誹謗中傷の書き込み削除は弁護士に依頼する方がスムーズ

弁護士に依頼したほうが確実なのではないかと思っている
自分で削除依頼をしたが削除されなかった
ネット上に誹謗中傷の書き込みが残っている

自力で解決するか弁護士に依頼するかで迷っているみなさん、ぜひ弁護士に依頼しましょう。

自力で解決しようとすれば、「成功」または「失敗」のどちらかしかありません。法的な知識に乏しければ、「失敗」の可能性も高くなります。

 

しかし、弁護士に依頼すれば、弁護士が懸け合い 「成功」または「最適な答え」のどちらかの結果を導いてくれますよ。

また、弁護士に依頼するにあたり、気になるのが弁護士費用でしょう。ゆえに、この記事では次のような内容を紹介していきます。

  • 弁護士に依頼するメリット・デメリットが分かる
  • 弁護士がどのように削除請求をするのかがわかる
  • 削除に必要な費用が分かる

この記事が「弁護士に依頼する」という決断に悩むみなさんの一押しになれれば幸いです。

それでは、解説していきます。

 

ネット上の書き込みの削除依頼を弁護士に任せるメリット8つ


弁護士に依頼するメリットは次の8つです。

  • 削除依頼全体の流れがスムーズ
  • 法的な手続きに関する知識と経験が豊富
  • 各種手続きを組み合わせる臨機応変さ
  • 削除の見通しが立つ
  • 削除の手続きで起こるトラブルを回避
  • 削除の手続きに必要な証拠の準備
  • 普段と変わらない実生活を送ることが可能
  • 手続きの際の精神的負担の軽減
こんなにメリットがあるんですか?
國次 将範
そうですね。弁護士に依頼する方が圧倒的にメリットが多いです。中でも一番のメリットは弁護士が精神的な支えとなってくれることですね。

弁護士に依頼するメリットを1つずつ解説していきます。

 

メリット1:削除依頼全体の流れがスムーズ

ネット上の書き込みは不特定多数の人物が閲覧可能です。そのため、放っておけば情報が拡散されてしまいます。

誹謗中傷の情報を拡散されないためにも、早急に削除を済ませる必要があるのです。

 

そこで、ネット上の書き込み削除の経験が豊富な弁護士に依頼すれば 、削除に関する手続きをスムーズに進められるため、おすすめです。

 

メリット2:法的な手続きに関する知識と経験が豊富

ネット上の書き込み削除には法的な知識が必要です。

書き込みの削除をサイトに依頼する際には、 「権利侵害」「保護法益」など法律に基づいた知識が必要になります。

弁護士に依頼しない場合は、これらの知識をほぼゼロから取得しなければいけません。

 

さらに、書き込みの削除には法的な手続きを行った経験も重要となります。

なぜなら、法律にどう違反しているのかをうまく立証しなければいけないためです。

弁護士ならば、その立証の経験も豊富であるため、法的な手続きを的確にこなしてくれますよ。

 

メリット3:各種手続きを組み合わせる臨機応変さ

ネット上で誹謗中傷の書き込みをされた場合、次のような手続きをふまなければいけません。

  • 削除申請
  • 犯人特定
  • 慰謝料請求
  • 刑事告訴

字面を見ただけでも混乱しそうですよね。これらの手続きはあくまで一例です。

 

弁護士はこのような手続きを被害の状況に応じて、臨機応変に組み合わせて、犯人に的確な罰を与え、誹謗中傷の責任を適切に取ってもらうことができます。

状況によって効果的な手続きの組み合わせは存在するため、知識豊富な弁護士に依頼するのが正確といえるのです。

 

メリット4:削除の見通しが立つ

自分だけの力だけで誹謗中傷の問題を解決しようとすると、本当に削除依頼が成功するのか不安を抱えるも多いです。

しかし、弁護士に依頼すれば、削除にどれだけの時間を要するのか、教えてくれます。

削除の見通しが立ち、誹謗中傷の問題が解決するまでの時間がわかるだけでも落ち着くことができるのです。

 

メリット5:削除の手続きで起こるトラブルを回避

ネット上の書き込み削除にあたり、誤って別のトラブルを発生させてしまうこともあります。

例えば、焦りのせいで投稿者や運営へ誹謗中傷、知識不足のせいで誤った削除請求を行ってしまうなどです。

こういった焦りや知識不足を解消できるのが、弁護士です。

そこで、弁護士が犯人とみなさんの間に入って交渉してもらうことで、そのようなトラブルを回避できます。

メリット6:削除の手続きに必要な証拠の準備

書き込み削除では、証拠の準備が必要になります。

自分で集めることもできますが、誹謗中傷の書き込みはネット上で起こったことなので、何が証拠といえるのかなかなか判断が難しいかもしれません。

しかし、弁護士ならば、根拠に基づき、証拠を的確に集めてくれますよ。

 

