この記事では発言小町のトピ・レスを削除する方法について解説していきます。
発言小町内では「投稿削除」という案内がないため、「どうやったら自分・他人が投稿したトピ・レスが削除できるのか」という点が気になると思います。
また、発言小町では「モラル」「他人の不幸」というトピックが多いため、中には厳しい言葉遣いのレスや不幸を嘲笑するようなレスも少なくありません。
これが発言小町の人気の秘訣とされていますが、当事者の心理状態に配慮すれば削除依頼したくなってもおかしくはないでしょう。
そこで今回解説するのは「発言小町のトピ・レス」の削除方法です。
具体的には
発言小町の投稿の削除にはルールや規約の理解や適切な手続きが必要ですので、これらの点を重点的にわかりやすく解説していきます。
一緒に発言小町の投稿に対処していきましょう。
それでは解説していきます。
発言小町のトピ・レスは削除できる?投稿ルールをチェック
発言小町上に一度投稿・掲載されたトピ・レスは基本的には削除できません。
しかし、例外的に削除できる可能性があります。
まずはどのような投稿であれば削除が可能なのか見ていきましょう。
この章で紹介する内容はあくまで他人の投稿への削除依頼が前提です。
自分の投稿は削除できない可能性があるんですね。
どうしても自分の投稿を削除したい場合は目次より次章「発言小町のトピ・レスを削除する方法」をご覧ください。
発言小町に掲載されているトピ・レスは「編集部」の確認済み
投稿の削除をする上で、みなさんが不都合に思うような投稿ははじめから掲載されない制度となっていることを理解しておくことが大切です。
発言小町に掲載されているトピ・レスは発言小町運営の編集部スタッフが事前に「校閲(編集)」しており、ユーザーが不快な思いをする投稿は表示されない仕組みとなっています。
発言小町を利用していて、
- 投稿したのに掲載されてない
- 発言が反映されない
といった現象はこの校閲が原因です。
実際に発言小町の投稿ルールによると、以下のような投稿内容が掲載されないとされています。
ゆえに、現在掲載されている投稿は上記の内容を含まない投稿として編集部のチェック済みということになります。
それでも不快な情報が掲載されている場合は次の「掲載後も発言小町がコンテンツを削除する場合あり」をご覧ください。
掲載後も発言小町がコンテンツを削除する場合あり
発言小町編集部は掲載後であっても、「ふさわしくない」投稿の削除を行っているとしています。
編集部が発言小町にふさわしくないと判断した投稿は、掲載された後でも、編集部の判断でトピックやレスのタイトル・本文を修正したり、トピックごと削除したりすることがあります。
その際にトピ主、レス投稿者への連絡はいたしません。
引用発言小町「トピックを削除することがあります」
※赤字加工
このように、確かに掲載されている投稿の中でも「ふさわしくない」と判断された場合は修正・削除を行うことが分かりました。
このような掲載後の削除は編集漏れや予期せぬ炎上防止のためと思われます。
これは運営にふさわしくない投稿と判断されれば、削除できる可能性があるということです。
ふさわしくない投稿の判断基準は不明ですが、先ほどの投稿ルールの
- ユーザーが不愉快になると思われる投稿
- 信頼性が低い内容が含まれた投稿
- 特定の企業、法人、団体、地域、個人に対しての誹謗中傷、差別発言
- 営利目的の投稿
などといった基準で投稿を再評価していると考えられます。
上記のような内容を含む投稿であれば、ふさわしくない投稿とみなされる可能性はあります。
読売新聞オンラインや読売IDの利用規約も確認した
通常、Webサイト上の利用規約には投稿の削除に関する詳細な規定が存在します。
そのため、こういった電子掲示板にも「利用規約」が存在しますが、発言小町にはその規約が存在しません。
そこで発言小町には、発言小町を運営する株式会社「読売新聞」運営の
- オンライン版「読売新聞オンライン」の「読売新聞オンライン会員利用規約」
- デジタルコンテンツを利用する際に使用する本人認証サービス「読売ID」の「読売ID利用規約規約」
が適用されると考えられます。
「読売新聞オンライン会員利用規約」は読売新聞が運営するインターネット上のウェブサイトにも適用されるため、発言小町も規約の対象と考えられます。
また、読売新聞オンライン会員利用規約に定められていない事項については、「読売ID利用規約」の各条項が適用されるとされています。
