今回は、ホストラブ(ホスラブ)の書き込み削除をスムーズに弁護士に依頼する方法と費用について解説していきます。
ホストラブは月間200万人の利用者がいるとされ、誤った情報が拡散しやすい環境にあります。一番焦るのは、そういった状況で何も手を打てないことですよね。
このように悩むのも当然でしょう。
自力での対処よりも、知識や経験のある弁護士に依頼したくなると思います。
そこで、今回はホストラブの書き込み削除を弁護士に依頼する方法をわかりやすく解説していきます。
今はまだ知識ゼロでも、この記事が読み終わる頃には、弁護士選びができるようになりますので、ぜひ最後までご覧くださいませ。
それでは解説していきます。
ホストラブの書き込み削除を弁護士に依頼する方法
まず最初に、弁護士に依頼すれば自力での解決よりも「良い」結果が得られるということをお伝えしておきます。
自力での削除が困難な場合や削除に失敗した場合に、弁護士に依頼しても大丈夫です。
ただし、そもそも「削除できないタイプの投稿」の可能性もありますので、「カッとなって弁護士に飛び込み依頼」は避けましょう。
まずは弁護士に依頼する前にご自身で「削除できそうな投稿かどうか」を確認することをおすすめします。
- ポイント1:弁護士に依頼する流れ
- ポイント2:弁護士ができること・すること
- ポイント3:選び方(費用・見極め方)
以上3点を抑えることで、弁護士に依頼する準備を整えていくことができます。
ホストラブの書き込み削除を弁護士に依頼する手順
まずは「ポイント1:弁護士に依頼する流れ」を押さえていきましょう。
弁護士に依頼する流れは以下の通りです。
- ステップ1:弁護士を探す
- ステップ2:弁護士を選ぶ
- ステップ3:弁護士と相談(法律相談)をする
- ステップ4:弁護士にホストラブの書き込み削除を依頼する
- ステップ5:弁護士がホストラブに対して法的な交渉・訴訟を行う
- ステップ6:弁護士が書き込み削除に導く
このような流れで弁護士がトラブルを解決してくれます。
「ポイント2:弁護士ができること・すること」と各ステップでみなさんがすべきことを見ていきましょう。
ステップ1:弁護士を探す
- 費用:なし
- 期間:1日~3日程度
まずは弁護士を探しましょう。
おすすめの探し方は以下の3つです。
- 探し方その1:知人・友人に弁護士を紹介してもらう
- 探し方その2:日本司法支援センター(法テラス)に相談
- 探し方その3:インターネットで弁護士を検索
それぞれの探し方について簡単に解説していきます。
探し方その1:知人・友人に弁護士を紹介してもらう
知人・友人に弁護士を紹介してもらう方法です。
弁護士の中には「完全紹介制」で腕利きの弁護士が存在します。
そのため、一度知人・友人に尋ねてみると良いでしょう。
探し方その2:日本司法支援センター(法テラス)に相談
知人・友人に都合良く弁護士を紹介してもらえるケースは少ないです。
そこでおすすめなのが「日本司法支援センター(通称:法テラス)」となります。
法テラスに相談すれば、弁護士の紹介だけではなく、最適な解決方法まで提案してくれます。
探し方その3:インターネットで弁護士を検索
最も挑戦しやすい方法は、弁護士をインターネットで検索する方法となります。
現在は、弁護士・法律事務所がホームページを持っているケースがほとんどです。
ゆえに、インターネットで検索をかければ、すぐに希望する弁護士がヒットします。
「〇〇(地域名) 弁護士」と検索して、最寄りの弁護士を検索しましょう。
もう少し詳しいコツが知りたいです。
気になる方は先にそちらをご覧くださいませ。
ステップ2:弁護士を選ぶ
- 費用:なし
- 期間:1日~1週間程度
ステップ1で依頼したい弁護士の候補が決まったら、以下の3つの条件を元に依頼したい弁護士を絞っていきましょう。
- 条件その1:候補全員に見積もりを取り、納得のいく弁護士を選択
- 条件その2:相性が合う弁護士を選択
- 条件その3:ホストラブの書き込み削除を依頼できる弁護士を選択
