サイバーポリスをご存知ですか?ネット上で起きたトラブルを相談できる警察のことです。
何となくサイバーポリスの存在を知っていた方もいると思います。通報の仕方や通報先がわからなかったり、通報されたらどうなるかまではわからない方も多いのでは?

今回はサイバーポリスについて筆者が解説します。
サイバーポリス(サイバー警察)とは?目的は?
サイバーポリスとは警察機関のうちサイバー犯罪対策・捜査を行う組織の総称です。日本では「サイバー警察」とも呼ばれ、SNSでは「サイポリ」の略称で呼ばれることもあります。
IT社会の発展によりスマホやパソコンなどのIT機器は普及しましたが、そのIT機器を悪用したハッキングや権利侵害などのサイバー犯罪も懸念されるようになりました。こうしたサイバー犯罪に対応するために警視庁が設置しました。

ネットに特化した警察と言い換えるとわかりやすいでしょうか。
サイバーポリスに通報できる内容(対応できる事案)
サイバーポリスにはどのような内容であっても通報できるわけではありません。あくまでもネット上で起きたサイバー犯罪に該当するような行為に限られます。
サイバーポリスでは次のような相談や通報を受けつけているので、次のアクションにつながります。
ネット誹謗中傷
SNSで自分とわかる形で悪口や暴言など攻撃的なメッセージを書き込まれた場合、名誉毀損罪や侮辱罪が成立します。1人で悩む前にまずはサイバーポリスに通報してみましょう。

ネット詐欺被害
例えばフィッシングサイト(偽サイト)に口座やカード番号などの金融情報を入力し、金銭を騙し取られたという場合、詐欺罪が成立する可能性があります。サイバーポリスに通報してみましょう。
売春被害
違法な売春あっせんの被害にあった場合、売春禁止法・出会い系サイト規制法違反となる可能性があります。サイバーポリスの管轄です。
コンピュータウイルスによる被害
コンピュータウイルスの作成等は不正指令電磁的記録に関する罪に該当します。
わいせつな画像を送ってきた
わいせつ電磁的記録媒体陳列罪という犯罪が成立します。通報しましょう。
元交際相手にSNSで性的画像を晒された
私事性的画像記録の提供等による被害の防止に関する法律(通称リベンジポルノ防止法)違反です。通報しましょう。
不正ログイン
乗っ取りやなりすましなど他人のSNSアカウントに不正アクセスする行為は不正アクセス行為の禁止等に関する法律違反です。サイバーポリスに通報しましょう。
著作権侵害
アニメや漫画などの著作物の違法アップ、違法ダウンロードは著作権法違反です。見つけたらサイバーポリスに通報しましょう。
ゲームのチート行為
電子計算機損壊等業務妨害罪が成立します。サイバーポリスに通報しましょう。
マルチ商法の勧誘
マルチ商法自体は違法ではありませんが、「特定商取引法」に基づかない勧誘は違法です。まずはサイバーポリスに相談し、通報できる案件か精査してもらうと良いかもしれません。
全国のサイバーポリス(通報先)
各都道府県の警察本部にサイバーポリスが設置されています。通報先はこちらからこちらからご覧ください。
ただ、警察が捜査に充てられる人員や時間といったリソースは限られています。誰かの命を脅かすことがない犯罪については優先順位が低くなります。
優先順位を高めるためにはなるべく経緯から結果まで情報を登場人物と時系列を追いながら詳細に伝え、重大な事件が起きていることを細かく説明して捜査を促さなければなりません。
単なる相談程度だと助言だけもらって帰されるということも十分に考えられます。
サイバーポリスを動かす通報の仕方
通報の際は告訴状や被害届を届け出ることが有効です。
告訴状は犯罪を申告して国による処罰を求める刑事訴訟法上の訴訟行為、被害届は単純に被害に遭った事実の申告だけを行います。
受理されると捜査が開始されるのは告訴状ですが、厳密な手続きであるために証拠が足りないと受理されにくいという事実もあります。
サイバーポリスに通報する際は告訴状の作成を弁護士に相談することをおすすめします。

サイバーポリスに通報されたらどうなる?
サイバー警察は通報・相談を受けた後、事件性があると判断すれば捜査を行いますので、場合によっては逮捕や書類送検といったことが考えられます。
サイバーポリスの見分け方|ラインとTwitter
サイバーポリスはネットパトロールを行っており、内情を探るためによく質問をするそうです。
また引き下がろうとすると金額を提示するなどして思い留まらせるのも特徴とされます。
なんとしても本人に会うことが目的なので、一般的には引かれたり、やり取りを終えるメッセージを送ったとしても対面で会うことを求めてきます。
ネットパトロールの精度は上がっており、見分けるとすればこうした点を事細かに確認するしかありません。
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