メリット7:普段と変わらない実生活を送ることが可能

もちろんみなさんには実生活もありますので、一日に書き込み削除にかけられる時間は限られていますよね。

しかし、弁護士に依頼すれば、証拠集めから手続きまで進めてくれます。

このように弁護士に準備をお願いすることで、書き込み削除の手続きに時間を割かずに済むのは非常に魅力的です。

メリット8:手続きの際の精神的負担の軽減

弁護士は心強いパートナーです。

自分一人だけで誹謗中傷問題を解決しようとすれば、失敗してはいけないという緊張感やストレスなどから、精神的なダメージは大きくなることが予想されます。

その点知識や経験に富んだ弁護士に依頼すれば、信頼できるパートナーとなり、安心感を得ることが可能です。

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弁護士に依頼するデメリット

書き込みの削除を弁護士に依頼する際のデメリットは、 弁護士費用がかかることです。

各手続きのたびに高額な費用が請求されるだけではなく、1件ごとに削除費用を払わなくてはいけません。

メリットの多さに比べてしまえば、弁護士費用の高さは妥当といえます。

 

しかし、削除を依頼する方の中には莫大な費用をかけるくらいならば、諦めるという方もいるかもしれません。

弁護士の中には、 高額な着手金が無料の弁護士もいます。そのような弁護士に依頼すれば、費用を抑えることができますよ。

もし弁護士費用が高額で弁護士に依頼することを諦めたい場合は、 着手金無料の完全成功報酬型の法律事務所を探してみましょう。

弁護士依頼はメリットばかりではなく、お金がかかるというデメリットもありますよね。
國次 将範
法的な手続きによっては弁護士に依頼しないと、ほぼ失敗するような難易度の手続きも存在します。削除を確実に成功させるためには、お金がかかっても弁護士は必須といえます。

 

弁護士に削除依頼をした場合の削除までの流れ

 

弁護士にネット上の書き込みの削除依頼をした場合、次の2つの手段があります。

  • 裁判外:サイト管理人やサイトの運営会社に交渉して、任意で書き込みを削除してもらう
  • 裁判手続:サイト管理人やサイトの運営会社に対して、仮処分や訴訟など裁判を起こす

「裁判外」が話し合いで解決を目指すことに対して、「裁判手続」は法的な措置を取って徹底的に責任を追及することを目指しています。

それではこの2つの手段について流れを見ていきましょう。

 

裁判外で削除依頼をする際の流れ

裁判外で書き込みの削除依頼をする場合、 弁護士が代理人としてサイトのお問い合わせフォームや管理者宛のメールアドレスから任意で書き込みの削除を依頼することになります。

サイト管理者が個人のケースと法人(運営会社)のケースで弁護士の対応が異なるため、その流れの違いを見ていきましょう。

サイトによって管理者の規模が変わったりするんですね。
國次 将範
そうですね。比較的管理者の規模が小さいブログやホームページ、管理者の規模が大きい匿名掲示板やSNS、レビューサイトなどさまざまなサイトが存在します。

 

裁判外:サイト管理者が個人のケース

サイト管理者が個人のサイトの場合、弁護士が代理人としてフォームやメールから削除依頼を行うことで、 管理人に事態の重大さを自覚させることが可能です。

弁護士に依頼する場合は、自力でサイトに削除依頼をする際と比べると、インパクトが異なるため、管理人に素早い削除対応を促すことができます。

まずは自力で削除依頼を行い、応答をしてくれない場合は弁護士に代理人として削除依頼をしてもらいましょう。

 

裁判外:サイト管理者が法人(運営会社)のケース

サイト管理者が法人(運営会社)の場合、弁護士からの削除依頼に応じて削除をすることもあるのですが、削除に応じないケースも少なくありません。

そこで、弁護士は犯人の投稿に対して、利用規約違反、権利侵害などを立証し、論理的に削除を申し立てることになります。

 

また、サイト管理者が個人のケースと比べると、運営会社のケースの方が削除対応に時間がかかる傾向が強いです。

サイト管理者が法人のケースでは、情報が拡散される可能性を考慮して、早めに弁護士に依頼して書き込みを削除してもらいましょう。

 

裁判外で削除依頼する際の注意点

裁判外で削除依頼をする際の注意点は3つあります。

 