それぞれの条件について詳しく解説していくので、候補が決まっている場合は1人に絞り込んでいきましょう。
条件その1:候補全員に見積もりを取り、納得のいく弁護士を選択
弁護士の場合、依頼費用が安くても質が高く実績のある弁護士は存在します。
弁護士のサービスの質は料金ではなく、弁護士の力量に左右するためです。
「安かろう悪かろう」ということはありませんので、ご安心ください。
安くても質の高い弁護士は存在しますので、納得のいく値段を提示する弁護士に依頼しましょう。
条件その2:相性が合う弁護士を選択
ホストラブの書き込み削除は長期戦になりますので、相性が合う弁護士を選べないと、終始調子が合わないということもあります。
弁護士と一度話してみて、 「話しやすさ」「説明のわかりやすさ・丁寧さ」「自分に不利益な部分もちゃんと説明する誠実さ」の項目で選んでいきましょう。
条件その3:ホストラブの書き込み削除を依頼できる弁護士を選択
目標はホストラブの書き込み削除です。
書き込みが削除できないような弁護士に依頼してしまえば、時間と費用を損することになります。
ゆえに、「ホストラブの書き込み削除が削除できるか」という項目も、弁護士選びには重要なポイントです。
ステップ3:弁護士と相談(法律相談)をする
- 費用:30分5,000円程度(法律事務所によっては無料の場合もあり・要確認)
- 期間:1日~1週間程度
依頼したい弁護士を絞ることができたら、いよいよ弁護士と「ホストラブの書き込み削除」の件について相談します。
前もって連絡をして、予約を行いましょう。
まずは「 ホストラブで悪質な書き込みを投稿されたけど、どうしていいかわかりません」と伝えましょう。
回答内容は「ホストラブの書き込み削除対処方法」「必要となる法的な手続き」などと予測できます。
後は弁護士の指示通りに書き込みを削除依頼するだけです。
すでに自力での削除を検討した場合はその旨を告げ、「書き込みに対処を行ったが、失敗した」「不安だからお願いしたい」と述べましょう。
コツを理解して不安を解消してしまいましょう。
ステップ4:弁護士にホストラブの書き込み削除を依頼する
- 費用:5万円~100万円(着手金)
- 期間:1日程度
「ホストラブの投稿削除」を弁護士に依頼します。
着手金については無料の場合もありますので、あらかじめ弁護士・法律事務所に確認しておきましょう。
ここからのステップはほぼ「 弁護士の仕事」になります。
ステップ5:弁護士がホストラブに対して法的な交渉・訴訟を行う
- 費用:~50,000円(裁判所費用、日当など/要確認)
- 期間:3ヶ月~1年
弁護士がホストラブの運営に対して、任意で書き込み削除の交渉を行います。
任意での交渉は弁護士であっても困難とされ、失敗する可能性が高いです。
この交渉に失敗すると、裁判所で早急に削除を執行するための「 仮処分」と呼ばれる手続きを申請します。
この手続きに成功すれば、 裁判所命令でホストラブの運営に強制的に書き込み削除を命ずることが可能になります。
このステップで証拠の準備や書類作成で協力が求められる場合がありますので、必ず協力しましょう。
ステップ6:弁護士が書き込み削除に導く
- 費用:50,000円~200,000円(報酬金)
- 期間:1日程度
弁護士が削除を成功させます。
報酬金を精算したら、削除は完了です。
削除にかかる弁護士費用と弁護士の選び方
「ポイント3:選び方(費用・見極め方)」を確認していきましょう。
ホストラブの書き込み削除にかかる弁護士費用と期間は以下の通りです。
- 費用:平均10~20万円/最低5,000円程度・最高120万円以上
- 期間:平均3ヶ月程度/最短1週間程度・最長1年以上
被害の規模や弁護士の力量などによって、費用や期間は左右するため、あくまで目安としてください。
一度売上が落ちて客足が少なくなってしまえば、被害は10~20万円では済まないでしょう。
弁護士費用を支払い、しっかりと削除を依頼したほうが安くなると予想できます。
弁護士の選び方!ホストラブ投稿を絶対削除したいなら必見