上記の規約では禁止事項やコンテンツの削除について詳細に定めてありました。
利用者によって本サイトに投稿されたコンテンツが自らの名誉や権利を侵害するものであり、当該投稿の削除を希望する場合は、第8条に定める「読売デジタル会員デスク」にお問い合わせ下さい。
前条の禁止事項に該当するなど、侵害が認められた投稿は速やかに削除します。
引用読売新聞オンライン会員利用規約「第7条 投稿の削除等」
※赤字加工
「前条の禁止事項」には、
- プライバシーを侵害する恐れがある投稿
- 権利侵害の恐れがある投稿
- 誹謗中傷
- 名誉毀損・信用毀損
- わいせつな内容及び残虐な画像を含むなど、公序良俗に反する投稿
- 明らかに嘘の内容を含む投稿
- 差別的な発言(ヘイトスピーチ)
- 嫌がらせ行為またはストーカー行為
といった項目が禁止されています。
上記のような投稿や権利侵害情報は「読売新聞デジタル会員デスク」に通告することで削除される可能性があります。
「読売新聞デジタル会員デスク」への連絡方法については次章「発言小町のトピ・レスを削除する方法」で解説しますよ。
読売ID利用規約でも、規約違反が発生した場合は「削除」をもって対処とする場合もあると記載してあります。
(3)会員が発信もしくは表示する情報の全部もしくは一部を削除し、または閲覧できない状態に置くこと
引用読売ID利用規約「第15条 規約違反等への対処」
※赤字加工
規約違反は「禁止事項」に該当することで発生します。
読売ID利用規約の禁止事項は、
- 知的財産権を侵害する恐れのある行為
- プライバシーまたは肖像権を侵害する恐れのある行為
- 差別、誹謗中傷、他者の名誉・信用を毀損する行為
- 公序良俗に違反する行為
- 虚偽の内容を登録する行為
といった行為であり、上記に該当する行為は削除の対象となります。
読売新聞オンライン会員利用規約や読売ID利用規約を参考にする限りでは、投稿が削除される可能性があることが分かりました。
発言小町のトピ・レスを削除する方法【重要】
発言小町のトピ・レスは投稿者が自由に削除できるものではありません。
運営に削除を依頼する旨の内容を伝える必要があります。
ここからはその点をふまえた具体的な削除方法(削除依頼方法)について解説していきます。
削除のパターンについては、
- 自分が投稿した投稿の削除方法
- 他人が投稿した投稿への削除依頼方法
の2パターンがあると思われるので、それぞれの違いを意識しながら読み進めていただければと思います。
「ご意見・ご感想」からトピ・レスの削除依頼
以下の手順で発言小町運営に投稿の削除を依頼しましょう。
- ステップ1問題のトピからレス入力画面を開く問題のトピ(または問題のレスがあるトピ)を開き、「レスを投稿する」をクリック・タップし、投稿ルールに同意してレス入力画面へ
- ステップ2必要事項記入レスの「タイトル」「本文」「ハンドルネーム」「メールアドレス」は必要事項なので記入
- ステップ3「ご意見・ご感想」に削除依頼文を記入ご意見・ご感想(任意)の欄に問題のトピまたはレスの「削除依頼文」を記入(投稿しても表示されない)
- ステップ4内容確認後、レスを送信内容に誤りがないか確認し、「入力内容を確認」してレス送信
ステップ2でレス投稿画面で記入する「タイトル」「本文」は必要事項なので、トピに対して適宜返信するものを記入しましょう。
自分で投稿した投稿を削除したい場合は、「メールアドレス」の欄に過去にその投稿を投稿した際に記入したメールアドレスを記入しましょう(投稿者情報の記入はなりすまし防止=投稿者の識別のために行っているため)。
重要なのはステップ3の「削除依頼文」です。
記載内容はケース別に以下のような内容を運営に伝えましょう。
削除依頼文 | ||
自分のトピ・レスの削除 | 私が投稿した 「ユーザーID:〇〇(トピ・レス内容右下記載あり)」 の投稿について、誤って「〇〇」という 問題がある記載をしてしまったので、 トピ(またはレス)の削除をお願いします。 |
|
他人のトピ・レスへの削除依頼 | 投稿者名:〇〇、投稿日時:〇〇、ユーザーID:〇〇が 投稿した投稿内容〇〇について、〇〇という 投稿ルールや〇〇という読売新聞 オンライン会員利用規約、読売ID利用規約に 違反する記載がありましたので通報いたします。 編集部様で確認の上、 削除のほどよろしくお願い申し上げます。 |
