今回は、検索エンジン上に表示されている情報の削除方法をお伝えしていきます。

一日に大勢の人が利用する検索エンジンですので、早く手を打ちたいですよね。
そこで今回紹介するのは 「検索エンジン上の情報の削除方法」です。
検索エンジン上の様々な問題が想定されますので、複数の対処方法をまとめた内容となっています。
迅速に削除を成功させたい方はぜひこの記事をご一読くださいませ。
それでは解説していきます。
どの検索エンジンの場合でもまずは元のページの削除から
どの検索エンジンの場合でも始めにすることは同じであり、「 検索結果に表示されているみなさんの名前が勝手に記載されているページの削除」となります。
まずは検索結果上に表示される問題のページに対して、記事の削除依頼を出しましょう。
削除の対象は、「〇〇はバカ」「〇〇は詐欺師」など自分の名前が明確に記載されているページに限ります。
削除依頼の流れはどのサイトでもほぼ共通しています。
- ステップ1:問題のページを管理するサイトの規約をチェック
- ステップ2:問題のページをサイトの管理者(運営会社)に「規約違反」として報告
- ステップ3:サイトの管理者(運営会社)がページを規約違反として削除
この流れが順調に進めば、削除・修正が完了します。



ぜひそちらを参考にしていただければと思います。
ここからは有名なサイトに対する削除依頼例をいくつか紹介します。
紹介できなかったサイトについても同様の流れで削除依頼が可能ですので、参考にしていただければ幸いです。
2ちゃんねる(5ちゃんねる)
2ちゃんねる(現・5ちゃんねる)への削除依頼は以下のような流れとなります。
- ステップ1:2ちゃんねる(5ちゃんねる)の削除ガイドラインを確認
- ステップ2:ガイドライン違反を確認したら、削除依頼板、削除要請メールを送信
また、類似の掲示板サイトとして2ちゃんねる(2ch.sc)も存在します。
こちらも削除ガイドラインを確認してからの削除となりますが、削除依頼は削除依頼板しか受け付けていないので注意しましょう。
投稿・掲示板などの削除は運営ではなく、「削除人」と呼ばれるボランティアが担当しています
そのため、 削除はこの「削除人」に依頼する形式となります。
詳しい流れや約束を理解して、検索結果に表示されている2ちゃんねるの記事の削除を依頼しましょう。

ホストラブ(ホスラブ)
ホスラブの書き込み削除方法は以下の通りです。
- ステップ1:まずは各地方の削除ガイドラインで投稿が削除できるタイプか確認
- ステップ2:各地方の削除依頼フォームにアクセス「スレッド番号」「レス番号」「削除理由」を記入(まだ送信しない)
- ステップ3:「5つのコツ」を確認し、記入内容を見直す
- ステップ4:送信(96時間以内に削除対応)
若干の違いはありますが、 2ちゃんねる同様に削除ボランティアに依頼する形となります。
記入のコツをふまえながら、削除を依頼しましょう。

爆サイ
爆サイの投稿を削除依頼フォームから依頼する方法があります。
記入のコツもあるのでそちらをふまえながら、問題の投稿・ページに削除依頼を出しましょう。
爆サイを普段利用しない方でもわかりやすいように説明を加えましたので、ぜひ参考にしていただければと思います。

転職会議
転職会議についても、お問い合わせフォームから、運営に直接削除依頼を送る方法があります。削除方法をふまえて削除を依頼しましょう。

価格.com
クチコミ掲示板の「お問い合わせフォーム」または「ユーザーレビュー」のお問い合わせフォームからたったの3ステップで削除依頼可能です。
- ステップ1:必要事項の記入
- ステップ2:「お問い合わせ内容の詳細」に規約違反と削除理由を記入
- ステップ3:確認して送信
お問い合せ内容に記入する 削除理由の例文やどのような利用規約があるのか確認しながら削除を依頼しましょう。

Twitterのツイートが検索結果上に反映される場合もあります。
ツイート自体の削除依頼方法は非常に簡単な方法です。
ツイートの削除を依頼しましょう。

利用規約を確認しながら、投稿を削除しましょう。
- ステップ1:証拠の準備
- ステップ2:Facebookの利用規約の確認
- ステップ3:投稿の報告
1つ1つのステップを丁寧に解説しています。

