最近「ダイエットサプリ」「育毛材」「脱毛ジェル」などを、あたかもコンプレックスを悪と感じさせるような、悪質なyoutube広告が増えましたよね。
正直なところ「鬱陶しい」「気持ち悪い」と感じているでしょう。
今回はこういった悪質なyoutube広告を通報する方法を丁寧にお伝えします。「通報できない(通報の仕方がわからない)」という方もぜひご覧ください。
後で詳しく解説しますが、程度によっては広告主のアカウントを凍結できる可能性があります。
youtube広告で不快な思いをしたら、この記事で正しい通報の仕方を学んでいってくださいね。
youtube広告を通報する方法【手順・流れ】
以下の流れを覚えておきましょう。スマホアプリやブラウザ版ですが、パソコン版でも同様の方法で通報できます。
ステップ1:iマーク(情報アイコン)をタップ
タップします。
ステップ2:マイアドセンターを開き、「広告を報告」
マイアドセンターというポップアップメニューが出るのでタップします。
マイアドセンターとはGoogleが2022年に追加した、ユーザー側で表示される広告を調整する機能のことです。この機能を利用し、広告を通報します。
ステップ3:「ご要望の説明として最も近いものを選択してください。」
3つの中から通報理由に沿ったものを選びます。
- Google 広告のポリシーに違反した広告(例: 詐欺にあたる内容、不適切な内容、危険な内容)
- 法令違反(例: 著作権侵害、商標または偽造に関する違反)のため、削除する必要がある広告
- 1つの会社の広告が複数表示されている(「不当な手段による利益の獲得」ポリシー)
著作権侵害や商標権侵害でなければ、基本的には1つ目の「Google 広告のポリシーに違反した広告(例: 詐欺にあたる内容、不適切な内容、危険な内容)」で通報することになると思います。
ステップ4:近しい項目を選ぶ
ステップ3で「「Google 広告のポリシーに違反した広告(例: 詐欺にあたる内容、不適切な内容、危険な内容)」」を選んだ場合、次の5つの項目が選べます。
問題のyoutube広告に当てはまりそうなものを選びます。
ステップ5:そのほか記入して報告を確定させる
「メール」に自分のメールアドレスを記入しましょう。基本的にこの手の通報は匿名ですので相手に自分のメールアドレスが開示される心配はないです。
ただし、著作権侵害のような法的な申し立ての場合、相手に自分の情報が開示されることがあります。
ステップ4を選んだ状態で下部にスクロールすると「他に情報がありましたら、ご入力ください」とあるので、通報するyoutube広告のどの部分が問題と感じたのか、通報理由を明記しましょう。
youtubeで広告を通報したらどうなる?
youtube上で通報された内容はgoogle(youtube)側で慎重に審議され、不適切な広告と判断された場合、次のいずれかの対応がとられます。
- 問題のyoutube広告の配信停止
- 出稿者による広告掲載の停止
ゆえに広告の出稿者に制裁(ペナルティ)を与えさせたいのであれば、通報は有効な手段となります。
youtube(google)の広告ポリシーを理解して適切な通報を心がける
youtube通報機能の本来の目的はポリシー違反の発見と運営への報告です。
ゆえに「気に障ったから通報」と感情的な理由で通報しても、運営には対処してもらえないと思います。
大切なのはGoogleのポリシーを理解して広告のどの辺りがポリシーに違反しているか説明できること、です。
youtubeで広告を通報するときはどのポリシーに違反してるかまで説明できるようにしておきましょう。
例:悪質なコンプレックス商材広告は、広告ポリシーの「不適切なコンテンツ」として通報
例えば最近のyoutube広告で多い、漫画風のコンプレックス商材広告ですが、これはGoogle広告ポリシーの禁止コンテンツに該当します。
youtubeのコンプレックス商材広告の傾向として、コンプレックスを感じているのに行動しないことを悪としたり、特定の身体的特徴を悪としたりと、偏見や差別を助長するような表現が多いです。
こうしたコンプレックス商材広告を通報する際は以下の手順です。
- 「iマーク(情報アイコン)」、マイアドセンターを開いたら「広告を報告」をタップ
- 「「Google 広告のポリシーに違反した広告(例: 詐欺にあたる内容、不適切な内容、危険な内容)」」を選択
- 「暴力的または危険なコンテンツである(憎しみ、危害、差別、冒とく、動物への残虐行為、武器および兵器、爆発物、違法薬物)」を選択
- 下にスクロールし「他に情報がありましたら、ご入力ください」に、偏見や差別を助長しており、Googleの広告ポリシーの「不適切なコンテンツ」に該当することを告げる
物によっては「性的なコンテンツ」や「ヘルスケア、衣料品」の禁止コンテンツに該当しているかもしれません。
ポリシーと問題のyoutube広告をよく確認して、どんな通報理由で通報するか、考えておきましょう。
youtubeの広告を通報しまくるとどうなる?
ポリシーに明記されているわけではありませんが、複数回通報しても広告が停止されるわけではありません。
通報の目的は「規約違反の報告」ですので、Google(youtube)からすれば一度報告されれば事態の把握には十分です。何度通報したところで結果は変わらないです。
むしろ報告しすぎると通報機能を悪用したスパムと見做される可能性もあるので、通報は一度のみにしましょう。
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