注意点1:サイトによって任意での削除方法が異なる

サイトによっては、親切に削除フォームを設けているサイトもありますが、真逆に自分の削除依頼が削除依頼専用のスレッドに公開されるサイトも存在しますよ。

さらに、管理人に問い合わせるための窓口すら存在しないサイトも存在し、サイト管理者に書面を郵送しなければいけないサイトもあります。

このように サイトによって削除依頼の方法が異なるため、削除を依頼するサイトの削除方法をよく確認しておきましょう。

 

注意点2:裁判外では説得する力が試される

裁判外では、あくまで話し合いで管理者に削除の対応を求めるものです。

そのため、サイトに対して違法性や規約違反など削除に関する真っ当な理由が説明できないと、書き込みの削除は認められません。

 

ゆえに、裁判外で話し合いで解決したいときは、誹謗中傷の書き込みの何が法律や規約に違反しているかについて、管理者側にわかりやすく説明し、サイト管理者を説得しましょう。

「書き込みが●法の第●条に違反する行為だ」「投稿が利用規約第●条に違反している」などと具体的に説明できる弁護に相談すると良いです。

 

注意点3:必ずしも削除に応じてくれるわけではない

裁判外での削除依頼はあくまで任意ですので、例え弁護士に依頼しても必ずしも管理者が書き込みの削除に応じてくれるわけではありません。

書き込みを確実に削除して欲しい場合は、次の裁判外の手続きを行う必要があります。

 

裁判手続で削除依頼をする際の流れ

裁判手続の場合は、サイト管理者の規模に関わらず、強制的に書き込み削除可能です。

まず裁判手続で書き込みを削除するためには、裁判所に「仮処分」を申し立てる必要があります。

 

仮処分とは、裁判所が暫定的に権利侵害を認め、 権利侵害から対象の人物を守る措置です。

この仮処分が裁判所から下されることで誹謗中傷の対象となっている人物の権利を守り、権利侵害を行う投稿の削除を可能にします。

 

仮処分が下されれば、サイト側にいかなる理由があっても書き込みの削除が可能になるため、仮処分が裁判手続の鍵といえますね。

この仮処分の申立に法的な知識や経験が必要になるため、弁護士に依頼するケースがほとんどです。

仮処分がわかりにくかったんですが、何者なんですか?

 

國次 将範

仮処分は短時間で『権利侵害されている』結論が出る裁判だと思ってください。

裁判所が権利侵害を認めたから、権利侵害してる書き込みを削除できるんですね?
國次 将範
そうですね。裁判手続で削除依頼をする場合は裁判所にこの仮処分を下してもらえるかが重要になります。

 

裁判手続で削除依頼する際の注意点

裁判手続で書き込み削除のために仮処分を申し立てる場合、申請に費用がかかることに注意しましょう。

弁護士費用も裁判外で削除依頼をする際と比べると、やや高額になる傾向があります。

 

さらに、場合によっては裁判所に対して数十万円の担保金を収めなければいけません。(担保金は仮処分が行われた場合に返金されます。)

このように仮処分を裁判所に申請する際には、裁判外と比べて費用がかかることに注意しましょう、

 

弁護士に書き込みの削除を依頼した際の費用

弁護士に書き込みの削除を依頼する場合、弁護士費用の金額がどれくらいの額になるか下の表で確認していきましょう。

費用 金額
法律相談料 初回が無料の法律相談所もある/2回目以降は1時間10,000円程度
裁判外での削除依頼(任意での削除依頼) 100,000円~200,000円
裁判手続を用いた削除依頼(仮処分) 200,000円~300,000円

弁護士の中には着手金無料の完全成功報酬型の弁護士もいます。

着手金が無料になるだけで、弁護士費用が半額程度になるケースもありますよ。

ゆえに、費用を抑えたい場合は、着手金無料の弁護士を探してみましょう。

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まとめ

書き込みの削除を弁護士に依頼するメリットは共通して、裁判外や裁判手続で削除に関する法的で難しい手続きをすべて依頼できる点です。

デメリットは費用がかかることですが、着手金無料の弁護士ならば費用を抑えることができます。

 

弁護士ができることは削除依頼だけではありません。

ほかにも、犯人特定、慰謝料請求、刑事告訴などの手続きも依頼できます。

誹謗中傷の犯人に適切な罰を与えるためにも、弁護士に依頼する必要があると言えます。

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誹謗中傷対策
この記事の監修者

インターネットの誹謗中傷対策、削除の専門家。5ちゃんねるを始めとする、各種書き込みの削除、下位表示させるプロ。特に企業案件を得意とし、ネガティブな口コミ、サジェストキーワードを常に監視、対策している。携わった案件は1,000以上。お困りの場合は、以下↓LINEからお気軽にお問い合わせください。

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