YouTube
検索結果に表示されるのはページだけではなく、動画もあります。
特定の個人を名指しで誹謗中傷するような動画も存在するので、動画の削除依頼を申し出ましょう。
以下の3つのケースに応じた削除方法で対処できます。
- 削除方法1:プライバシー侵害・肖像権侵害
- 削除方法2:特定の個人への誹謗中傷・名誉毀損
- 削除方法3:企業への誹謗中傷・名誉毀損
状況に応じた削除依頼方法で悪質な動画の対処を行いましょう。

削除に失敗?弁護士に相談しましょう
残念ながら、ページの削除依頼は絶対に成功するとは限りません。
そのため、失敗するケースもあることを考えておく必要があります。
万が一失敗した場合でも、ページの削除を弁護士に依頼することで削除できる可能性があります
まずは弁護士を見つけましょう。
- ステップ1:弁護士を探す
- ステップ2:ネットトラブルを専門としたネットに強い弁護士を選ぶ
- ステップ3:選んだ弁護士と法律相談する
- ステップ4:弁護士に該当するページの削除を依頼する
- ステップ5:弁護士が交渉・訴訟を行う
- ステップ6:弁護士がトラブル解決に導く
ページ削除までのステップ以上6ステップです。
本当に 弁護士に依頼する際は具体的な流れと費用・期間、見つけ方のコツ・方法は必ず確認しておきましょう。
良い弁護士に巡り合うための方法をご紹介していきますよ。




詳しい方法は割愛しますので、方法や慰謝料の額を知りたい方はぜひ参考にしてください。

それでも削除できないときは検索エンジンに報告




ページの削除依頼などを行ってページを削除できても、検索エンジン上から情報が消えていないケースはよくあります。
そのような場合は、検索エンジンに連絡して情報の削除を報告しましょう。
検索結果に残る情報をGoogleに削除してもらう方法
Googleの検索結果を削除する方法は以下の2通りです。
- 方法その1:「Googleからの情報の削除」から削除依頼
- 方法その2:「法的な削除リクエスト」から削除依頼
1つ目は Googleの規約違反としてページを報告するもので、2つ目は 法律の違反としてページを報告するものです。
具体的な方法を確認しながら、削除依頼を送りましょう。

検索結果に残る情報をYahoo!に削除してもらう方法
Yahooの検索結果上に問題のページがまだ表示されている場合は、以下のステップで削除を進めていきましょう。
- ステップ1:「Yahoo!検索 – 検索結果に関する情報提供フォーム」にアクセス
- ステップ2:確認画面が表示されるので「次へ」
- ステップ3:案内通りに送信内容を記入
- ステップ4:「詳細」の記入欄に「サイト管理者にページの削除を依頼してページが削除済みであるにもかかわらず、依然として表示されたまま」という主旨の削除理由文を記入
- ステップ5:「次へ」を押して確認画面に映り、内容に誤りが無ければ送信
以上の5ステップをふまえて、検索結果に残る情報を削除していきましょう。

検索結果に残る情報をBingに削除してもらう方法
Bingの検索結果上に問題のページがまだ表示されている場合は、以下のステップで削除を進めていきましょう。
- ステップ1:「コンテンツのURL」に削除済みページのを記入
- ステップ2:「削除タイプ」は「ページの削除」を選択(表現を一部修正などの対応をされた場合は「削除タイプ」はまず「古いキャッシュを削除」を選択、削除された部分の表現を「キャッシュ済みページのテキスト」にコピペ)
- ステップ3:「送信」
送信すれば下部の「送信履歴」にURLごとのコンテンツの削除依頼が表示されます。