上記の内容を参考にしてご意見・ご感想の欄を記入しましょう。
自分の投稿を削除する場合は「誤って記入した」という部分を強調できると良いですね。
他人の投稿に対して削除依頼をする場合、「発言小町上でふさわしくない投稿の存在」「規約違反」を強調しましょう。
前章「発言小町のトピ・レスは削除できる?投稿ルールをチェック」で解説した
- 発言小町の投稿ルール
- 読売新聞オンライン会員利用規約
- 読売ID利用規約
の内容をもう一度確認し、どの項目に違反しているのか提示しましょう。
権利侵害発生の場合は「読者センターデジタル担当」へ
こちらは「他人が投稿した投稿への削除依頼方法」となります。
「自分が投稿した投稿の削除方法」は先の「「ご意見・ご感想」からトピ・レスの削除依頼」となりますのでご注意ください。
権利侵害とは、法律で守られている権利が侵害される行為のことです。
つまり、法的に問題のある行為となります。
例えば、以下のような権利侵害は有名です。
- 名誉毀損
- 侮辱
- プライバシー侵害
上記の権利侵害が発生している場合、読売新聞オンライン会員利用規約第7条に従い、速やかにコンテンツが削除される可能性があります。
(詳細は目次より「読売新聞オンラインや読売IDの利用規約も確認した」にて)
問題の投稿が上記のような権利侵害の基準を満たしているか気になりますよね。
下記の記事ではその成立条件について説明していますのでぜひ参考にしてみてくださいね。
また、権利侵害として規約に基づいて該当する投稿の削除を申請する場合、「読売デジタル会員デスク」に連絡しましょう。
- 「読者センターデジタル担当」:0570-043435(午前9時~午後6時)
- デジタルサービスに関するフォームでのお問い合わせ
上記のサポート宛に「発言小町上の投稿者名:〇〇、投稿日時:〇〇、ユーザーID:〇〇、URL:〇〇が投稿した投稿内容〇〇により、〇〇という権利が侵害されている」という権利侵害の発生を通報して「削除をお願いします」と添えましょう。
後は削除されるのを待つだけとなります。
発言小町で風評拡散?拡散状況をチェックで風評被害予防
発言小町のトピックはシェアシステムにより、「Twitter」「LINE」「はてなブックマーク」といった外部SNSで簡単にシェアできます。
そのため、発言小町上で炎上などが発生すると簡単にシェアされ、風評が拡散されてしまう恐れがあります。
こういった風評対策には以下の3つの方法が適切です。
例えば、発言小町上のトピ・スレが原因で
- ネット上のサイトで風評被害を受けているかもしれない
- ネットで風評被害を受けたときの対処方法を知りたい
といった場合、上記の方法で対処することが重要となります。
具体的な対処方法と対処のポイントは下記の記事で詳しく解説していきます。
まとめ:削除に失敗した場合
ここまでの内容を整理します。
まず、発言小町に現在掲載されているトピ・レスはすべて「編集部」の確認済みということでしたね。
ユーザーが不快な思いをする投稿は表示されない仕組みとなっています。
編集部の承諾によって掲載されている内容ということで、削除依頼自体が本来であれば無意味です。
しかし、「ふさわしくないと判断された投稿」については掲載後もコンテンツを削除する場合もあることも分かりました。
また、利用規約を確認すると、「禁止事項」に該当して規約違反とみなされたコンテンツは削除を行うと定められています。
そこで掲載後でも削除できる可能性があるとして、以下の2つの方法を紹介しましたね。
- 「ご意見・ご感想」からトピ・レスの削除依頼(自分・他人のトピ・レス)
- 権利侵害発生の場合は「読者センターデジタル担当」へ(他人のトピ・レスのみ)
上記の方法はあくまでも例外的に削除依頼しているものであり、削除が失敗する可能性もあります。
そのような場合は法的な措置に基づき、問題の投稿を削除依頼するほかありません。
以下の2つの方法が考えられます。
- 方法その1:「送信防止措置依頼書」の作成・送付
- 方法その2:弁護士に依頼し「仮処分」の申立
詳しくは下記の2記事で解説していますので、削除が失敗した場合はぜひご覧ください。
こちらについても「他人が投稿した投稿への削除依頼方法」となります。
自分の投稿を削除する方法ではありません。
ご注意ください。
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