失敗しない弁護士の選び方のコツは、以下の3点です。
- コツ1:「ネットトラブル解決に特化した弁護士」として評判
- コツ2:ネットトラブルを解決した実績やスキルが掲載
- コツ3:変化の激しいネット関連の事情を理解してる
弁護士の探し方をふまえ、改めて前章「ホストラブの書き込み削除を弁護士に依頼する手順」を確認しておきましょう。
コツ1:「ネットトラブル解決に特化した弁護士」として評判
弁護士には得意分野があります。
ネットトラブルの対処が得意な弁護士に依頼したほうが、効率的かつ効果的にトラブル解決へと導いてくれる可能性が高いです。
ホストラブの書き込み削除は評判の良い弁護士に依頼しましょう。
まずはネット上で検索をかけた際は、「ネットの問題も対策しているか」という視点で弁護士や法律事務所のホームページを見てみましょう。
また、弁護士のレビューサイトを閲覧して、どの弁護士が評判があるのか確認するのも一つの手です。
コツ2:ネットトラブルを解決した実績やスキルが掲載
弁護士はスキルや実績を掲載しているケースも多いです。
ネットに関するスキルや実績があるホストラブ投稿削除の成功率が高くなることが期待できます。
ゆえに、 ITスキル、ネットトラブルを解決に導いた実績のある弁護士に依頼しましょう。
「弁護士 名誉毀損」「弁護士 誹謗中傷」と検索をかけ、弁護士や法律事務所のホームページにアクセスします。
ホームページ内で「実績」「スキル」といったページがないか確認し、過去に問題を解決したことがあるか確認しましょう。
コツ3:変化の激しいネット関連の事情を理解してる
弁護士の中にも、ネットに疎い方が存在します。
そのような弁護士に依頼すると、ネットトラブルの早期解決は期待できません。
「 ネット上の情報もしっかりキャッチできているか」というポイントも重視しましょう。
「直近のSNSでの誹謗中傷の事例にはどのようなものがあるか」「最近できた○○という匿名掲示板は知っているか」とさりげなく質問して、直近のネット事情を把握できているか確認しましょう。
まずはホームページを確認しましょう
注意!絶対に削除代行業者に依頼してはいけない理由
削除代行業者は「違法業者」ですので、企業・店舗の信頼を損なわないためにも、くれぐれも削除を依頼しないようにしましょう。
削除代行業者は「違法」
投稿の削除は、法律上みなさんが自力で行うことが前提にあります。
これを代行できるのは、弁護士だけと定められています。
ゆえに、弁護士以外が「削除代行」として投稿の削除を行うことは法律上認められていないのです。
つまり、弁護士でもない業者が削除を代行すれば、当然「違法」となります。
この違法行為を「非弁行為」と呼びます。
非弁行為は弁護士法第72条で原則的に禁止されている行為です。
(非弁護士の法律事務の取扱い等の禁止)
第七十二条 弁護士又は弁護士法人でない者は、報酬を得る目的で訴訟事件、非訟事件及び審査請求、再調査の請求、再審査請求等行政庁に対する不服申立事件その他一般の法律事件に関して鑑定、代理、仲裁若しくは和解その他の法律事務を取り扱い、又はこれらの周旋をすることを業とすることができない。ただし、この法律又は他の法律に別段の定めがある場合は、この限りでない。
引用元:e-Gov「弁護士法」
法律事務とは、法的な手続きなどに必要な事務処理のことです。
記載の通り、弁護士にしか認められていませんので、弁護士の真似をして削除を代行しようとする「削除代行業者」は違法とみなされます。
ゆえに、利用は控えましょう。
まとめ
3つのポイントをもう一度おさらいしておきましょう。
- ポイント1:弁護士に依頼する流れ
- ポイント2:弁護士ができること・すること
- ポイント3:選び方(費用・見極め方)
ホストラブの書き込み削除を依頼するならば、以上3点を押さえておけば大丈夫です。
良い弁護士に巡り合えることを願っております。
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