Facebook等のSNS上の名前が表示される場合
SNS上で使用している名前が検索エンジン上に表示される場合があります。
これはSNS上の設定を変更することで非表示に設定することが可能です。
Facebookの場合
SNSの中でもFacebookの場合、実名を利用しているケースが非常に多いです。
そのため、検索エンジン側に実名が表示されてしまう可能性が高いです。
これは設定で非表示できます。
- ステップ1:Facebookの「設定」ページを開く
- ステップ2:横の「プライバシー」タブを開く
- ステップ3:「検索と連絡に関する設定」の「Facebook外の検索エンジンによるプロフィールへのリンクを許可しますか?」の横の「編集する」
参照元:「プライバシー」タブ
- ステップ4:「Facebook外の検索エンジンによるプロフィールへのリンクを許可する」の横のチェックを外す
参照元:「プライバシー」タブ
- ステップ5:「オフにする」を選択
参照元:「プライバシー」タブ
これで検索エンジンに表示されなくなります。
Twitterの場合
検索エンジン上にはFacebookだけではなく、Twitterのアカウントが表示される場合もあります。
Twitterの場合は、Facebookのように紐付けを解除する設定はありません。
そのため、検索エンジンに表示されないためには「工夫」が必要になります。
その工夫が「ツイートを非公開にする(通称:鍵アカウント)」です。
- ステップ1:「設定とプライバシー」を開く
- ステップ2:「プライバシーとセキュリティ」を開く
- ステップ3:「ツイートを非公開にする」にチェックを入れる
これで鍵アカウントの設定が完了します。
本来Twitter上で他のユーザーから自分のツイートを閲覧できなくするための設定です。
一定期間後に設定が検索エンジンに反映され、検索エンジンに表示されなくなるとされています。
それでも消えない場合は、 最終手段としてユーザー名を変更しましょう。
不安な方へ!”クローラ”と”キャッシュ”の存在
検索エンジン上から削除した情報が完全に消えるには、どうしても時間がかかります。
ゆえに「この記事で紹介された内容を試したけど、本当に削除ができるのか」と不安に思うかもしれませんね。
そこで検索エンジン上に存在する「クローラ」と「キャッシュ」というシステムのしくみをご紹介します。
このクローラ・キャッシュの仕組みを納得するだけでも、気持ちが落ち着くのでぜひ参考にしていただければと思います。
まずキャッシュとは
キャッシュとは、 検索エンジン上などに保存されているデータのことです。
このキャッシュがあると、一度読み込んだページが高速で読み込みが可能になります。
とにかく「”キャッシュ”は素早く表示するためのデータ」と覚えておきましょう。
実はこのキャッシュの中にはネット上から消したはずのデータも含まれており、検索エンジン上からなかなか情報が消えてくれない原因となっています。
サイト上からページを削除させても、検索エンジン上にしつこく残るのはこのキャッシュが原因というわけですね。
つまり、みなさんがすべきことは、 検索エンジン上に残るこの「キャッシュの削除」です。
このキャッシュはデータが入る「器」のようなもので、通常データがいっぱいになると古いデータから削除されていきます。
つまり、データが古くなるのを待てば、消したはずのデータが保存されていればキャッシュも削除されるということです。
簡単に言い換えると、「待てば削除される」ということですね。


クローラとは
クローラとは、ネット上のキャッシュなどを管理するロボットのことです。
検索エンジンによって名称は異なりますが、どの検索エンジンにも同様のしくみが存在します。
しかし、ネット上にあるページの数は1兆ページを軽く超えています。
そのような膨大な量のページのキャッシュを人間の手でさばくのはとても現実的とは言えません。
そこで検索エンジンには、「クローラ」のような形でネット上の情報を管理してくれるプログラムが用意されているわけですね。
このクローラが情報の削除を検知し、情報の削除を検索エンジン上に反映させることで初めて情報が検索エンジン上に表示されなくなります。
言い換えると、クローラがやってこない限り、検索エンジン上から情報は削除されません。
しかし、いくら人間の手よりも高速で削除できるプログラムでも、処理できるデータには限界があります。
そのため、クローラは優先順位はつけて、各サイト・ページを徘徊し、キャッシュの更新の有無をチェックします。
クローラがなかなかやってこないのは、優先順位が低いサイト・ページであるためです。
それでも、打つ手なしというわけではありません。
検索エンジン側に直接「 情報は削除したよ」を伝えてあげればよいのです。


まとめ
検索エンジン上から自分の名前を削除するためには、以下の流れで削除できましたね。
- ステップ1:問題のページを管理するサイトの規約をチェック
- ステップ2:問題のページをサイトの管理者(運営会社)に「規約違反」として報告
- ステップ3:サイトの管理者(運営会社)がページを規約違反として削除
この時点ではキャッシュ・クローラのシステム上、検索エンジン上にデータが残っています。
そのため、検索エンジン側に報告して、情報を更新してもらい、削除の結果を反映させましょう。
一度ではなかなか難しい内容ですので、不安な場合はこの記事を参考にしていただければと思います。
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