準備が完了したら、以下の宛先に郵送しましょう。

〒150-0042 東京都渋谷区宇田川町40番1号 Abema Towers 6階
(株)サイバーエージェント アメーバカスタマーサービス

開示依頼の結果は2週間程度で分かります。

開示の依頼が成功し、投稿者の氏名・メールアドレスなどが判明すれば、特定は完了です。

しかし、IPアドレス・投稿日時だけが開示された場合は、その情報を元に、さらに投稿者を特定する手続きを行う必要があります。

おおよその流れは以下の通りです。

  • ステップ1:IPアドレスなどの情報から犯人のプロバイダを特定する
  • ステップ2:プロバイダに連絡して、犯人に関する記録を保存させる
  • ステップ3:プロバイダが犯人の名前、住所、メールアドレスを公開する

このような流れで誹謗中傷の投稿者を特定できます。

國次 将範
具体的な特定の流れが知りたい方は以下の記事が参考になりますよ。弁護士と協力しつつ、犯人を見つけ出しましょう。
ネット誹謗中傷の犯人を特定する方法と特定に必要な弁護士費用
誹謗中傷記事の削除だけでは気が済まない。犯人を特定したい みなさんはこのようなお悩みをお持ちかと思います。自分に対して権利侵害を行った犯人の素顔が知りたくなるのは無理ありません。 そこで、この記事では犯人特定に関する次の2つのポイントを紹介...

慰謝料請求

特定した犯人の個人情報をもとに、弁護士と協力して犯人に対して直接慰謝料の請求手続きを行います。

弁護士と協力する理由は、 犯人が説得に応じやすくなるためです。

慰謝料には投稿の削除にかかった費用や犯人の特定にかかった費用なども請求することもできるため、費用の負担を減らせます。

 

國次 将範
慰謝料の相場が知りたい方は下記の記事が参考になります。
404 NOT FOUND | 一般社団法人ネット削除協会
ネット削除の専門家、誹謗中傷対策

アメブロの著作権侵害画像を削除する方法

まずは著作権侵害の投稿の削除について直接交渉しましょう。

方法その1:コメント・メッセージで画像・記事の削除を交渉

誹謗中傷で ブログ記事の投稿者に削除依頼を求めるときと流れはほぼ同じです。

まずは問題の記事のコメント欄・メッセージを利用し、投稿者に直接問題の画像・記事の削除を求めましょう。

画像・記事の削除依頼の内容は、 利用規約違反(著作権侵害は第13条「禁止事項」に該当)や著作権侵害の可能性について添え、先ほどの「誹謗中傷記事(投稿者)を通報・削除依頼する方法」の 「方法その1:まずはコメント欄・メッセージで記事の削除を交渉」の例文を参考にしながら、記入していきましょう。

國次 将範
「〇〇」という文章の次にある画像、上から〇段落目の画像と指定して、ブログ内のどの画像が著作権侵害に該当するのか位置を明確に示しましょう。

方法その2:交渉に応じない場合は、権利者向け窓口から対応依頼

投稿者が交渉に応じない場合は「著作権侵害が発生している」として権利者向け窓口」から運営に対応を求めましょう。

必要事項を記入し、侵害されている権利は「著作権」と記入します。
どの画像が無断転載された画像なのか、明記しましょう。

「上記URLに記載されている侵害内容」の記入内容

「〇〇という画像を無断で掲載されており、著作権が侵害されている」という趣旨の内容を記入しましょう。

「権利者であることが証明できるwebページのURL」の記入内容

画像の著作権がみなさんにあることを証明しなければ行けません。

その画像の転載元(みなさんが画像をアップロードした場所)のURLを記入しましょう。

方法その3:運営からの返答がない場合は「送信防止措置」で削除請求

「送信防止措置」で強制的に記事・画像の削除を要請します。

まずはアメブロが公式に用意している「送信防止措置の依頼書」をダウンロードし、必要事項を記入していきます。

送信防止措置依頼書と必要書類の準備が完了したら、以下の宛先に郵送しましょう。

〒150-0042 東京都渋谷区宇田川町40番1号 Abema Towers 6階
(株)サイバーエージェント アメーバカスタマーサービス

削除の結果は2週間後に送付される回答書で判明します。

送信防止依頼書の記入は、 法律のエキスパートである弁護士に相談・依頼する方法が確実ですので、弁護士を探すことをおすすめします。

削除する権利を持っていない方が通報する方法

削除する権利は、名誉、著作権など侵害されている権利を持つ本人にのみ認められています。第三者には認められていません。

ゆえに、権利を持っていない方が通報する方法はないのです。

どうしても通報したい場合は、「〇〇で権利侵害が起きています」と本人に知らせましょう。

そこからアメブロの問題コンテンツに削除依頼を出すかどうかはその本人次第ということになります。

誹謗中傷ドットネットなら、投稿者の特定に強い

インターネット上から削除はできても、書かれた人の気持はそれでは治まりません。
誹謗中傷ドットネットなら、投稿者の特定まできっちり行い、必要に応じて法的な対応までやってくれます。
リーズナブルな価格で迅速対応。削除から投稿者の特定まではスピードが大事!
相談は無料ですのでお気軽にどうぞ♪

まとめ

ここまでアメブロ(アメーバブログ)に関する削除方法を徹底解説してきました。

一度読んだだけでは中々理解できないところも多いと思います。

ゆえに、この記事をブックマークやお気に入り登録をしておき、いざという時に確認できるようにしておくことをおすすめします。

アメブロの誹謗中傷・著作権侵害について、無事通報・削除依頼が完了し、問題のコンテンツが削除されることを心よりお祈り申し上げます。

コメント